本日8月29日、東京ビッグサイトで外食産業に関する食品・飲料・設備・サービスなどが一堂に集まる「外食ビジネスウィーク」が幕を開けた。
オープニングセレモニーでは実行委員長である堀正人氏が「外食産業界には人材不足やインバウンドへの対応、安全安心など多くの課題がある」とした上で、3つの展示会を新設しリニューアルした外食ビジネスウィークはその課題解決の場になると語った。
今回新設されたのは「洋食レストラン産業展」、「ホテル・旅館産業展」、「飲食店繁盛支援展」の3つ。
「洋食レストラン産業展」は国内で最も店舗数の多いレストラン業態に特化した展示会で、洋食に特化した食材・飲料を探し求めるバイヤーや、食材・飲料を加工するための設備・機器導入を検討する購買担当者、集客サービスを求める店舗責任者などが来場した。
「ホテル・旅館産業展」ではホテル・旅館業界をはじめとする宿泊業界に向け、出展者による宴会・ウエディング需要に対するPR・新規取引先開拓・販路拡大が行われた。
「飲食店繁盛支援展」は店を繁盛させるため、他店との差別化を図る設備・サービスが数多く展示され、繁盛につながるヒントを求め来場した経営者や店舗責任者の足を止めた。
また、「居酒屋産業展」内には客に「もう一杯」オーダーしてもらえるドリンクメニューの提案を行える機会を提供する“アルコール・ソフトドリンクパビリオン”と、普段目にする機会の少ない地方の名産品が集う“全国名産品パビリオン”の2つが、「飲食店繁盛支援展」内には外食業界の成長を左右するインバウンドとアウトバウンドをテーマにした“フードビジネス インバウンド・アウトバウンドパビリオン”が設置され、より専門性の高い商談が行われた。
ほかにもA~Dの4カ所に設けられたセミナー会場の席が埋め尽くされるなど、来場者が少しでも成果や情報を持ち帰ろうと積極的に行動している点が印象に残る初日だった。
同展は31日までの開催となっているため、残り2日間も余さずチェックしておきたい。