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東京ゲームショウ2018開幕~41カ国・地域から668社・団体が出展

9月20日、幕張メッセで「東京ゲームショウ2018(TGS2018)」(主催・コンピュータエンターテインメント協会、共催:日経BP社)が幕を開けた。

開会式の様子

今回、41カ国・地域から668社・団体が出展。国内338社、海外330社と国内出展社数が初めて300社を超えた(昨年:国内292社/海外317社)。出展タイトル数は1,568タイトルとなった。

今年のTGSのテーマはeスポーツ。今年2月にはeスポーツの国内統一団体である日本eスポーツ連合(JeSU)が発足し、8月にインドネシアのジャカルタで開催されたアジア競技大会には日本オリンピック委員会(JOC)を通してeスポーツ日本代表選手を派遣し、見事金メダルを手に入れるなど話題を集めた。

会期初日の20日には基調講演として岡村秀樹氏(JeSU会長)、荒木重則氏(カプコン 常務執行役員 eSports統括本部長)、森田直樹氏(コナミデジタルエンタテインメント「ウイニングイレブン」シリーズ 制作部長)、ケネス・フォック氏(Asian Electronic Sports Federation(AESF)会長)、岩上和道氏(日本サッカー協会 副会長)の5名がeスポーツの課題や展望を語り合う。また、ホール11の「e-Sports X」ステージではアジア競技大会に出場した3選手の凱旋報告会や日本-オランダeスポーツ国際親善マッチも行われる。

開会式に登場したコンピュータエンターテインメント協会の早川英樹会長は「今年は『e-Sports X』ステージをJeSUと共同で開催する。日本のeスポーツ選手が活躍する国際的な場にしたい」「東京ゲームショウは世界におけるビジネスの場であるとともに、エンターテインメントの魅力を実感できる場でもあってほしい」と発言。

早川英樹氏

 

日経BP社の新実傑社長は「今年のTGSは2つの新記録がある。668社の出展社は国内・国外ともに過去最多であり、41カ国という出展国・地域も昨年から5カ国・地域増で過去最多だ」「1年間のTGSではeスポーツの取り組みがメディアを通じて発信され、起爆剤となった。今年もB to B向けのeスポーツ関連セッションが数多く用意されている」と語った。

新実傑氏

TGS2018は9月20日から23日までの4日間、幕張メッセで開催。20日と21日はビジネスデイ、22日と23日は一般公開日となる。4日間の来場者数は約25万人を見込む。

コンクール最優秀賞に学ぶデザインの広げ方

サイン&ディスプレイショウ2018で行われた第53回関東地区連広告美術コンクールの最高賞(国土交通大臣賞)を受賞した作品「東・京。散・歩。」を見てきました。

受賞したのは、(株)マエダの志賀正章氏。
今回は実際に志賀氏が勤めている川口市の営業本部・工場に伺い、コメントを頂いてきました。

屋外広告業の技能の錬磨、向上をめざして開催されている関東地区連広告美術コンクールの今回のテーマは、「TOKYO ー世界に誇れる東京ー」。毎年、公共的テーマが設定され150点近くの作品が出品されています。


着物姿の女性が差す傘には、江戸切り子、雷門、スカイツリーなど東京のさまざまな魅力が散りばめられています。

作品左下の文章には
「(中略)歴史を重ね様々な道のりを経て、 古きもの・新しきものが織りなす都市が形成され、経済・文化・技術に於いて世界から厚い「信望」を得るに至る。歩いてみよう、世界に誇れる東京を。感じて魅よう、その道のりを。」
とあり、

志賀氏は東京のさまざまな魅力を知ってもらいたいとの思いから、作品を作るに当たって昭和館(千代田区)や新宿歴史博物館(新宿区)などを訪問、実際に東京の街並みを歩いて作品の構想を練ったそうです。

「伝えたいこと、テーマを発展させるように考えることがデザインに繋がっていく」とお話し頂きました。

「Aichi Sky Expo(アイチ スカイ エキスポ)」~愛知国際展示場の愛称・ロゴマークが決定

2019年9月に、開業する愛知国際展示場の愛称・ロゴマークが18日に発表された。今年5月に公募した2,581点の作品の中から「Aichi Sky ○○」と「Aichi Expo」を組み合わせ、「Aichi Sky Expo(アイチ スカイ エキスポ)」に決定。

中部国際空港に直結していることから、海外との交流拠点になってほしいとして英語表記を採用し、将来に向かって羽ばたくイメージから「sky」を取り入れ、「Aichi Sky Expo(アイチ スカイ エキスポ)」となった。

