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「街とMICE」をテーマにしたセミナーなど併催プログラムも充実 IME2020

IME2019(昨年)のようす
IME2019(昨年)のようす

日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB)、日本政府観光局(JNTO)は2月26日、東京国際フォーラムで「第29回 国際MICEエキスポ IME2020」を開催する。

国際MICEエキスポは国際会議や学会・大会、企業ミーティング、イベントといったMICEを国内で実施予定のバイヤーに向けて、開催場所や開催サポートなどの相談が可能な商談会で、全国各地のビューローや観光協会などが出展する。

そのほか東京都市大学特別教授の涌井史郎(雅之)氏による「街づくりとMICE」をテーマにしたIME特別講演のほか、「国際会議誘致・開催貢献賞表彰式」、二人のMICEアンバサダーが国際会議開催の体験や主催・運営で大切なことを語る「国際会議主催者向けセミナー」を実施する。

IMEでは開催にあたり、19日に新型コロナウイルス対策としてネットワーキング交流会の中止を発表しており、さらに以下を実施する。
・会場入口に赤外線サーモグラフィ(2 台)を設置
*体温測定の結果 37.5 度以上の場合、入場お断り
・会場入口にアルコール消毒液の設置
・セラー、バイヤー共受付時に問診票の記入
・セラー、バイヤー共マスクの着用
・ウイルス対応策について会場入口付近に掲示
・看護師 1 名の常駐(東京国際フォーラム内の医務室が利用可能)

SeaJapan2020 コロナウイルスで開催見送り

UBMジャパンは3月11日から13日の3日間、東京ビッグサイトで開催予定だった「SeaJapan2020」の開催見送りを発表した。

理由は新型コロナウイルスの感染拡大によるもの。SeaJapan2020は日本最大級の国際海事展で隔年開催のため、2年ぶりの開催だった。

発表ではジャパンパビリオンの主催者である業界関係団体から新型コロナウイルス感染拡大への危惧にともなう開催延期要請を受けたことから予定日程での開催が不可能であると判断したことを明かし、「今後の開催計画に関しましては概案が決定次第ご案内させていただきます」としている。

日経メッセ コロナウイルスのため開催中止を発表

日本経済新聞社は3月3日から6日の間、7展で展開し東京ビッグサイトと幕張メッセで開催予定だった「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」の開催中止を発表した。

理由は新型コロナウイルスの感染拡大によるもの。

発表は以下の通り

日本経済新聞社は、2020年3月3日(火)から6日(金)まで東京ビッグサイトと幕張メッセで予定していました「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」の全ての展示会と関連セミナー、シンポジウムの開催を中止します。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、展示会場での対応策を検討してきました。この間、厚生労働省はイベント開催に関するメッセージを出し、2月21日には東京都が大規模屋内イベントの中止・延期を決めました。このような状況を鑑み、最も重要なご来場者、ご出展者、関係各位の健康・安全面への影響を第一に考え、開催を中止することにしました。「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」にご参加を予定いただいた皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

不安募る展示会業界 主催者へ調査の動き

厚生労働省は20日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ」を重要情報として発信し、主催者に対して「イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします。なお、イベント等の開催については、現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありません」と声明を発表した。

相次ぐ中止や延期はイベント業界に大きな打撃を与えることが想定され、展示会のブース装飾を行う会社の担当者は「(このまま中止が続けば)億単位の損失になる」と話す。

厚生労働省の「自粛要請を行うものではない」という、主催者への開催の是非を委ねる発表は困惑を生んでいる。こうした状況下、日本展示会協会は展示会の主催企業に向け開催動向の調査を行う方針としている。

なお2月21日現在、展示会に参加した感染者の報告はなく、今週は17本の展示会が開催された。

イベント中止や延期の報道について、SNSでは「やむを得ない」とする声が目立っている一方、人が集まり拡散のリスクを抱えているという認識でイベントが中止や延期となっている現状下、電車などの交通手段に対して特に対策が取られていないことを疑問視する意見も出ている。 

以下、厚生労働省の発表原文まま

新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐためには、今が重要な時期であり、国民や事業主の皆様方のご協力をお願いいたします。 

 最新の感染の発生状況を踏まえると、例えば屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが、感染のリスクを高めるとされています。

 イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします。なお、イベント等の開催については、現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありません。

 また、開催にあたっては、感染機会を減らすための工夫を講じていただきたい。例えば、参加者への手洗いの推奨やアルコール消毒薬の設置、風邪のような症状のある方には参加をしないよう依頼をすることなど、感染拡大の防止に向けた対策の準備をしていただきたい。

