ホーム ブログ ページ 31

キヤノンのオンライン会議ソリューション「AMLOS」(Inter BEE 2023)

キヤノンは11月15日から17日にかけて幕張メッセで開催された「Inter BEE 2023」(電子情報技術産業協会)にオンライン会議ソリューション「AMLOS」を出展した。

リモートカメラ1台で複数が核のFHD映像を生成でき、ハンドジェスチャーで簡単操作できるのが特徴。設置された1台の4Kリモートカメラから、プレゼンター、ホワイトボード、会議室全体、注目して欲しい視点など、複数の視点でフルHD映像を配信することができる。また、カメラの前で特定のハンドジェスチャーをすることで、注目してほしい視点の設定、対象のズームインなどのカメラ操作が可能。

ブラウザで自分が見たい画面をカスタマイズできる点も嬉しい。リモートユーザーはインターネットブラウザでAMLOSを使用することができ、専用ソフトなどのDLは不要。ブラウザ上でドラッグ&ドロップすることにより、ホワイトボードの内容や会議室内の状況、貼り紙や卓上の小物など指定した特定領
域などの各視点を自由に選択できる。

ピクシーダストテクノロジーズの吸音材「iwasemi(イワセミ)」(JAPANTEX 2023)

ピクシーダストテクノロジーズは2023年11月15日から17日にかけて東京ビッグサイトで開催された「JAPANTEX 2023」(主催:日本インテリア協会)に音響メタマテリアル技術を応用した革新的な吸音材である「iwasemi(イワセミ)」を出展した。

音響メタマテリアル技術にピクシーダストテクノロジーズ独自の吸音設計技術を応用することによって開発された吸音材。適用シーンは、工事、建材、什器、鉄道、自動車など社会の様々な分野にわたる。吸音周波数特性の柔軟性、高い吸音率と薄型化の両立、素材の選択自由度と加工自由度の高さといった特徴を備える。

最新のRC-αはガラスと調和する透明吸音材。人の声の周波数帯域に特化した吸音性能を搭載している。室内のプライバシー対策にもなるゆらぎ加工を本体に搭載するほか、植物由来のバイオエンジニアリングプラスチックを100%採用しているのも特徴。設置は両面テープで簡単にでき“空間に溶けこむ閑
(しず)かさ”を実現する。

西尾レント、フジヤ、ATAが大阪・関西万博インドネシア館の建設工事受注

ニシオホールディングス傘下の西尾レントオールは、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)のインドネシアパビリオンにおいて、フジヤ、ATAとともに西尾レントオールを代表者とする特定建設工事共同企業体を組成し、建設工事を受注した。西尾レントオールは、先日発表したイタリア館に続き2カ国目の参加となる。

インドネシアパビリオンは、指定国家機関であるインドネシア国家開発計画庁/国家開発計画省(BAPPENAS)より委託を受けたサムドラ社(PT. Samudra Dyan Praga)により「西尾レントオール・ATA・フジヤ特定建設工事共同企業体」が受注したもので、パビリオンの建設を西尾レントオール・フジヤ・ATAが担う。

総合レンタル会社の西尾レントオールは、2020年に木造モジュール事業を立ち上げた。設計・施工を担うグループ会社であるATAとともに、移設・転用が可能な木造建築を一般流通木材からなるCLTパネルと鉄(金物と張弦材)の組み合わせによって実現した「ATA-CLT-S構法」を推進している。鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて環境負荷をかけず、かつ短工期での施工が可能となり、万博で掲げられているテーマやコンセプトにも合致する。

インドネシアパビリオンの躯体の一部には木材が活用される見込みで、各社と協働しながら参加国が伝えたいコンセプトの実現を後押しする。

今週の展示会のスケジュール(12/18~12/24)

12/18~12/24 開催の展示会

▽福岡県

12/22(金)~12/25(月)
マリンメッセ福岡
FUKUOKA MOBILITY SHOW 2023

【レポート】「SEMICON Japan 2023」が東京ビッグサイトで開催

12月13日〜15日、東京ビッグサイトにて「SEMICON Japan 2023」が開催された。

エレクトロニクスの製造サプライチェーンを、そのコアとなる半導体を主軸に、車やIoT機器などのアプリケーションまでカバーした展示会で、主催はSEMIジャパン。

展示会のほか、エレクトロニクスの設計・製造エコシステム、アカデミア、政府からオピニオンリーダーを招き、基調講演やビジネスセミナーを開催。日本での開催は2023年で47回目を迎えた。

同時開催は「APCS:Advanced Packaging and Chiplet Summit FLEX Japan 2023」。

<主な出展企業・団体>

■ 先端半導体および将来アプリケーション
AI、機械学習、5G/6G通信技術、量子コンピューティング、自動車(EV、自動運転)、VR/メタバース、宇宙、空モビリティ/ドローン

■ 半導体製造装置
半導体用設計装置、マスク製造用装置、ウェーハ製造用装置、ウェーハプロセス用装置、組立用装置、検査用装置、その他関連装置

■ 半導体製造用部品・材料
プロセス材料、テスト材料、組み立て材料、基板、パーツ・サブシステム

■ 各種サービス・ソフトウェア

■ 大学・官公庁

【新施設】「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」が竣工

東急不動産株式会社が参加組合員として参画し、渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合が推進する「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」(渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業)が11月30日に竣工した。