ロゴに関しては、愛称をもとに名古屋市在住のデザイナー小川明生氏が作成し、和テイストのタッチで展示場の外装デザインや、海、空、空港島の風を表現。文字左上にある3要素は、それぞれ「Aichi Sky Expo」の頭文字をイメージした。

(詳細はこちら

ソフマップにJeSU公認PC「GALLERIA GAMEMASTER」が体験できるeスポーツゾーン登場

ソフマップは、日本eスポーツ連合(JeSU)から初めて公認を受けたesportsに最適なPC“GALLERIA GAMEMASTER”を、2018年9月14日より販売開始した。また、本PCの体験ができる専用ブース“GALLERIA eスポーツゾーン”を、販売開始にあわせソフマップAKIBA2号店 パソコン総合館にオープンした。

GALLERIA eスポーツゾーン

オープンに先駆けて行われたメディア向けのイベントにはソフマップの渡辺武志社長、サードウェーブの榎本一郎副社長、日本eスポーツ連合の平方彰専務理事が登場。

左から平方氏、渡辺氏、榎本氏

渡辺氏は「昨年10月に社長に就任して以来、eスポーツをやらないとと考えてきた。ゲーミングPCコーナーは好調に推移しており、サードウェーブの尾崎社長に会って『(ソフマップで)GALLERIAを売れないかと』話したところ、担当者として榎本氏を紹介していただいた。ソフマップAKIBA2号店の2階にはeスポーツスタジオもあり、eスポーツの聖地にしたい」と話す。

榎本氏は今年の2月にサードウェーブに着任して以来「いかにマネタイズするか、eスポーツのエコシステムを作るかを考え続けてきた」と語り、渡辺氏に対しては「eスポーツに対して熱い思いを持っている。GALLERIA GAMEMASTERを外に出してもちゃんとした売り場を作れると思い、自社のみの販売路線を変更すると決めた」と言う。

平方氏は初のJeSU公認PCに対し「スペックやシールの形など委員会で相談して決めた。eスポーツ文化を広げることが大事で、PCの選び方が分からない人のためプロ用やエントリーモデルなど、スペックに合わせた表示・ステッカーを考慮した」と発言した。

固い握手を交わす渡辺氏(左)と榎本氏(右)

◆「JeSU公認PC」の概要

JeSU主催のeスポーツ大会での使用が初めて認められた「JeSU公認 PC」は、サードウェーブが展開するゲーミング PCブランドGALLERIAシリーズの新たなラインナップ。このたび販売を開始するモデルは、114,800円(税抜)から用意されており、ノートタイプからタワータイプまで全5機種とスペックに応じて幅広く取り揃えており、ソフマップのオリジナルモデルとなっている。

◆「GALLERIA eスポーツゾーン」概要

ソフマップ2号店にオープンする「GALLERIA eスポーツゾーン」は、サードウェーブ直営店以外で初めて展開される「JeSU公認PC」専用ブース。ここでは新発売の5機種が全て展示してあり、そのスペックを実際に人気ゲームタイトルをプレイしながら体感することができる。

◆「JeSU公認PC」 ノートタイプスペック例

・価格:149,800円(税抜)
・OS:Windows 10 Home 64ビット
・ディスプレイ:15.6 インチ フル HD 液晶
・CPU:インテル Core i5-8300H プロセッサー
・グラフィックス:Geforce GTX1050Ti
・メモリ:8GB
・ストレージ:SSD250GB
・重量:2.0Kg(バッテリー含む)
・本体寸法:幅360mm×奥245mm×高27mm(突起含まず)

新チケッティングサービスを発表~パナソニック×ぴあ

パナソニック株式会社、ぴあ株式会社は、スポーツなどのチケッティングソリューション提供の発表を含む、スタジアムサービス共同開発への取り組みを開始した。

今回、新たにマルチデバイス対応のチケッティングソリューション「スタジアムサービスプラットフォーム」を発表。
全てのチケットをスマホQRコードやウェアラブルチケットなどへと電子化し、入退場時のゲート認証のほか、来場者のアクティビティ・購買情報など、スタジアム内のさまざまな端末機器の情報を連携させることで、来場者が施設を快適に利用できる環境を整える。運営面でも効率化・省人化を図りたいとしている。

