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「東京ゲームショウ2020 オンライン」Amazonに特設会場を設置

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2020年9月23日から 27日にオンライン上で開催する「東京ゲームショウ2020 オンライン」(TGS2020 ONLINE)の特設会場を、Amazon のサイト上に設置すると発表した。

特設会場はAmazonサイト上の特別ページに設置。メイン会場と相互リンクを設定し、スムーズな往来を可能とする。特設会場では24日から4日間にわたりTGS公式番組や出展社番組、eスポーツ大会の配信、商品や関連グッズの販売、日本ゲーム大賞の発表のほか、Amazon特設会場独自の協賛社ページも設置。コンテンツの多くが、メイン会場だけでなくこの Amazon特設会場でも視聴できることになる。

特設会場の設置により、これまで TGSに参加したことのない層の参加を促し、より大勢にゲームやテクノロジーの未来を体験してもらうことが目的。また、商品購入への導線がスムーズになることで、より快適に関連グッズ等のショッピングが楽しめる。

TGSがオンラインのみで開催されるのは、24年の歴史で初。CESAではAmazon.co.jpによる公式な取り組みの実現を皮切りに、史上初だらけの挑戦に臨む姿勢だ。

国際会議の誘致・開催の成功事例を募集「2020年度国際会議誘致・開催貢献賞」

日本政府観光局(JNTO)は日本への誘致に成功した、または日本で開催した国際会議の優秀事例を表彰する「2020年度 国際会議誘致・開催貢献賞」の募集を開始した。

賞は国際会議開催件数の増加を目指すことを目的に実施されており、「国際会議誘致の部」「国際会議開催の部」の各部門が用意されている。

「国際会議誘致の部」は創意工夫により効果的な誘致活動を行い、諸外国との競争の結果誘致に成功した事例を表彰するもので、2019年度の受賞では約20か国から900名が参加予定の2021年「9th International Discussion Meeting on Relaxations in Complex Systems」や、競合都市韓国、オーストラリアのうちから選ばれた2023年開催予定の「2023 IEEE International Magnetics Conference(INTERMAG2023)」、戦後60年以上に及ぶ市民と行政の協働によるばらのまちづくりや、市民が“ローズマインド(思いやり・優しさ・助け合いの心)”を大切に育んできた取り組みが認められ、誘致に成功した「第20回世界バラ会議福山大会2024」が受賞した。

「国際会議開催の部」はすでに開催した国際会議で、優れた会議運営を行い今後の模範となることが認められた会議を表彰するもので、2019年度は52か国から3700名が参加(海外:2000名、国内:1700名)し、夜のイベントでは清水寺を利用して約1400名に日本ならではの特別な体験を提供するなどした「第5回国際組織工学・再生医療学会 世界会議2018」や、「2018年第11回国際水協会(IWA)世界会議・展示会」など6つの国際会議が受賞した。「2018年第11回国際水協会(IWA)世界会議・展示会」は会場内にウォーターサーバーを設置し参加者にステンレス製のマイボトルを配布することで水道水を試飲してもらい東京の水環境の安全性をアピールしたことや、ペットボトルを使用しないことで持続的且つ先進的な会議運営を行ったことなどが評価された。

応募対象は2019年4月1日から2020年3月31日に誘致が決定、または開催が終了した国際会議で、開催期間が1日以上で参加者総数は50名以上、かつ参加者の国籍が3か国以上(日本を含む)のもの。応募は10月2日17時まで。

受賞団体の主催者は2021年2月24日に東京国際フォーラムで開催予定の「国際MICEエキスポ(IME2021)」で表彰される。

今年の表彰式の模様

 

8月からのイベント人数制限緩和「専門家の意見も聞き慎重に検討」 

西村康稔経済再生相は18日の記者会見で、8月1日以降のイベント開催制限の緩和について以下のように言及し、「基本的には慎重に考えないといけないと思っている」と述べた。

