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「COVID-19感染防止ガイドライン」を公開 愛知国際会議展示場

愛知国際会議展示場は、6月5日「COVID-19感染防止ガイドライン」を公開した。
このガイドラインは、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(新型コロナウイルス感染症対策本部決定)、「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)などを踏まえ、愛知国際会議展示場として定めたもの。
なお、このガイドラインは政府・新型コロナウイルス感染症対策専門家会議・愛知県などから発信されるガイドラインの変更により、随時改定する場合がある。

全文はAichi Sky Expo公式ホームぺージ「Aichi Sky Expo COVID-19 感染防止ガイドライン」から確認できる。検温やそのほか症状の有無などの健康チェック、マスクの着用、消毒液の設置、換気などの実施を呼びかけるほか、待機列での対策や座席を利用する際の対策などについて示す。

▼Tips 5/25 政府発表の外出自粛・イベント開催制限の段階的緩和の目安(クリックして拡大)

「EventBiz Vol.19 展示会出展の入門ガイド」発行しました

2020年6月5日に『EventBiz』Vol.19を発刊いたしました。

Vol.19「展示会出展の入門ガイド

今号はオンライン化が進む現代で今もなお、ビジネス戦略ツールの一つとして存在する展示会の出展フローを解説。はじめて展示会に出展する人はもちろん、出展してもイマイチ効果を実感しない人、何をしていいのかわからず“出展するだけ”になっている人などに向け、展示会の魅力を再発見するコンテンツをお届けする。

そのほか、MICE情報や、展示会の総合分析・論考などの理論的な内容、海外Reportなどの記事も掲載。


発売日:2020年6月5日
判型:A4判
ページ数:72ページ
定価:2,000円+税/単号 8,000円+税/年間

全国有力書店で販売。また、小社からの発送も行っております。
お問合せは(株)ピーオーピー 出版企画室(TEL: 03-5687-6841、FAX: 03-5687-6845)

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福岡港湾地区に多機能MICE施設「福岡アイランドシティフォーラム」誕生

日本で最もアジア諸国に近く、陸・海・空のネットワークが優れている福岡市の玄関口「博多湾」。その港湾機能の強化を目的に先進的モデルとして「みなとづくり」「まちづくり」を進めているアイランドシティに3月27日、ビジネス・学術・カルチャーなど多様なニーズに応える新たなMICE施設「福岡アイランドシティフォーラム」が誕生した。

快適性と安心感を第一に考え、高品質・高機能を追求した施設は2分割できる1,440㎡の「ホール」、3分割できる460㎡の「カンファレンス」、小規模会議にも対応する「ルーム」を備える。最新の映像・音響設備を取りそろえており、見本市・展示会や国際会議・学術会議はもちろん、講演会・研究会・セミナーやプレス発表会、式典・レセプションまであらゆるシーンに対応し、様々な用途で利用することが可能だ。

総面積は7,132㎡となっており、ホールに1,300人、カンファレンスに373人収容が可能で、大規模イベントの開催にも適している。さらに食を中心とした商業施設や、合計約360室を備える2つのホテル(2020年秋開業予定)が併設となっており、宿泊と連携した研修にも対応可能。また、駐車場は約1,000台あり、2020年度にはアイランドシティまで都市高速が延伸する予定であることから、さらなるアクセスの向上にも期待がかかる。

施設の利用料金は、1日あたりの料金がホール全体で87万円、カンファレンス全体で30万円。受付開始日は「ホール全」が利用開始日の2年前より。「ホールの分割利用」、または「カンファレンス・ルーム」は、利用開始日の1年前よりとなっている。

【施設概要】
施設名:福岡アイランドシティフォーラム
運営会社:株式会社スカイアイランド
総面積:7,132 ㎡
収容人数:ホール1,300名(2分割可)、カンファレンス373名(3分割可)
カテゴリー:展示場・会議場
付帯施設: 歌劇団が運営する迫力体験シアター、九州の台所福岡の代表となる「食」を中心としたモールスペース、2つのグレードから選べるホテル(2020年秋オープン予定)、アイランドシティ内最大級の駐車場
各部屋の面積・料金:ホール=1,440㎡290,000円~、カンファレス=460㎡100,000円~
今後開催予定のイベント:大型イベントや学術大会などの予約多数