パナソニックの井戸正弘氏は「今までは映像音響機器や照明などの物販型事業を主体にしてきたが、今後は競技場内の盛り上げなどサービス型事業、コンテンツ事業、運営事業も視野に入れ拡大を図る。スタジアムアリーナにおける来場者・運営者・総務の課題を解決し、スタジアムにおけるすべての来場者の体験価値向上の実現を目指すもの」と、今回の取り組みの趣旨について話した。

取組みの第一弾として、11月24日、パナソニックスタジアム吹田で行われるサッカー・明治安田生命J1リーグ、ガンバ大阪対V・ファーレン長崎戦で、新たなスタジアムサービスの実証実験を行う。大日本印刷、三井住友カードと共同で、3万人規模のホーム側全ての来場者が電子化されたチケットで入場することで実現できるスタジアムサービスプラットフォームの検証を実施する。

 

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入場登録受付を開始~SEMICON JAPAN 2018

SEMIは12月12日から14日に東京ビッグサイトで開催する、エレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2018」の入場登録受付を9月3日に開始した。

昨年開催のようす

初日のオープニングキーノートは「ニューリーダーが語る未来」と題し、リオ五輪閉会式や紅白歌合戦のドローン演出を技術サポートしたライゾマティクス取締役の石橋素氏、ディープラーニングの研究開発のスタートアップ企業にしてトヨタ自動車、NVIDIA、インテル、マイクロソフトなどと協業を進めるPreferred Networks代表取締役社長の西川徹氏の両名が登壇。開会式もパフォーマンスをライゾマティクスが演出し、スマート社会を支える出展者の技術展にふさわしいテクノロジーアートを繰り広げる。

昨年開催のようす

2014年から同時開催をしてきた特別展「WORLD OF IOT」は、「スマートアプリケーションゾーン」として展示に融合。半導体の新たな需要をけん引するスマートカーやスマート工場などのアプリケーションと関連技術のプレイヤーが出展し、デバイス製造技術との交流によるエレクトロニクス業界全体の成長促進を目指す。

そのほか、詳細はWEBサイトまで。(http://semiconjapan.org/jp/)

 

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今週の展示会スケジュール(9/18~9/24)

9/18~9/24 開催の展示会

■東京

9月20日(木)~23日(日)
東京ビッグサイト
ツーリズムEXPOジャパン2018
http://www.t-expo.jp/

■千葉

9月20日(木)~23日(日)
幕張メッセ
東京ゲームショウ2018
https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2018/

■大阪

9月20日(木)・21日(金)
OMM
第60回大阪インターナショナル・ギフト・ショー秋 2018
https://www.giftshow.co.jp/osakagiftshow/60oigs/

9月20日(木)・21日(金)
インテックス大阪
フードストア ソリューションズフェア2018
https://www.fs-solutions.jp/

■福岡

9月20日(木)~24日(月)
西日本総合展示場
第40回西日本陶磁器フェスタ
http://www.toujiki.jp/

「第786号 見本市展示会通信」発刊しました

見本市展示会通信

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第786号 見本市展示会通信」を発行しました。

【主な記事】
一面のニュース:エッジテクノロジー総合展 2展をまとめリニューアル、<経営力>バルコジャパン・代表取締役社長 加藤浩典氏
<展示会Report>スポーツビジネスジャパン2018 eスポーツはリアルスポーツを超えるのか?
業種別開催データ(10月~2019年3月)
地域マーケティング論 第8回 日本コンベンションサービス㈱ 大和田雅人氏
駆け抜けた日々③後編 ㈱ボックス・ワン 代表取締役 豊田悦夫氏
事務所・一般ニュースほか

発行について:第785号 2018年(平成30年)9月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

スポーツビジネスジャパン2018にeスポーツのサードウェーブ登場

ゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」やeスポーツアリーナ「LFS(ルフス)池袋」の運営で知られ、日本eスポーツ連合のスポンサーも務めるサードウェーブは、8月30日・31日に大阪・コングレコンベンションセンターで開催されたスポーツ産業展示会「スポーツビジネスジャパン2018 together with スタジアム&アリーナ2018」に出展し、eスポーツの可能性をスポーツ関係者に示すとともに今後のビジョンを語った。

スポーツビジネスジャパン2018

同展にeスポーツが登場するのは初。ブースではGALLERIAやゲーミングチェアを展示したほか、サッカーゲーム「FIFA 18」のプレイ映像を12面の巨大モニターに表示し、来場者にeスポーツの存在感をアピールした。来場者の多くがリアルスポーツの関係者であり、eスポーツへの物珍しさもあってかブース前には人だかりができて通行が困難なほどだった。

