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米、15日間の集会自粛を要請 大規模イベントは8週間

トランプ米大統領は16日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた国民向けガイドラインを発表した。

ガイドラインでは今後15日間にわたり、10人以上の集まりを避けること、不要不急の旅行をしないこと、レストランやバーでの外食を控えることなどを勧告。新型コロナウイルスの収束見通しについては「7月か8月ごろになる可能性がある」とした。

米国では15日、米疾病対策センター(CDC)が会議や結婚式なども含めた50人以上の大規模イベントを今後8週間にわたって中止・延期するよう国内に呼び掛けていた。

ランウェイショーを動画で配信 SAVE THE FASHION WEEK

TOKYO FASHION FILM (ワンオー)とFASHIONSNAP.COM (レコオーランド)は、
新型コロナウイルスの感染拡大により、中止となった今シーズンのファッションウィークを動画で配信する。

ワンオーが、コレクション発表に向けて準備を進めてきたデザイナーを支援するため、企画を立案。メディアパートナーであるレコオーランドを通じ、特設サイトでランウェイショーの配信を行う。

TOKYO FASHION FILM」特設サイト

■SAVE THE FASHION WEEK
会期:2020年3月16日(月)~3月29日(日)予定
※上記の期間後も特設サイトはアーカイブされ、閲覧可能となる。

「県内イベント中止による損失は130億円」静岡経済研

静岡経済研究所は新型コロナウイルスの影響を受け中止・延期となった静岡県内の主要イベント8つを対象に、開催時に想定される経済波及効果を試算した。

推計では150万人の来場者のもと、経済波及効果130億円がもたらされるとなった。静岡経済研究所では「このほかにも多くのイベントの中止が決定されている。こうした動向は社会の停滞感を引き起こし、先行きに対する不透明感の高まり、さらには消費行動の減退など、数字では推し量れない影響をおよぼすことが懸念される」と分析する。

今回試算の対象となったイベントは「ふじのくに食と花の都の祭典(2月22、23日)」「プロ野球オープン戦8試合(3月3~11日)」「サッカーJリーグ5試合(3月4~14日)」「静岡マラソン(3月8日)」「しぞーかおでん祭2020(3月13~15日)」「伊豆高原桜まつり(3月21、22、28、29日)」「静岡まつり(4月3~5日)」「静岡ホビーショー(5月13~17日)」の8つ。静岡マラソンと静岡ホビーショーは過去に同所が試算したもので、使用統計は平成23年静岡県産業連関表(静岡県統計課)。その他のイベントについては、前回の実績値や他の同類イベントを参考に今回同所が試算した。

5月のコミケ予定通り準備も「中止・延期の可能性はあり」

コミックマーケット準備会は3月15日、5月2日から5日にかけて開催予定の同人誌即売イベント「コミックマーケット(コミケ)98」を予定通り開催する見通しと発表した。

一方、準備会では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「政府による大規模イベントの自粛要請に関する今後の動向や、新たな関係各方面の指示・要請等により、中止または延期を含め、通常と同様に開催できないという判断をせざるを得ない可能性がある」とコメント。

新型コロナウイルスへの対応が流動的な状況であることから、開催に向けての方針・対応は順次公式ホームページにて発表されるとした。

コミケは毎年8月と12月の年2回開催されているが、2020年は東京五輪の影響を受け8月開催が5月に変更となった。例年、約70万人のファンが参加する国内最大級のBtoCイベントということもあり、開催の有無が国内に与える影響は大きい。

コミックマーケット公式サイト「コミックマーケット98の開催見通しについて

シネ・フォーカス 設立40周年  現場の声に耳を傾け、時代の潮流を読む  八重垣 圭 氏

映像・音響機材のレンタルや販売を手掛けるシネ・フォーカスは2019年4月に設立40周年を迎えた。

1979年に映画フィルムのレンタルと出張上映サービスを主事業として設立した同社は、時代のニーズに対応するかたちで事業を拡大し続ける一方、新たな市場開拓に対しても積極的に取り組んできた。

2019年5月、代表取締役社長に就任した八重垣圭氏に、現在の思いを聞いた。

(本記事は「見本市展示会通信」812号(2019年10月15日発行)に掲載されたものです)