 国民の皆様においては、風邪のような症状がある場合は、学校や仕事を休み、外出を控えるとともに、手洗いや咳エチケットの徹底など、感染拡大防止につながる行動にご協力をお願いします。特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方については、人込みの多いところはできれば避けていただくなど、感染予防に御注意いただくよう、お願いいたします。

 そのためには、学校や企業、社会全体における理解に加え、生徒や従業員の方々が休みやすい環境整備が大切であり、テレワークや時差通勤も有効な手段であります。関係の皆様のご協力をお願いいたします。

なお、新型コロナウイルス感染症の今後の感染の広がりや重症度を見ながら適宜見直すこととしています。

 

イベントの「サステナビリティ」を考える会議が横浜で開催 SB YOKOHAMA 2020

2月19日と20日の両日、パシフィコ横浜で「サステナブル・ブランド 国際会議2020」(SB YOKOHAMA 2020)が開催された。主催は博展。

今回で4回目、横浜では初開催となるこの会議は、気候変動や人権問題など課題解決に向けた取り組みが急務となっている中、企業への要請も強まっていることを受け、社会課題解決と事業戦略の統合を図るためのもの。19日にはMICE分野に特化した会議「サステナブル・イベント・プロフェッショナル・フォーラム」が開催された。その様子を紹介する。

基調講演
Brand Engagement-the Sustainable Way


 

 

 


フィオナ・ペラム

Positive Impact Events
CEO

2019年、国連がSDGsを早期に達成するためのアイデアを募集した。Positive Impact Events(PIE)ではイベントが多くの人を一堂に集めることから、世界で唯一SDGsのすべての課題を達成する力のある業界だと主張。協力を持ち掛けた。

具体的には、国連のアクションキャンペーンとコラボしアンケート活動を行った。68カ国7,000人のイベント関係者が回答した。結果、イベント業界が特に重要だと考えているSDGsのテーマは二酸化炭素の排出および気候変動、水質問題、飢餓や食力問題、質の高い教育ということが分かった。

SDGs達成のためには、考え方や、やり方を変える必要がある。我々がSDGs達成要件のチェックリストを提供するのは簡単だが、探求心と好奇心を持たなくてはいけない。正解がひとつと決めつけていたら、進歩しない。

現在、世界にはイベント業界に向けたSDGsの指針がほとんどないが、遠からずプラスチックごみや人権、測定、循環型経済といった壁にぶつかるだろう。気候変動枠組条約(UNFCCC)は今後、イベント業界向けの測定プラットフォームを用意する。イベントをサステナブルなものにするため、これまで使っていた材料を別の何かに置き換えられないかを考え、結果を測定する必要がある。

自らが率先してイベント業界でサステナビリティを高めるアンバサダーとなって、情報を発信してほしい。

特別講演
イベント主催者としてのサステナビリティへの挑戦


 

 

 


金子 忠彦
世界トライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会

事務局長
公益財団法人横浜市体育協会
常務理事・大規模スポーツイベント担当局長

横浜トライアスロンは2009に開港150周年記念事業として始まり、19年までで総出場人数1万4,500人、観戦者276万200人を達成している。

2007年から山下公園前海域における水質浄化実験などの準備を始めた。国内では初めてイベントの持続可能性に関するマネージメントシステムの国際規格であるISO20121を取得。

サステナビリティに対する取り組みとして、大会のひと月前にプレイベント「グリーントライアスロン」を山下公園で実施している。山下公園内の清掃やスイム会場である山下公園前海面および海底の清掃を行っており、2015年の大会からは海洋資源を活用した温暖化対策プロジェクトである横浜ブルーカーボン事業も始めた。

大会参加者には参加費とは別に環境協力金200円を徴収。ブルーカーボン事業に充てている。ごみの分別のためにエコステーションを作ったり、クリーンキーパーを配置するなど会場の環境美化にも努めている。

今後も、横浜トライアスロンを通じて多岐にわたる社会貢献を図りたい。

「関西インバウンド交流会」開催延期を発表

新型コロナウィルスの影響により2月27日、28日にグランキューブ大阪で開催予定の「関西インバウンド交流会 2020」の開催延期が発表された。延期後の開催時期は未定。

