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キーワードは「未来」 東京モーターショー2019開幕

第46回東京モーターショーが開幕した。24日は特別招待客に向けに公開され、25日より一般公開となる。

メイン会場となる東京ビッグサイトでは24日に開会式が実施され、主催である日本自動車工業会の豊田章男会長が挨拶。日本各地に被害をもたらした台風19号の被災者へのお見舞いの言葉を述べ「停電中はEV車をはじめとする電動自動車が役に立てたことが認識できた。被災地の一刻の早い復旧に向けて、引き続き取り組みを進めていきたい」と続けた。

また令和初の東京モーターショーになったことから「令和には人々が美しく心寄せ合う中で心花開くという意味があると知った。これからの車はCASE(connected、Autonomous、Shared、Electricの略)と呼ばれる技術革新によって街と繋がり人々を支える社会システムの一部となる。まさに自動車産業ではいろいろな産業の人々が美しく心寄せ合い新しいモビリティの可能性を想像していく新しい時代になっている」と話し、今回のコンセプトであるOPEN FUTUREについても未来の暮らしを感じてもらえるコンテンツを用意したと述べ「未来を体感し笑顔になってもらい、笑顔の輪を日本中に広げていくのが基幹産業の責任でもあり役目と感じている」と語った。

総裁の瑤子女王殿下は大役でプレッシャーを感じているという開会式での挨拶やテープカットについて「今日視察を終えて自分の部屋でへこむのか、小さなガッツポーズが出来るのか今から不安を感じております」とユーモアを交えて述べられ、さらに「運転する回数がすくないにも関わらずゴールド免許になってしまいました。運転しなければと思っているのですが女王という立場柄、運転中護衛官や警視庁から見守られる体制です。何かあっては申し訳ない、では済まされないので日々乗るタイミングも迷っています。今の話を聞いて私一人で運転できるいいスペースをお持ちのメーカーの方がいらっしゃいましたらお声をかけていただけたらと思います」と続け、参加者の笑いを誘った。

同じく開会式に参加した小池百合子東京都知事は電気自動車など環境への配慮面や自動運転といった安全への配慮面から自動車産業が凄まじい潮流で世界を変えつつあることと述べ「この変化の波をとらえて新たな価値を高めていかなければならない。今回のモーターショーはその流れをとらえた新たなものになっているという。未来を感じられる素敵な展示会となってほしい」と期待の声を寄せた。

テープカットのようす

東京モーターショーでは187の企業、団体が出展。11月4日まで開催する。

500機のドローンが舞うナイトショー「CONTACT」開催決定 東京モーターショー

日本自動車工業会は10月24日から11月4日まで開催する「第46回東京モーターショー」でインテル社のドローン「ShootingStar」500機が3Dサウンドやレーザー、ライティングなどのテクノロジーとともに夜空を舞うスペクタクルショー「FUTURE DRONE ENTERTAINMENT 『CONTACT』」を開催する。場所はお台場「夢の大橋」上空(青海有明間のシンボルプロムナード公園内)。開催日時は10月24日から27日の4日間で、時間は18:30から19:00を予定。特別観覧エリアは整理券制とし、当日分を14時と17時以降の2回に分けて夢の広場で配布予定となっている。※天候等の事情により、中止または開始時間の変更の可能性あり。

小橋賢児氏

CONTACTはこれまで2000機以上のドローンを飛行させたギネス世界記録を保持するインテルコーポレーションの協力のもと実施される。総合演出はダンスミュージックフェスや未来型花火エンターテインメント「STAR ISKAND」などを手掛けた実績を持つクリエイティブディレクターの小橋賢児氏。さらに共同演出として演出家 潤間大仁氏も参加するほか、イマーシブ3Dサウンドエンジニアの伊藤カズユキ氏(KISSONIX)、ケミカルブラザーズのライブ映像演出などを手掛けるJonny.tv、レーザーアーティストYAMACAHNG(REALROCKDESIGN)などのクリエイターが集結した。

DESIGNART TOKYO 2019 東京の街をミュージアムに見立てたアートの祭典が開催

DESIGNART 実行委員会は本日10月16日から27日の10日間、デザインとアートの祭典「DESIGNART TOKYO 2019」を開催する。
このイベントは、世界中からアート、インテリア、テクノロジーなどさまざまなジャンルのモノやコトが集結するデザインとアートの祭典。前回からエリアを拡大し、表参道・外苑前、原宿・明治神宮前、渋谷・恵比寿、代官山・中目黒、六本木、新宿、銀座など東京都内各所で展開し、来場者およそ20万人を見込む。