新体制で令和に臨む

―社長就任までの経緯と設立40周年の感想をお聞かせください

私は大学卒業後、化粧品会社の営業部門に勤めた後、大学院に進学し、経営学修士を取得しました。その後は外資系の証券会社の管理部門を経験し、2014年に家業であるシネ・フォーカスに入社しました。

40周年を迎えられたのは、お客さまの存在はもちろんですが、なによりも社員がいたから。私が産まれる前からシネ・フォーカスを支え続けてくれるくれている社員への感謝と尊敬の気持ちは大きいです。

―現在の主力となる事業は何でしょうか

イベントの映像機材のレンタルとオペレーションです。中でも株主総会や学術会議、企業のセミナーを得意としています。最新の機材を揃えていることや、オペレーターの技術力をはじめとした専門性の高さが評価されています。

また東京国際フォーラムや虎ノ門ヒルズフォーラムといった施設の常駐業務も増えています。シネ・フォーカスのあゆみを振り返る中でも、施設常駐サービスの開始は大きなフェーズでした。

さらに私自身が関わってきた思い入れが強い業務は、新規事業の3Dホログラムのプロジェクトでして、今年(2019年)で6年目になります。去年(2018年)あたりから軌道に乗ってきた実感があります。

はじめは新しい試みだったので設営一つとっても苦労しましたが、今では社内にノウハウも蓄積され、お客さまにも認知されてきました。これからは、3Dホログラムを特別なものとして扱うというよりは、良い意味でコモディティ化することを望んでいます。

構造的に簡単に使えるものではありませんが、ラインアップの充実やコストの問題に対応し、用途に応じて気軽に使ってもらいたいと考えてます。

教育と労働環境

―抱える課題は何でしょうか

やはり、人材の問題が大きいと感じています。まず慢性的な人材不足。加えて、わが社では社員も世代交代のタイミングに差し掛かっています。

20歳で入社した社員も40年経てば60歳となっており、社員を育成する環境を整えることは急務です。ところが、機材に関する専門的な技術や知識が必要な部門や、育てる意識が高い人の下では育成が進むものの、経験不足の上司の下だと育たない。良くも悪くも人ありきなんですね。

育成は一つのミッションであるという意識を、しかるべき立場の人には持ってもらう必要がありますし、会社としても評価や目標を明示し体系化していかなければなりません。

労働環境についても考えることは多いです。私が入社して強く感じたのは、これまでは働く人が抱える問題に取り組みきれていなかったことです。

もちろん時代背景もあったと思います。皆ががんがん働けばどんどん業績が伸びていく時代。それがあったからこそ、ここまで来られたというのはありますが、これからは多様性や価値観の変化に焦点を当てていくことを強化していきます。

昨今、働き方改革が叫ばれますが、仕事柄どうしても深夜業務があったり、時間が読めず長時間労働になってしまう現実があります。必然的にそれに対応する社員の労働環境が悪くなってしまっていることも把握していますし、人材不足も相まって、一人にかかる負担が大きいことも課題に感じています。

そこで3年前には人事部門を立ち上げ、2018年の4月には人事制度を抜本的に見直し、変更しました。社員がいかに気持ちよく働けるかを考え、今も試行錯誤しています。結局、モチベーションを高め働いてもらうことが会社にとって一番良いことなので。

―経営の原点にある考え方は何でしょうか

人の問題に対するこだわりは強いですが、これは私の経歴が関係しているのだと思います。

化粧品会社でサラリーマンとして営業をやっていたときは現場側として「こうだったらいいのに」という不満をたくさんもってました。逆に2社目では管理部門で働いていたので、現場の人に対し「なんでこんな簡単なこともやってくれないんだ」と感じることも多かった。

今、両面を見る立場になりましたが、当時の経験や思いは心に留めています。経営者はサラリーマン側に寄りすぎてはいけないともよく言われますが、私個人としては、社員とは労使関係を強調しすぎない関係を築いていくつもりです。

”人”にフォーカス

―今後の方針を教えてください

国際的には政治も経済も不安定で前向きな見通しが立ちませんが、一方でわれわれの業界に目を向けると、今後も展示・イベント会場は全国的にも増えますし、オリンピックや万博、IR(統合型リゾート)、国際会議、インバウンド誘致など、ポテンシャルはあると感じています。