→最新記事:政府 イベントの人数制限緩和を見送り、8月末まで延期

「現在、大規模イベントでの感染は非常に限定的だと理解しているが、小さな劇場はじめ全国でも感染が認められている。

イベントに関してはエビデンスに基づいてガイドラインを考えていかないといけないとは思っているが、この足元の感染が高い水準で推移している中、大規模イベントを緩和すれば当然、その分人の移動が起こることになる。

埼玉県でもさいたまアリーナはじめ、様々なイベントについて5000人の制限があるが、この制限を外してしまうと大規模会場だと1万人、2万人の規模で開催ができるようになり、東京からの人の移動も起こる。

こうしたことを考えると、基本的には慎重に考えないといけないと思っている。」と述べ、「このことについては近いうちに分科会を開くなどして、専門家の意見を聞いて考えていく」とした。

(↓現時点でのイベント開催制限の段階的緩和の目安)

(↑内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室HPより)

「Go Toイベントキャンペーン」開始時期は感染の状況みながら

17日、梶山経済産業大臣は閣議後に記者会見で「Go Toイベントキャンペーン」と「Go To商店街キャンペーン」の見通しについて質問に回答した。

→最新記事:政府 GoToイベントキャンペーンは10月中旬からチケット販売事業者、イベント主催者を募集開始

梶山大臣は「状況を見ながらだ。各業界でガイドラインに沿って新型コロナウイルスの感染拡大対策をしっかりしていただいたうえで実行をしていくということだと思う」と述べ、「Go Toイベントキャンペーン」(詳細はこちら)と商店街の催しなどを補助する「Go To商店街キャンペーン」の事務局の募集は「予定通り今月21日に締め切り、翌週の第三者委員会による審査を経て委託先を決定する」と述べた。

また「8月中旬から商店街等の募集をしたいと考えているが、感染の状況、拡大しているのか収束に向かっているのかということを踏まえながら、地域的なこともあるが開始時期や実施方法は今後決定する」と述べた。

MICEの未来を考えるイベントが全国各地でハイブリッド開催へ

日本コンベンション研究会は7月24日、「MICEフューチャー・アクション ~新たな日本のMICEショーケース~」を全国各地でハイブリッド開催する。

「MICEフューチャー・アクション ~新たな日本のMICEショーケース~」は新型コロナウイルスの感染拡大や渡航制限で多大な影響を受けている国際会議や展示会など、MICE業界の今後の在り方を考えるもので、withコロナ時代に国際基準で安心を提供できるMICEの実現・運営を目指す。参加対象は学会関係者、企業ミーティング担当者、MICE主催者、インセンティブ・ツアー担当者など。

当日はwithコロナ時代のMICE運営の実証実験として全国の会場を利用したリアルとオンラインのハイブリッドで展開。各地の会場はコロナ感染対策を講じたガイドラインに沿って会議ゾーン、展示ゾーン、交流ゾーンなどを設営し運営のノウハウを紹介する。東京のメイン会場からは、立命館アジア太平洋大学の出口治明学長による基調講演「新しい国際会議・MICEのあり方とは」や、「今、インバウンド・MICEの戦略的重要性を考える」と題したパネルディスカッション、各地からのレポートなどを配信。メイン会場以外では開催地ごとのオリジナルプログラムが実施され、⼀部オンラインで各地を結んだ交流会も展開する。

一部都市では日程が異なり、名古屋国際会議場とコングレコンベンションセンターでは7月22日に開催。万国津梁館では7月24日に加え、8月21日にも実施を予定している。

【参加予定会場】
札幌:札幌コンベンションセンター
仙台:仙台国際センター 
新潟:朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
つくば:風土庵
東京:六本木アカデミーヒルズ
静岡県東部地域:プラサヴェルテ
名古屋:名古屋国際会議場 (開催日:7月22日)
愛知県:愛知県国際展示場
富山:富山国際会議場
大阪:コングレコンベンションセンター (開催日:7月22日)
堺~大阪:※動画参加(ちんちん電車沿線にぎわいプロジェクト)
岡山:岡山コンベンションセンター
松山:ホテルメルパルク松山
沖縄:万国津梁館 サミットホール(開催日:7月24日、8月21日予定)