日本能率協会、大阪MICEガイドラインに沿い7月展示会開催へ

日本能率協会(JMA)は7月29日から31日までの3日間、インテックス大阪で「第12回関西ホテル・レストラン・ショー」、「メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020」、「第12回生産システム見える化展」、「第3回自動化・省人化ロボット展」、「気象・気候対策ビジネスWEEK 2020(夏)-大阪-」、「プラントショーOSAKA 2020」、「第6回国際ドローン展」の7つの専門展示会を開催する。総展示規模は585社、1,107ブースを見込む。

開催にあたり、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、大阪観光局が大阪府・市合意のもと作成し6月3日に公表した「感染症拡大のリスクを抑え、MICEを開催するための主催者向けガイドライン」に基づき運営し、参加者の安全を確保する。

JMAは全国的な緊急事態宣言解除後の本格的な展示会再開にあたり「コロナ禍により多くの商談機会が失われ、経済に深刻な打撃が懸念される中、感染症のリスクを抑えながら展示会を開催することで1日も早い経済回復、対象業界の振興に寄与する」とコメント。今後、緊急事態宣言が再度発出されるなどの状況が生じた場合には、開催延期などの措置を取る。

【予定展示規模】
「第12回関西ホテル・レストラン・ショー」110社215小間
「メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020」273社504小間
「第12回生産システム見える化展」「第 3 回自動化・省人化ロボット展」23社53小間
「気象・気候対策ビジネスWEEK2020(夏)-大阪-」60社114小間
「プラントショーOSAKA 2020」106社206小間
「第6回国際ドローン展」13社15小間

GirlsAward(ガールズアワード)が11月に幕張メッセで開催

株式会社ガールズアワード(代表取締役:長谷勇希)は、「GirlsAward 2020 〜10周年記念スペシャル〜」を、2020年11月21日(土)に幕張メッセ9〜11ホールにて開催すると発表した。

新型コロナウイルス感染症による感染拡大につき開催延期を発表していた「Rakuten GirlsAward 2020 SPRING/SUMMER」について、今夏開催を目指し調整を行ってきたが昨今の状況を鑑み慎重に協議を行った結果、「GirlsAward 2020 〜10周年記念スペシャル〜」と題し、「GirlsAward 2020 SPRING/SUMMER」と「GirlsAward 2020 AUTUMN/WINTER」を合同開催することを決定した。

外部ページ
https://girls-award.com/

大阪観光局、MICE再開に向けたガイドラインを発表

大阪観光局は6月3日、「感染症拡大のリスクを抑え、MICEを開催するための主催者向けガイドライン」を発表した。

ガイドラインは新型コロナウイルスにより展示会や学術会議などが相次いで中止・延期となったことを受けてのもの。大阪府・市合意のもと政府方針やMICE事業者の意見、他業界や海外でのMICE再開の先行事例などを参考に感染症専門家の監修を経て策定された。大阪府の自粛要請・解除方針(大阪モデル)に沿った内容で、警戒信号の緑色が点灯していることを前提としており、今後の感染状況などを考慮し必要に応じて改定される。

MICE開催前と会期中の2つの実施事項により構成されており、開催前10、会期中21のチェック項目が設けられている。開催前には感染症対策の方針・組織を整備した上で準備は会場や協力会社と共同で行い、参加者へリスク回避を呼びかけることが求められる。会期中には発熱者・体調不良者の入場を防ぎ、衛生環境を維持し、密閉・密集・密接(3密)を回避することが開催条件となる。

大阪観光局では前例のない環境下でのMICE開催となることから、会場付近の保健所・医療機関の情報提供、マスクなど衛生用品販売およびサーモカメラ・体温測定機器レンタル事業者の紹介、緊急時のコールセンター連絡先や情報提供WEBサイトの案内など支援も行う。

寄稿 新型コロナによる展示会延期・中止の影響について 世界の動きは 寺澤 義親 氏_後編

■5.IFES(欧州のサービスプロバイダー国際団体)
欧州の展示会イベントのサービスプロバイダーが加盟する国際団体International Federation of Exhibition and Events Services(IFES)は3月2日に欧州委員会に対し新型コロナによる経済打撃についてEuropean aid fundによる支援要請を行っているが(注1)3月20日にも「展示会はブース工事なしには存在できない」と深刻な状況をアピールする声明を出している