発表内容は以下の通り

さて、先に、当実行委員会の主催による「関西インバウンド交流会 2020」を 2 月 27 日(木)・28 日(金)に開催することをご案内申し上げましたところ、多くのご出展申し込みをいただき、準備を進めてまいったところです。
しかしながら、今般の新型コロナウィルスの発生と感染拡大が報じられる中、大阪府は主催するイベントや集会を原則、中止や延期とすることを決め、府内の市町村や経済団体に対し、同じような対策を講じるよう要請する方針が示されました。このような状況を踏まえ、予定しておりました「関西インバウンド交流会 2020」は、一旦延期とさせていただきます。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、開催延期に伴う出展料金のご返金などの詳細につきましては、改めて皆様にご案内させていた
だく所存です。本会の新たな日程に関しましても、今後の状況を見定めた上、改めて皆様にご案内致
します。

「ジャパンインターナショナルボートショー2020」開催中止

3月5日から8日、パシフィコ横浜で開催予定だった「ジャパンインターナショナルボートショー2020」の開催中止が発表された。
https://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2020/

以下、ホームページより抜粋。
一般社団法人日本マリン事業協会は、新型コロナウィルスの感染が拡大する中で、来場者および出展関係者の健康や安全面を第一に考えました結果、3月5日から4日間パシフィコ横浜および横浜ベイサイドマリーナで開催を予定しております「ジャパンインターナショナルボートショー2020」の中止を決定致しました。

当協会と致しましては5万人を超える多数の来場者の方々に安心して楽しんでいただくイベントを目指して準備を進めて参りましたが、感染のリスクを排除しきれない恐れがあるため誠に苦渋の選択ではありますが開催を中止することと致しました。

皆様のご理解をいただきます様、何卒宜しくお願い致します。

令和2年2月19日
一般社団法人日本マリン事業協会

Japan Drone 2020 民生用・商業用ドローンの実用化目指す

UAS産業振興協議会、コングレ、スペースメディアジャパンは、3月25日から27日、民生用・商業用ドローン産業の国際展示会「Japan Drone 2020 -Expo for Commercial UAS Market-」を幕張メッセで開催する。

今回、年々高まる大型ドローンの需要に合わせ、新たに大型ドローンゾーンを展示会場内に新設。国内外から、全長5m以上または自重50kg以上の機体を多数展示予定している。
展示やコンファレンス以外にも「Drone Movie Contest 2020」、「JUIDA SCHOOL AWARDS 2020」、「Best of Japan Drone Award 2020」などのイベントを予定。

基調講演では、世界最大手のドローンメーカーであるDJI社の公共安全統括部門のシニアディレクターロメオ・ダーシャー(Romeo Durscher)氏、史上初めて商用ヘリコプターの認可を得た米ベル・ヘリコプター日本支社の営業部長の正村卓也氏、世界的なドローン市場のリサーチャーであるDrone Industry Insightsの幹部ヘンドリック・ボーデッカー(Hendrik Boedecker)氏、プレシジョン・ホーク(PrecisionHawk)社の幹部らが開催日ごとに講演を行う。
特別講演では、利活用促進に向けた官公庁の取り組みや国際標準化、災害時における無人機による情報収集システム、この春に全面開所する福島ロボットテストフィールド(RTF)ほか、豊富な内容を取り上げる。

詳細や公演スケジュールは公式HPまで。

ICOM京都大会2019記念シンポジウム「日本のミュージアムの未来」東京開催中止

2019年9月に日本で初開催し、120の国・地域から4500名を超える博物館関係者が集った国際会議「第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会」の関連イベント「ICOM京都大会2019記念シンポジウム『日本のミュージアムの未来』」が新型コロナウイルスの感染防止のため東京開催の中止を発表した。

今回のシンポジウムは、博物館定義、持続可能性、防災、アジア美術など京都大会の核となるテーマを参加者それぞれの視点から振り返り、ミュージアムが抱える課題と今後の展望についてディスカッションするもので、2月11日に京都・京都国立博物館で、2月23日に都内・東京国立博物館で開催を予定していた。2月11日の京都会場は実施され、2月23日の東京会場での開催中止が発表された。

 

 

東北モーターショー開催中止 コロナウイルスの影響で

夢メッセみやぎで2月22から24日までの3日間開催予定だった「第12回 東北モーターショー in 仙台 2020」の開催中止が発表された。

2月14日時点で主催の日本自動車販売協会連合会宮城県支部は「国内でも新型コロナウイルスの影響が出ておりますが、現時点(2020年2月14日)では「東北モーターショー in 仙台2020」は予定通り開催いたします」と発表していたが、2月19日17時過ぎにツイッターを更新。以下の発表を行った。

現在発生している新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑み、来場者及び出展関係者の健康や安全面等を第一に協議しました結果、2月22日から3日間、夢メッセみやぎにて開催を予定しておりました「第12回 東北モーターショー in 仙台 2020」の中止を決定致しました。 詳細は追ってHPでご案内致します。