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日本イベント産業振興協会(JACE)は、「平成25年 イベント市場規模推計報告書」を発表した。
報告書によると、平成25年におけるイベント市場規模は3兆8374億円と試算されている。これは、来場者消費額のうち、イベント会場内の支出のみを利用して推計したもの。カテゴリー別にみると、博覧会1880億円、会議イベント4200億円、見本市・展示会3786億円、文化イベント3471億円、スポーツイベント6769億円、フェスティバル5761億円、販促イベント2262億円、興行イベント*1兆245億円。*平成25年より追加
また、支出の概念を拡大し、イベントに対するさまざまな支出(イベント出発前の支出、交通費、宿泊費、イベント会場外での支出、イベント後の支出)を合わせて推計した同年のイベント市場規模は15兆1444億円となった。
なお、同調査はJACEが平成16年から21年まで継続してきたもの。一時休止していたが、今回の25年版の発行に当たって、常務理事の原正彦氏は「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて日本人のイベントにおける消費と意識は大きく変化していく。変化の大きさを示すこの時期にこそ調査を再開し、今後のイベントの価値を再定義する指標としたい」としている。
今回から市場規模に加え、「イベントに対する意識の実態」を追加調査している。“イベント会場では参加者の自己責任が問われると思う”など、50の質問を4段階評価で問うもので、年代別で意識の違いなどがわかる内容となっている。
同報告書は、JACE会員・関係機関に順次配布の予定。また、一般向けにも販売される。定価は1万円(税抜・送料別)。詳細および申込みは、JACE(TEL:03-3238-7821)またはホームぺージ http://www.jace.or.jp/まで。