IFESは独自の調査結果に基づき経済損失について「欧州全体で展示会ブース工事関連で25万人の雇用が失われ、IFESのメンバー約300社は年間売り上げの約半分を失い、欧州全体で1750社と推定されるブース工事企業は国の封鎖で更なる展示会中止にも直面している。展示会業界だけの努力では回復が難しい危機水準に追い込まれている」と説明。

さらに今後の状況についても「多くの主催者は2020年の夏休み前まではすべてのイベントは開催されないと受け止めている。通常欧州の展示会シーズンは年の初めに全体の60%の展示会が開催され、6月下旬から9月初めまで夏休みでその後9月から12月に残り40%の展示会が開催されることになる。今年は2月下旬でイベント中止となり、それから売上がない6か月を生き残る必要があるが平均して年間売上が530万ユーロ、スタッフ(フルタイム)が42人規模の中小企業にとっては大きな負担となる。
IFESの副会長Mr.Torsten Heinzeは「欧州のブース工事業界の年間売上は93億ユーロで個人事業者や技術サービス業者を含めると25万人の雇用を維持しており、3月15日現在での経済損失は深刻で年間売上の46%がすでに失われている。年間売上の約半分の損失はトップクラスの企業でも負担できないインパクトがある。一部の国では失業保険や融資支援もあるが日々債務が増加する中で倒産を検討する企業も出ている。こうした状況に対しては国や欧州委員会の資金支援が必要だ。我々の産業は新型コロナ収束後の経済復興には欠かせない展示会や会議にサービスを提供する。展示会はブース工事なしには存在できない」と改めてその重要性をアピール。

注1:3月5日の要請文書では 3月、4月に欧州全体で予定された614件の展示会のうち大半が延期または中止を余儀なくされている。海外からの参加が制限されると約300万㎡の展示面積がキャンセルされブース工事費を1㎡当たり250ユーロと低く見積もっても欧州の施工会社とサービスプロバイダーは3月と4月だけで7億5,000万ユーロの売り上げを失う。5月までとすると損失額は10億ユーロを超えると説明。
 欧州の施工会社の大半は中小企業が多く売上が1,000万ユーロ以下で5,000万ユーロを超える企業は稀であると説明。展示会シーズンピークの3月と4月で年間売上の15%〜25%が失われ最悪倒産に追い込まれる懸念があり、1,000社以上の会社と1万人以上の雇用が危機に直面するとして欧州展示会の質を引き続き長期間にわたり保証するためにも施工会社・サービスプロバイダーへの資金支援を要請していた。

 

■6.EIA(英国展示会3団体)
英国の展示会主催者(Association of Event Organizers:AEO)、施設団体(Association of Event Venues:AEV)、サービスプロバイダー(Event and Supplier and Services Association:ESSA)の3団体(EIA)は3月25日、英国の首相に業界の深刻な状況と英国産業に果たす役割からイベント業界に対する支援を改めて要請

これは3月5日に首相、観光大臣、ビジネス長官、国際貿易担当長官宛に支援要請と最高レベルの協議を求める文書に続き展示会施設(Excel London)が臨時病院に利用されることに
なったのを受けて改めて支援要請を行った。
この中で3団体はこれまでの感染防止拡大への政府の努力を評価し業界もできる限りの協力をしていることを確認するとともにこれまでの支援策の中で特にイベント産業については言及されていないため主催者、施設、サービスプロバイダー、個人事業者、フリーランスが各種支援を利用できないでいる現状と業界の重要性についてアピールしている。

例えばExcel Londonは多くの展示会、会議、イベントの場所になり毎年英国経済に700億ポンド、展示会だけでも110億ポンドの経済効果、11万4000人の雇用を創出している。
感染拡大防止のために展示会が開催されないだけで1か月当たり10億ポンドの経済損失になると説明。
さらに英国産業は将来も世界をリードすることになるとして英国の主催者は毎年海外から21億ポンド以上の売り上げを英国経済にもたらしており経済回復時にも貢献できると説明。そして豪州、デンマーク、香港が業界支援と感染拡大防止のために国としての支援を決めたことにも言及している。

