裏方の面白さに気づき、はまってほしい
―学生にメッセージをお願いします
笹本 現物に触れ、音響や映像機器によってリアルに体感するというのは、程度の差こそあれ誰しもが知っている世界観だと思っています。その楽しさを第3者に伝える仕事があることをまずは知っていただきたいです。主催者や出展企業の思いを、形として表現することで来場者の方々に伝わる空間づくりを支える、そんな裏方の面白さに気づき、はまっていただければこれ以上嬉しいことはありません。
秋山 展示会やイベントの仕事は集中力や柔軟な判断力などいろいろな力が求められますが、さまざまな人と協力し合い1つのものをつくりあげる、チームでの一体感や達成感を得られるといったやりがいと面白さがあると思っていますので、ぜひ飛び込んできてください。
渡辺 展示会やイベントも今までとは異なった会場で実施したり、デジタルテクノロジーを使ったイベントなど、新たな領域も求められるようになっています。海外にも広がりを見せるなど、本当にいろいろなことが求められ、また、それができる業界です。ぜひ新しい感性で、新しいイベントづくりにチャレンジしてください。
藤原 展示会を作るということは「展示会のメーカ」になるということです。しかしメーカと言っても、デザインだけするのでなく、製品が完成するまで関われる、「最初から最後まで関われるメーカ」だということです。そんな展示会ビジネスのダイナミックさを、もっともっと知っていただければ幸いです。
-ありがとうございました。業界発展のために少しでも多くの学生さんたちが、この業界に関心を持ってくれることを心から望みます。