同イベントの発起人・青木昭夫氏(MIRU DESIGN代表取締役)は「今回のフェア特徴はエリア拡大のほか、女性の活躍が挙げられる。また15カ国からアーティストが参加し、より国際的なイベントになっている。見て楽しみながら、生涯ともに暮らすパートナーにしたいと思うような作品を探して欲しい」と話す。

3年目となる今回は、個人ではなく社会全体でアートを支える文化を成熟させるための活動をスタート。企画として、「1% for Art」という法制度を日本で実現するためのプロジェクトを展開する。
Design Pierとのコラボレーションにより、1% for Artのプログラムとアジア各国のデザインスタジオによるデザインオブジェクトの展示を行う。

「1% for Art」は、公共建設の建築費の1%をパブリックアートの制作費用に充てるという、欧米諸国や韓国などで法制化されている文化制度。この制度によって、人々が日常的にアートに触れられる社会が実現するとともに、アーティストやデザイナーの雇用が創出され、クリエイティブ産業の活性化が期待される。

また、2019年のパートナーカントリーはイスラエル。青山・スパイラルガーデンを会場に「エデンの園」と題し展示を展開。自然・文化・テクノロジー・神話の間に生まれる緊張関係を起点に、死海の“塩”と、農業革命や現代生活を象徴する“麦”という、イスラエルの資源にまつわるふたつの神話の出合いをインスタレーションで表現。

新たに追加となった会場、新宿・リビングデザインセンターOZONEでは、リトアニアのアートとデザインのほか、「Ung Svensk Form/Young Swedish Design(ヤング・スウェーデン・デザイン)」の入賞アーティスト3人が出展する。

ほかにも104会場でさまざまな作品の展示を予定している。展示作品と展示会場の詳細は「DESIGNART TOKYO 2019」イベントページからチェックできる。

FOUR LITHUANIAS/VARVA JEWELLERY
FOUR LITHUANIAS/VARVA JEWELLERY
グーグル デザインスタジオ「comma at 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3」

Hitachi Social Innovation Forum 2019 TOKYO レポート

日立製作所は10月17・18日の2日間、東京国際フォーラムにてHitachi Social Innovation Forum 2019 TOKYOを開催した。

ロビーにはレゴで作られたアートウォールを設置。「Hitachi Social Innovation is POWERING GOOD」は日立が掲げる2021中期経営計画のキーメッセージ

Hitachi Social Innovation Forum は日立グループのイベントとしては世界最大規模のもので、IT分野や社会イノベーションといった同社の強みを組み合わせ、それぞれ「MOBILITY」「LIFE」「INDUSTRY」「ENERGY」「DIGITAL INNOVATION」「SECURITY」「WORKSTYLE INNOVATION」をテーマに講演や対談、セミナー、展示を展開する。

イベントでは「Hitachi Events」アプリを導入しており、展示の検索やステージタイムスケジュールのほか、オリジナルグッズがもらえるデジタルスタンプラリー機能を搭載。さらにSNS投稿キャンペーンを実施した。

18日に行われた特別講演ではイノベーションの研究を行うニューヨーク大学のメリッサ・シリング氏が登壇。「偉大なイノベーターたちの物語~画期的なイノベーションの起こしかた~」と題し、ニコラ・テスラやイーロン・マスク、マリ・キュリーなど数々のイノベーションをもたらした著名人を挙げ、彼らの共通項からイノベーションを生み出す人材について講演した。

展示会場では入口正面にメインステージゾーンが設置され、社会の課題解決やQuality of Life向上に向けた映像を上映。進んだ先では「MOBILITY」や「LIFE」など7テーマにゾーンを分けて日立が取り組んだ社会イノベーション事業の成果や今後の展望を紹介した。「DIGITAL INNOVATION」ゾーンでは近年注目の高まるオープンイノベーションを「社会課題を探索する協創活動」と表現し8つのトピックスを掲げたほか、37のトピックスを掲示した。