マクロ的な予測と業界の伸びのどちらを見据えるべきかというのはありますが、これからは明確な意志を持って会社としてのポジショニングを決め、乗る波を見分ける必要があります。

社員に対しては、さらに自主性や自立性を養ってもらいたい。これからはもっと権限を委譲して、皆さんにお任せしたいと考えています。まだまだ遠慮しながら仕事をしている人も多いなと感じているので、思っていることは声を大にして言ってもらいたい。社員の声は、経営上、貴重な判断材料になりますから。

―ありがとうございました

(本記事は「見本市展示会通信」812号(2019年10月15日発行)に掲載されたものです)

「第822号 見本市展示会通信」発刊しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第822号 見本市展示会通信」を発行しました。

【主な記事】
・一面のニュース:新型コロナウイルス収束長引くイベントの自粛要請10日間延長 ほか
・〈インタビュー〉4月開業 Gメッセ群馬に向けた思い 大澤伸一郎氏
・業種別開催データ(2020年5月~10月)<生産財関連>
・〈レポート〉第1回横浜グローバルMICEフォーラム パシフィコ横浜
・一般ニュース・事務所

発行について:第822号 2020年(令和2年)3月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

あきらめるのはまだ早いかも? イベントを支援するサービスやツールまとめ

新型コロナウイルスの感染拡大により、相次ぐイベントの中止や延期。「一生懸命準備してきたのに」「別の形でなんとかできないだろうか」。そんな業界からの声に応えようと、イベントを支援するさまざまなサービスやツールが連日リリースされています。今回はその一部を紹介します。がんばろうイベント業界!



■配信

疑似ライブ配信パッケージ
事前に収録した映像を指定した時間にライブ配信
Jストリーム

PlatCast(プラットキャスト)
音声配信サービスを期間限定で無償提供
アイ・オー・データ機器

オンラインイベントチャレンジ
イベントの“オンライン化”を無料で技術指導
Mobeon LLC./R-StatupStudio

MixChannel(ミックスチャンネル)
ライブ&動画コミュニティ。無観客・オンライン開催となるイベントなどをライブ配信でサポートする専用窓口設置
Donuts

ピカピカ
音声・コミュニティアプリ。オンライン開催への切り替えをサポート
夢の光

17 Live(イチナナライブ)
ライブ配信アプリ。イベントなどの中止または延期を決めた主催者様を対象にした「ライブ配信に関するサポート窓口」開設
17 Media Japan

LiveMeets(ライブミーツ)
Webセミナーやライブ配信などの各種オンラインイベントなどを包括的に支援
アーガイル/ヒューマンセントリックス

 

■チケッティング

ZAIKO
YouTubeライブ配信の電子チケット用オプションを設置
ZAIKO

イープラス
 中止になったイベントのチケット払い戻し費用全額を、興行主催者に代わって負担
イープラス

 

■補助金、活動支援金

PayNOAH
イベントのキャンセルにかかる費用を振替開催までの期間、無償で前払い
PayNOAH

actcoin
オンラインイベント実施する組織に対し活動支援金を提供
SOCIAL ACTION COMPANY

エンゲート
中止もしくは延期となったスポーツイベントに対し、決済手数料を除く全ての収益をギフティングされたチームに還元
エンゲート

 

■クラウドファンディング

READYFOR
中止となったイベントを支援するクラウドファンディングプログラム。目標金額に達成の有無に関わらず、集まった資金の受け取りが可能

CAMPFIRE
イベント中止・自粛を発表したアーティストやイベント事業者、予約キャンセルが相次ぎ来店客数が著しく減少した飲食店舗・宿泊施設などを対象とするクラウドファンディング。

MOTION GALLERY
プログラムが適用となったイベントは目標金額への到達の有無に関わらず、集まった資金の受け取り可。

 


ピーオーピーでもイベント業界を元気づけるため、現在Twitterでハッシュタグキャンペーンを実施しています。イベント業界のプロの皆さんは普段のお仕事、そしてイベントファンの皆さんは「いつも楽しんでいます」などのメッセージを、ハッシュタグ「#イベントのお仕事を語る」「#がんばれイベント業界」にて聞かせてください。投稿お待ちしています!

