6月19日から24日まで、タイ国政府コンベンション・アンド・エキシビション・ビューロー(TCEB)さんの取材で、タイのバンコクとクラビを訪れました。
TCEBさんのツアーでなんといっても気持ちがいいのは、空港でのお出迎え。飛行機を降りてすぐ、入国審査の前にプラカードをもって係の方が待っていてくれます。他の旅行客に方には申し訳ありませんが、バギーで楽ちん移動!“プレミアムレーン”では列に並ばずに、入国審査と通関を終えて、5分ほどで空港を出れてしまいます。
「ウチの国はゲートをフルオープンするので、すべてが“プレミアムレーン”だ」というのを聞いたことがありますが、この優越感たるや。私などすっかり自分が偉くなったと勘違いしてしまいました。非日常を求めるインセンティブには、この手のサービスは、早い・便利という以上に使えると思うのですが。「荷物預けてたら一緒じゃない」とか「大きなグループだったら普通のレーンより混むんじゃないの」ということはこの際忘れましょう。
宿泊先の「ソフィテル So バンコク」に着きますと、ウェルカム・ドリンクを飲みながら、優雅にチェックイン(待ってるだけです)。行く先々で至れりつくせりのおもてなしだと喜んでいると、疲れをとる間もなく別のホテルの視察に向かいます。さすがはあごあし付きツアー。次から次へと視察が組み込まれ、やたらタイトなスケジューリングなのです。
なんと言うんでしょう。にこやかに近づいてきて握手するやいなや、急にもの凄い力で振り回され、その後に頭をナデナデされるような、変なバランスなんです、視察ツアーって。
ともあれ、バンコク市内の中心部を流れるチャオプラヤー川をボートで渡って最初の視察ポイント「ザ・サイアム・ホテル」へ。地理に詳しくてある程度の年齢の方は覚えているかもしれませんが、メナム川と学校で教わっていたのが、このチャオプラヤー川なんだそうです。現地でメナム・チャオプラヤーと呼ばれていたのを、外国人(日本人?)が前の方だけとってメナム川と略したのが広まったようですが、メナムというのが『川』という意味で、「かわ川」と呼んでいたことにだいぶ後になって気づいたということらしいです。
ともあれ「ザ・サイアム・ホテル」のレストラン「Chon Thai Restaurant」は、暗めの落ち着いた照明が大人の雰囲気を醸しだしていました。お味は外国人向けの設定なのか、スパイシーさを押さえており、タイの料理になれているアジア軍団には少しもの足りなかったかもしれません。
食事の合間にはタイのドールダンスのパフォーマンスが。お人形さんを操るダンスなのですが、この夜は特別に人形ではなく人間を操るというもの。タイの人も「人間バージョンは見たことないよ、貴重です」と喜んでいました。
すべての料理が美味しかったのですが、もっとも私の印象に残ったのはデザート。
マンゴとお餅のようなスティッキーライスとココナッツアイスの盛り合わせ。ダイエットのことはすっかり忘れて完食いたしました。
さて、次回こそはTCEBの記者会見のもようとプロモーション戦略についてお届けします。