メインステージ
ENERGYゾーン。エネルギーソリューションがコンセプトのジオラマにはAR機能を搭載。

MOBILITYゾーン

博展が手掛けた「光と霧のデジタルアート庭園」がグッドデザイン賞を受賞

イベントや展示会を中心に企業・団体の体験型マーケティング活動を支援する、株式会社博展が手掛けた「光と霧のデジタルアート庭園」(場所:東京ミッドタウン芝生広場)が、2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。博展としては、同賞は2年連続の受賞となる。

同作品は枯山水をモチーフにした巨大なアート庭園で、今年7~8月にかけて公開された。

庭に面した縁側(エンガワ)に座り虫の声を聞き、花火を愛で、夏の暑さをも風情として楽しもうとする、そんな感性豊かな日本の夏の原風景を現代的に再構築し、新たな夏の風景をつくりだすことへのチャレンジだったという。

審査委員からは「六本木という都会のど真ん中で、縁側に座り、水を打ち、花火を見上げ、涼やかさを楽しむという日本古来の伝統手法のオマージュをテクノロジーの力で生み出し、老若男女が集うことのできる、全く新しい空間を創造した。」と評価された。

<詳細はこちら>

グッドデザイン賞の該当ページ:
https://www.g-mark.org/award/describe/49607?token=MJkcgBFDJK

メイキング映像:https://vimeo.com/287386554

東京・愛知で年2回開催へ インターペット

ペットフード協会と日本ペット用品工業会、メッセフランクフルトジャパンはペット製品や情報、サービス専門見本市「インターペット」を8月に開業したAichi Sky Expoで開催することを発表した。

会期は2020年11月21日から22日の2日間。インターペットは「人とペットのより良いライフスタイル」をコンセプトに掲げており、会期中はペットと同伴して入場することが
できる。

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初開催となる「インターペット愛知」では〝ペットと楽しむクリスマス〞をテーマに展開し、セミナーやトークショー「Goodマナーキャンペーン」などイベントも多数実施予定。愛知県は東京都、神奈川県、大阪府に続き犬の飼育頭数が全国4位。今後は東京・愛知の2カ所で毎年開催する。

また10回目を迎える「インターペット〜人とペットの豊かな暮らしフェア〜」は2020年の3月26日から29日の3日間、東京ビッグサイト青海展示棟で開催する。

https://interpets-japan.jp.messefrankfurt.com/japan/ja.html

 

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インターナショナル プレミアム・インセンティブショー(PIショー)が今日から池袋・サンシャインシティコンベンションセンターで開幕

ビジネスガイド社は今日10月16日から18日までの3日間、「第60回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2019」を開催する。同展は、販売促進ツールの専門展示会で、ノベルティやオリジナル販促品、POP、店舗演出用品、マーケティングシステムなどが一堂に会する。会場を前回の東京ビッグサイトから、サンシャインシティコンベンションセンターへ移しての開催となった。

開会式で来賓の対日貿易投資交流促進協会・樋口勉氏は「近年、ネットを活用した販売促進の普及により、オムニチャネル化が進んでいる。販促にネットを利用することは当たり前となっており、その先の差別化や新規顧客開拓のためには、体験の場としてデザインされたリアルな店舗が必要。今回、販促の原点回帰でもある“ネットを超越する、リアル販売戦略”というテーマは、時宜を得たもの」とショーへの期待を述べた。

また、ビジネスガイド社・芳賀信享代表取締役社長は「インターネットによる販売促進が急速に成長しているが、それに頼りすぎない戦術を考えている企業も多数ある。現在、実際の店舗にどのように集客するか、いかに付加価値をつけるかなどといった販促戦術が求められてきている。そこでPIショーでは、リアルな場で活用できるSP企画やSPツール、印刷技術など、最新のセールスプロモーションを紹介する。ぜひビジネスに役立てて欲しい」と開会宣言した。

展示のほかにも、フレイ・スリーのプロジェクトエディター・前田考歩氏による講演「商品販促、SEO強化、社内理解浸透のための動画活用方法と最新事例」など、さまざまセミナープログラムを予定している。

詳細は「第60回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2019」公式HPまで。

リード エグジビション ジャパン、新社長に田中 岳志氏が就任

リード エグジビション ジャパンは10月15日、33年間代表取締役社長を務めていた石積忠夫氏に代わり、これまで専務取締役を務めていた田中岳志氏が新社長に就任したことを発表した。なお石積前社長は名誉会長に就任する。

田中岳志代表取締役社長(2019年3月28日撮影)