https://twitter.com/ExhibitionMICE/status/1235422199739117568?s=20

イベントの“オンライン化”を無料で技術指導する企画「オンラインイベントチャレンジ」を実施 Mobeon LLC./R-StatupStudio

Mobeon LLC.(Mobeon)とR-StatupStudioは、新型コロナウィルスの影響でイベントの中止や延期を検討、今後オンラインイベントの開催を検討しているイベント主催者に向けて、オンラインイベントを無料で技術的指導する企画「オンラインイベントチャレンジ」を開催する。

最新の映像配信技術を活用したライブ配信事業を行い、IBMやMicrosoft、waveXRといった大手企業のライブ配信で実績を積んできたMobeonと、スタートアップの支援を行っているR-StartupStudioが連携。オンライン開催が可能なイベントに対してライブ配信サービスを通じ、イベント主催者のビジネスチャンスと参加者の情報取得のチャンスが失われないよう包括的に支援する。

今回の企画ではオンラインイベントの技術的相談が無料となっておりライブ配信システム、機材、配信スペース、配信スタッフの手配、配信サポートなどについてワンストップで相談できるほか、機材についても格安でレンタルが可能。

問い合わせは「Mobeon×R-StartupStudio『オンラインイベントチャレンジ』お問い合わせフォーム」から。

音声配信サービスを期間限定で無償提供 PlatCast(プラットキャスト)

アイ・オー・データ機器は、3月1日から3月31日の期間中、新型コロナウイルス対策で同期間内に実施を予定しているイベントの無観客化、中止を判断した主催者に対し、音声配信サービス「PlatCast(プラットキャスト)」を無償で提供する。対象となるのはイベント主催者またはイベント実施の請負業者で、イベントのジャンルや規模は限定しない。

音声配信はカメラのコントロールやテロップ、切り替えなどの専任オペレーターが不要で、実況者の手配のみでライブ配信が可能だという。
サービス内容は、「PlatCastスタンダードサービス(音声配信サービス機材一式のレンタル)」で、現地サポートやその他オプションサービスは有償。貸出期間はイベント実施日前日着で、イベント終了日翌日発送で利用可。

申し込みはPlatCastお問い合わせフォームから。
→「音声配信サービスPlatCastお問い合わせフォーム

■「PlatCast(プラットキャスト)

沖縄県主催のイベントが16日以降一部開催へ 県内で23日間新型コロナの患者確認されず

沖縄県は3月13日、先月27日に開催した「沖縄県危機管理対策本部会議」で決定した″新型コロナウイルス感染症対策のための沖縄県主催イベント等の開催への対応″について、方針を一部見直しすることを発表した。3月16日以降に開催予定だった県主催イベントを一部開催する。

発表では春休みによって県外を中心に交流人口が少しずつ増えることから感染が流入するリスクに考慮しながらも、現時点で2月20日以降23日間、新たな患者は確認されていないことを説明。

「新型コロナウイルス感染症の影響が足もとの経済活動を急激に低下させている状況に鑑み、開催場所や期間など、留意事項を踏まえたうえで、イベントや会議等を実施する場合は、必要な対策を十分に講じることを条件に開催の判断をする」として、以下を留意事項として挙げた。

・沖縄県主催のイベントや集会等については、「密閉空間であり換気が悪い」かつ「近距離での会話や発声がある」かつ「手の届く距離に多くの人がいる」という状況にならないよう留意することに加え、同一空間での滞在時間を可能な限り短くする。
・参加者への手洗いの推奨やアルコール消毒薬の設置、換気への配慮、風邪のような症状のある方には参加しないよう依頼をするなど、感染拡大の防止に向けた防疫対策を徹底したうえで開催する。
・ただし、高齢者や基礎疾患を有するなど、感染すると重症化するリスクが高いとされる方が参加するイベント等は、引き続き開催を中止又は延期する。
・内外の状況等も鑑みつつ、県内において、新たな感染者が確認された場合には、再度、イベント等の開催を中止又は延期する措置を講じる。