IFFT/インテリアライフスタイルリビング、10月の開催までウェビナーを継続実施

日本家具産業振興会とメッセフランクフルトジャパンは1028日から30日の3日間、東京ビッグサイト南展示棟で「IFFT/インテリアライフスタイル リビング」を開催する。

IFFT/インテリアライフスタイル リビングは国内の家具産地をはじめ、テキスタイルやデザイン雑貨など、空間を構成する商材が一堂に集まる総合見本市。昨年は14カ国・地域から 352 社(国内:259社 海外:93社)が出展し、34の国と地域から16,016名が来場した。

特別企画のテーマは「Workplace Mix」。テレワークなどで注目の集まる働く空間に焦点を当て、自分らしく働くことをサポートする家具、インテリア用品、雑貨、食品などが出展される。そのほか日本のデザインとものづくりを世界に発信する企画「JAPAN STYLE」や、若手企業家、デザイナーと企業を結ぶ支援プログラムなども展開する。

さらに事務局では7月から9月の開催までの期間、インテリアやデザイン業界で活躍する人を迎えてビジネスのヒントに繋がるセミナーや対談を行うウェビナー「インテリア ライフスタイル ウェビナー」を新たに企画し継続的に実施。第1回目は7月21日に実施予定で、「アンビエンテ&ハイムテキスタイル 2020 報告 〜今知りたいサスティナブルとエシカル」と題し、ヨーロッパで機能し始めているサスティナブルとエシカルの考えについて、ドイツの見本市から、現場の声をわかりやすいキーワードで解説する。

IFFT/インテリアライフスタイル リビングでは現在出展者を募集中で、出展料金は1小間(3m×3m)45万6000円(税別、パッケージ装飾含む)。

※新型コロナウイルスの感染症の流行状況を踏まえ開催を中止

 

 

 

Go Toトラベルキャンペーン「若者や高齢者の団体旅行・大人数の宴会は避けて」東京都は対象外

国土交通省の赤羽一嘉大臣は17日会見を開き、Go To トラベルキャンペーンについて「すでに予約が入っている分も含め、東京都を目的地とする旅行については当面事業の対象外とし、割引支援を行わない」また「東京都に居住する人の旅行についても、当面事業の対象外とし、割引支援を行わない」と述べ、これらの例外措置を講じたうえで7月22日水曜日から事業を開始すると発表した。

また、以下の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言を受け「若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行、大人数の宴会を伴う旅行などは、感染リスクの高い旅行として控えることが望ましい」と述べた。

修学旅行や社員旅行は該当するのかという記者の質問に対しては「ルールを守らない形での飲み食いなどが原因で感染が広がっていることから、そういうものは自粛をお願いしたいということ。修学旅行は教育旅行であり引率の先生がいらっしゃるので、ぜひ活用して頂きたい」と述べた。

(東京を発着する旅行を対象外にする案を政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会に提案し、以下のように承認を得たうえでの発表となる。)


(内閣官房HPより)

→最新記事:
観光庁、Go To トラベルでの給付金の申請方法を公表

また、赤羽大臣は「ウィズコロナにおける新しい旅のスタイルを普及・定着させる大きなチャレンジだと思っている」と述べ、今回の事業を実施するにあたっては、旅行業者・宿泊業者に対して参加条件として厳しい形で感染拡大防止策の義務付けを課すとした。

具体例として以下を挙げ、これらの参加条件が実施されていないことが確認された場合は、本事業の資格を取り消すとした。

(宿泊業者の場合)
・チェックイン時に検温・本人確認を100%実施(対面を避けるなど感染予防策を講じて実施)