発表された田中岳志代表取締役社長のメッセージは以下の通り。

 この度、私 田中岳志は弊社リード エグジビション ジャパンの代表取締役社長に就任いたしました。前任の石積がこれまで築き上げてきた展示会をさらに成長させることにより、各産業の活性化、展示会産業の拡大、日本経済の発展に貢献したいと強く決意しております。
私は1999年に大学卒業後、弊社に入社し、その後20年間エレクトロニクス、新エネルギー、高機能素材、農業、医療、ファッション等の展示会を打ち上げ、育成してまいりました。
 直近まで、専務取締役として120本以上の展示会を統括しておりましたが、今後も新しい分野の展示会を積極的に開催していく所存です。
今までと同様、皆様の多大なるご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

「第812号 見本市展示会通信(秋季特集号)」発刊しました

見本市展示会通信

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第812号 見本市展示会通信(夏季特集号)」を発行しました。

【主な記事】
“体験”で成功する出展戦略
・トップインタビュー  リアルの場を活かした体験を提供するために 日本イベント産業振興協会 松尾良太氏
・〈座談会〉体験とブースデザイン来場者体験にこだわる
・ブース事例紹介
├小鳥探しで子供たちによる賑わいを創出 和信ペイント
└スタンプラリー形式で会場内の回遊を促進 Google Play
・展示会でノベルティを効果的に活用するためには イディアス 大久保伸氏

2020年注目展示会 主催者インタビュー
├HCJ 2020
├JASIS 202
├2020日本ホビーショー
└2020NEW環境展/2020地球温暖化防止展

〈座談会〉期待高まる大阪・関西万博 万博から得たものと未来像

・〈インタビュー〉大阪国際経済振興センター 理事長 中村一男氏
・自工会豊田会長、モデルチェンジに言及 東京モーターショー
・〈インタビュー〉日本自動車工業会 モーターショー室 菅野幸司氏
・〈インタビュー〉シネ・フォーカス 代表取締役 八重垣圭氏
・〈インタビュー〉大阪ディスプレイ協同組合 理事長 永田智之氏
・〈インタビュー〉銀座サクラヤ 代表取締役社長 浅沼健司氏
・〈海外レポート〉ラスベガス
・主要見本市展示会の業種別開催データ(11月~2020年4月)
・主な見本市展示会スケジュール(11月)
・人事、短信

発行について:第812号 2019年(令和元年)10月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

「CEATEC 2019」明日開幕 企画展示にANAの新アバターサービスなど

CPSとIoTの専門展「CEATEC 2019」(主催:CEATEC実施協議会)が10月14日、千葉・幕張メッセで開幕する。前日である14日、報道関係者に向けたメディアコンベンションが行われた。

企画展示「Society 5.0 TOWN」は2030年の未来の町で実現が見込まれる都市機能サービスや商業サービス、生活サービスなどを紹介するもの。初参加であるANAホールディングスでは普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」ならびにアバターサービス提供プラットフォーム「avatar-in(アバターイン)」を出展。エアラインのユーザー数が世界人口の6%にとどまっていることから、時間やコスト、身体、インフラにとらわれない次世代のコミュニケーションを提案する。ネットを介して街に設置されたアバターにアクセスし、社会に参画するもので、観光やショッピングから災害救助まで広い用途での活用を見込む。newmeは10月14日リリースで、2020年東京オリパラまでに1,000台の普及を目指す。

ホール3のトータルソリューションエリアの日立ブースでは「RETAIL」、「HOME」、「WORK」の3ゾーンを展開。HOMEゾーンでは同社の冷蔵庫や洗濯機といった家電製品と、ソニーのペットロボット「AIBO」がCEATECだけのコラボを披露。冷蔵庫を閉め忘れたり、洗濯が終了するとAIBOが鳴いて教えてくれるといった、電子音にはない癒しのライフスタイルを提案する。

CEATEC 2019の出展規模は787社・団体(前年比+8.6%)、2,122小間(同+18.8%)と大幅に拡大。海外からの出展も24カ国・地域から250社(前年:19カ国・地域206社)と増加。スタートアップ/大学研究機関は170社・団体(同:162社・団体)、全体の新規出展者は304社・団体(同:345社・団体)となった。CEATEC実施協議会の鹿野清エグゼクティブプロデューサーは「出展者同士が話し合い、新たなものを生み出す共創の場を目指す」と話し、会期4日間で来場者数16万人を目標に掲げる。