サードウェーブブース

30日に行われたパネルディスカッション「eスポーツはリアルスポーツを 超えるのか?」にも、サードウェーブ副社長の榎本一郎氏が登壇。eスポーツを日本の文化にするため何が必要かとの問いに対し、毎日新聞社とタッグを組んだ「全国高校eスポーツ選手権」の開催や、芸能プロダクションの浅井企画と共に展開する「浅井企画ゲーム部」の名前を挙げ「さまざまな企業とアライアンスを組み、ブームで終わらない文化にしていく」と決意を語った。ディスカッションの中では「全国高校eスポーツ選手権」において新たにeスポーツ部を作った学校に対し、JeSU公認のゲーミングPC GALLERIA GAMEMASTERを3年間無償レンタルすることも明らかにした。

パネルディスカッションの様子

同日に行われた出展者プレゼンテーションでは榎本氏と上席執行役員の松原昭博氏が登壇し「世界のeスポーツの潮流と、日本の最新eスポーツビジネストレンド」について説明を行った。
世界のeスポーツ競技人口は1億3,000万人以上でバスケットボールの4億5000万人、サッカーの2億5,000万人に次ぐほど多い。
視聴者数は2018年で3億8,000万人で、21年には5億5,700万人となる見込みだ。地域で見るとアジアが全体の53%を占めており、最近では韓国でも人気が増している。
収入規模は18年で1,000億円ほどで、21年までに1,815億円になると予想されている(この数字は調査会社によってこ異なる)。

左:松原昭博氏 右:榎本一郎氏

世界中の企業が今、eイースポーツに投資している理由として松原氏は「ミレニアル世代」へのリーチを挙げる。世界のeスポーツプレイヤーの70%以上がこの世代であり、デジタルネイティブのミレニアル世代とeスポーツの相性の良さが背景にはある。

国内でも何かと話題になっているeスポーツの五輪公式競技化については、五輪のスポンサー企業でもあり世界的なeスポーツ大会を開催しているインテルの存在が鍵になると示唆。パリ五輪での正式採用に期待を寄せた。

さらに世界のトレンドに目を向け、eスポーツのトレーニング施設や専門教育に言及。eスポーツがリーダーシップやチームワーク、問題解決力、コミュニケーション能力を育むものとして、海外に対し遅れを取っている日本でも見習う必要があるとの考えを示した。

最後に松原氏はサードウェーブのこれまでのeスポーツに対する活動と、今後のビジョンについて解説。サードウェーブではeスポーツ大会「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を主催し、優勝チームをJeSUを通してアジア大会に派遣している。また、プロeスポーツチーム「Rascal Jester」やLFS池袋の運営に加え、今後は「全国高校eスポーツ選手権」「浅井企画ゲーム部」などその活動の幅をさらに広げていく考えだ。榎本氏はeスポーツ事業に対し「企業や自治体とeスポーツ団体を地域コミュニティとして繋ぎたい。そのための知見はこれまでの事業で培ってきたので、それを活かして『eスポーツと言えばサードウェーブ』と思って欲しい」と意気込みを見せる。

MICE分野で初のフォト・動画コンテスト開催~JNTO

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日本政府観光局は、MICE 分野で初めてのフォト・動画コンテスト「第 1回MICE開催地・日本の魅力 フォト・動画コンテスト~New ideas start here~」を開催する。

コンテストはMICE開催地として日本の魅力を国内外のMICE関係者へアピールするために展開しているブランディングキャンペーン「Japan. Meetings & Events」と、日本で MICE を開催すると新しいアイディアや発想が生まれるという意味をこめたタグライン「New ideas start here」の浸透を図るキャンペーンの一環で実施する。

応募の対象は国内外のMICE主催者、参加者、開催地の自治体や施設、業界関係者等が自ら「Japan. Meetings & Events」や「New ideas start here」を表現する写真や動画を撮影した作品で、応募テーマはフォト部門は「知のネットワーク部門」「ユニークな文化部門」「プロフェッショナルなおもてなし部門」の3部門とMICE動画部門。

受賞作品は日本のMICEの魅力を最大限には発信するツールとしてJNTOがプロモーションに活用する。

応募期間は9月18日から2019年1月7日まで。最優秀賞・優秀賞受賞者は2019年2月28日開催のIME2019で表彰する予定。

公式ホームページ https://mice.jnto.go.jp/contest/