4月中止の「TECHNO-FRONTIER 2020」オンライン開催へ

日本能率協会(JMA)は6月2日、メカトロニクスとエレクトロニクスの専門技術展「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)」をオンライン開催することを発表した。JMAが主催展示会をオンラインで展開するのはこれが初となる。

テクノフロンティアは今年4月に千葉・幕張メッセで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。JMAでは要素部品などのメーカーと開発・設計者間での商談機会を設けることで、市場の創出を図る。

オンライン開催はウェブセミナー(ウェビナー)とバーチャル展示会の2部構成で展開。 ウェビナーは前半と後半の2回に分けて開催し、6月18日には旭化成エレクトロニクスによる「機器の小型・低発熱化を実現する電流検知方式とは~高精度電流センサーICの活用法~」が、7月9日にはサイバネットシステムによる「シミュレーションによるノイズ設計の基礎」が講演される。視聴は事前登録制(無料)で、6月2日より登録受付開始。参加定員は各セッション100人 。

バーチャル展示会は9月8日から18日までの開催で、6月2日から7月17日まで出展募集を行う。出展料は資料掲載のみのカタログスポンサーがJMA会員20万円、一般24万円、動画掲載可能なシルバースポンサーがJMA会員45万円、一般54万円(いずれも税抜)で、シルバー以上には自社ページに来訪した視聴者データを提供予定。閲覧は事前登録制(無料)で、8月より登録受付開始予定となっている。

イベントや医療施設に利用可能な空間「SEMIPERMANENT MARQUEES」提供開始 オムニインターナショナル

大型イベントの会場施設の設計、施工を手がけるオムニインターナショナルは、新型コロナウィルス感染症の拡大防止のための実施策の一環として、広々として開放的な空間「SEMIPERMANENT MARQUEES」の提供を開始する。

「SEMIPERMANENT MARQUEES」は、海外の仮設医療施設にも利用される建物で、10日程度で建設し、すぐに丈夫で安全な空間を提供できる。広さは数100から数1000㎡まで対応可能。仮設施設だが常設利用もでき、撤去も数日で可能。
必要に応じて事務機器、内装デザインや什器のレンタルも受け付けているほか、検温設備やパーテーションの設置にも対応する。
問い合わせは、オムニインターナショナル問い合わせフォームから。

出展者不在の「PHASE」が示す新しい展示会の形

展示会のブースデザインを手がけるSUPER PENGUINは6月1日から5日まで、東京・有明のSMALL WORLDS TOKYOで出展者不在、来場者のみの半リアル展示会「[PHASE] in SMALL WORLDS TOKYO」を開催している。SMALL WORLDS TOKYOは6月11日オープン予定の最先端テクノロジーを使ったミニチュアテーマパーク。

今回、新型コロナウイルスの影響で展示会の中止・延期が相次いでいることを受けての試験開催となった。形式の工夫により、人が密集できない状況でも展示会を開催できる方法を探る。オンラインとリアルの中間の位置づけであり、出展者は不在だが、気になる商品があればオンライン会議ツールZOOMや電話で商談が可能。

石川・金沢市でアパレルの企画・縫製・販売を行うヒロの大沼洋美社長はタブレット端末越しの取材に応じ、「カメラの前にいろんな人が訪れるのが楽しい。新型コロナウイルスでは金沢も酷い打撃を受けており、第二波なども懸念される昨今、こうして遠隔地から参加できる機会は非常にありがたい」と語った。ヒロは85年以上の歴史を有する会社で、これまでにもビジネスガイド社が主催する「東京インターナショナル・ギフト・ショー」などに出展している。今回の出展では一寸法師をモチーフにした針山など、スモールワールズの名に沿った展示で世界観を表現した。

会場内は新型コロナ対策として展示台形状を工夫し、一人で見る形式が取られていて、展示台は2m間隔で設置。受付での体温チェックや除菌スプレーなどによる、徹底した感染防止対策も行われている。

主催のSUPER PENGUINは出展者が遠隔参加するメリットとして、「コストを抑えつつ、日本全国や世界中、どこからでも同じ立ち位置で参加できる」ことを挙げる。アフターコロナ時代における展示会の在り方については「より参加しやすく、より結果が出る」ことが重要だとした。

会場には文具・雑貨メーカー12社が出展し、店舗バイヤーや問屋、展示会関係者が来場対象。入場料は無料となっている。