・旅行者に発熱・風邪症状がある場合、週末を含め保健所に連絡し指導を仰ぐ体制を確立

・浴場や飲食施設では三密対策を徹底(人数制限・時間制限を設けるなど)

・食事の際の三密を回避(座席の間隔を空ける、ビュッフェ方式の食事では個別提供を行うなど)

また、利用者にも以前発表された「新しい旅のエチケット」の徹底を呼びかけた。


(観光庁HPより)

→最新記事:
観光庁、Go To トラベルでの給付金の申請方法を公表

シンユニティグループ、リアルとバーチャルのハイブリットイベントを開催

(※7/30追記)
新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、現地見学会は中止し、オンライン配信のみの開催となった。
(※8/5追記)
イベントプログラム、セミナースケジュールが公開された。


 

シンユニティグループは8月6日・7日にオンライン上で、バーチャルイベントソリューションに関する発表会「SYMUNITY xR HYBRID EVENT 2020 Online & Offline」を開催する。参加費は無料。

新型コロナウイルスの影響で開催が困難になったイベントに対する代替案として、リアルイベントでは不可能な演出や新たな体験の提供が可能なバーチャル展示会やバーチャルコンベンションを提案する。また、プロジェクションマッピングに代わる演出手法として、バーチャル上で被写体にマッピング映像を重ねる「バーチャルマッピング」を披露する。

発表会はオンラインで視聴できるほか、当日はシンユニティのスタジオで現地見学会も予定している。

■名称 SYMUNITY xR HYBRID EVENT 2020 Online & Offline
■開催日時 8月6日(木)・7日(金) 14:00~配信予定
■参加費:無料
■主催 :シンユニティグループ(シムディレクト、タケナカ、アークベンチャーズ、タスクサービス、東京企画装飾など)

「第830号 見本市展示会通信(夏季特集号 PARTⅠ)」発刊しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第830号 見本市展示会通信(夏季特集号PARTⅠ)」を発行しました。

特集① 展示会再開に向けた動き
・大阪から産業振興の為の展示会を再開
・日本能率協会 理事 産業振興センターディレクター 小宮太郎氏インタビュー

特集②「オンライン展示会」の潮流と動向 PART1

主な記事
・〈MICE+〉MICEイノベーション研究会が開催
・延期した展示会 最新スケジュール
・〈寄稿〉展示会再開に向けての動き「世界の最新動向」寺澤義親 氏
・人事・一般ニュース

発行について:第830号 2020年(令和2年)7月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

日本コンベンションサービス、MICE再開に向けサーモグラフィー導入

国際会議を手掛ける日本コンベンションサービス(JCS)はMICEにおける新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、東邦技研製の体表面温度計測サーモグラフィーカメラを導入した。

サーモグラフィーは1.5から3mほど離れた被写体の体温を、最大10人まで同時に計測することが可能。非接触かつ素早い検温が特徴で、受付や部屋の入口に設置することで行列を作ることなく感染リスクを抑えることができる。また、アラートラインを設定することで、一定範囲内の温度を計測した場合には音と光で警告をする。温度測定誤差は±0.5℃以内。

サーモグラフィーは社内の受付にも設置
必要に応じてサーマル画像モードにも切り替えられる

導入に踏み切った経緯について、JCSのグループ会社ジェーシーエス・コミュニケーションズで技術部CARMチームに所属する今井智幸氏は「専用ソフトがなくても高い精度かつ素早く体温測定が行えるため、安心・安全なMICEの実現に最適だと感じた」と話す。

藤泰隆氏

JCSでMICE危機管理専門タスクフォースを務める藤泰隆氏は、新型コロナウイルスの感染拡大予防について「われわれPCOはMICE現場のことを誰よりも熟知している。今年に入りMICEが中止・延期になった際、いつでも再開できるようにいち早く資材調達に乗り出した」と語る。

JCSでは今後、MICEの再開に向けてパブリックアナウンスを強化するとともに、日本コンベンション協会(JCMA)が定めるガイドラインを遵守した運営を徹底するという。