ambiente2014のパートナーカントリーに日本が選出

日本は、ドイツ・フランクフルトで開催される世界最大級の消費財見本市「ambiente(アンビエンテ)」の2014年パートナーカントリーに選出された。デンマークとフランスに続き、ヨーロッパ以外の国では初めてとなる。会期は2014年2月7日から11日の5日間、ドイツ・フランクフルト国際見本市会場で行なわれる。

パートナーカントリーは、「アンビエンテ」全体のなかでも、中心的なプログラムとして、出展者によるイベントなどさまざまな行事が組まれる。これまでは、デンマークのベネディクト王女、女優でデザイナーのカトリーヌ・ドヌーブ氏、フランスの手工芸・商業・観光担当大臣のシルビア・ピネル氏が、パートナーカントリープログラムで行なわれるイベントに出席するなど、話題となった。

今回、「パートナーカントリージャパン」プログラムの大使には、東京工芸大学の教授でもあり、国際的に著名な橋本夕紀夫氏が決定、特別展示をプロデュースする。橋本氏は、特別展示のテーマについて「これまで日本の文化を象徴的に紹介する際には、侘び・寂びやZENのような静的なイメージで伝えられることが多かったが、今回の企画では、日本のアクティブでエンターテインメント性に満ちた楽しい側面を伝えていきたい」と語った。

また、海外見本市へジャパン・パビリオンを組織し、日本企業の海外販路拡大を支援するジェトロは、前々回・前回に引き続き、アンビエンテへのジャパン・パビリオン設置を決定。パートナーカントリーと重なる今回は人気のLoftホールに好位置を確保するなど出展効果が見込まれるとしており、8月上旬を目処に募集の開始を予定している。ちなみに、前回2013年のジャパンパビリオンには20社が参加し、合計商談件数は800件、うち見込みを含む300件弱・2億5000万円弱の成約があった。

「アンビエンテ」は、33万㎡におよぶ展示スペースに、テーブル・キッチン用品、ハウスウェア、ギフト用品や装飾用品、家庭用品が集結する国際見本市。2013年には、81か国から4688社(ドイツ国内1145社・国外3543社)が出展し、140か国以上から14万人が来場する。