渋谷駅直結の複合施設「Shibuya Sakura Stage」は、SHIBUYAサイド(SHIBUYAタワー、セントラルビル)とSAKURAサイド(SAKURAテラス、SAKURAタワー)で構成されている。「にぎわいSTAGE」「はぐくみSTAGE」等のイベントスペースやステージは12月から使用が開始されている。

にぎわいSTAGE
周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」

 

 

EventBiz vol.33「ドーム・スタジアム・アリーナの新しい形」

Amazonで購入

直接購入

編集内容

特集① ドーム・スタジアム・アリーナの新しい形

イベントと一口に言っても、そのジャンルは多岐にわたる。音楽コンサートやスポーツ、食イベント、展示会、地域のお祭りなど列挙すればきりがないほどだ。そして、それらすべての受け皿となり得るのがドーム・スタジアム・アリーナであり、近年ではスポーツ以外にもさまざまなイベントで活用することで、街のにぎわい創出や交流拠点としての役割を期待されるようになった。本特集ではドーム・スタジアム・アリーナの最新情報や、その発展に向けた取り組みに焦点を当てる。

特集② イベントを進化させるヒトとモノ

イベント自体をアップデートさせる製品やサービス、アイデア、コンセプト、あるいはイベントツールそのものの発展・アップデートを取り上げる。もたらすメリット・特徴のほか、活躍するイベントシーンなどを合わせて掲載し、活用イメージと共に読者に訴求する。

特集① ドーム・スタジアム・アリーナの新しい形

スタジアム・アリーナ改革がもたらす未来 経済産業省
“SMALL ARENA BIG VISION”で日本一のアリーナへ オープンハウスグループ
バスケ W 杯の盛り上がりを受け、次のステージへ 沖縄アリーナ
チーム、運営、会場。一体でスポーツをもっと「エンターテインメント」に トヨタアルバルク東京
東京ドームシティがリニューアル~特別な1日が待つ新しい“ 街 ”へ~ 東京ドーム
ハマスタを軸に賑わいを生み出す「BALLPARK FANTASIA」 ディー・エヌ・エー
長崎の新たなランドマーク「長崎スタジアムシティ」その魅力と強みとは 長崎スタジアムシティ
スポーツホスピタリティで「稼げるアリーナ」へ 佐賀県全体まで好影響を SAGA アリーナ
「席」に新たな価値を吹き込む 梓総合研究所 × ぴあ

特集② イベントを進化させるヒトとモノ
なめらかな曲面が新たな表現を可能にする「Ruby Curved LED」 レイ
未来のイベントデザインを支えるデータ活用 フジヤ
本質的なサステナビリティ・イベントの実践 アイランダーサミット石垣
デジタル革新で変わる展示会運営 トーガシ
経験とテクノロジーで未来のイベント業界をリードする ヒビノ/ MICE プラットフォーム
5 人のチームが年間 400 件以上の展示会出展をサポートする仕組み 博展

その他コンテンツ
社長インタビュー 未来を創る元気な会社へ ムラヤマ
INFORMATION 落合陽一氏の新作メディアアートが秋葉原 UDX に
廃材を装飾にする循環型ディスプレイを構築 昭栄美術
展示会の総合分析 2023 年 7 月~ 9 月
開催スケジュール(展示会) 2023 年 12 月~ 2024 年 2 月
論考 寺澤義親
緊急独占インタビュー 世界から見た日本の展示会 RX CEO ヒュー・ジョーンズ
Pick Up Exhibition Japan MICE EXPO 2024
MICE TOPICS① 神戸で開催された MICE に関する調査レポートを発表
NEW OPEN 楽しみながら科学を学べる施設・イマジナスが開業
Report MICE アンバサダーの集い
海外レポート Kaohsiung MICE Annual Conference & MICE Experiential Tour
MICE TOPICS② ジャパンモビリティショー 2023 閉幕
自創空間 小林 敬/エディスグローヴ
Circle of SDGs サステナブルイベント協議会

判型:A4判
ページ数:88
ページ
定価:2,200円(税込・
1冊)+送料 /  8,800円(税込・年間)
全国有力書店で販売。また、小社からの発送も行っております。
※上部の購入ボタンよりご予約を受け付けております。
お問合せは(株)ピーオーピー 出版企画室(TEL: 03-5687-6841、FAX: 03-5687-6845)

 

「第912号 見本市展示会通信」発行しました


 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙「第912号 見本市展示会通信」を発行しました。

特集
ステージ演出・映像照明の今
・PROLIGHT & PROVISUAL 2024 出展者紹介・インタビュー
・JAPAN MOBILITY SHOW 2023 演出事例レポート
・VISUAL AND LIGHTING TRENDS 映像&照明のトレンド

主な記事
・業種別開催データ(2024年1月~6月)
・〈Report〉ポートメッセなごや開業50周年記念講演会・交流会
・〈寄稿〉万国博覧会・国際博覧会を知ろう(最終回)桜井悌司氏
・事務所・一般ニュース

発行について:第912号 2023年(令和5年)12月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら<

[展示会フォトレポート]100 INSPIRATIONS ISHIKAWA

11月9日・10日の2日間、WITH HARAJUKU(東京・渋谷区)で「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA(ハンドレッド・インスピレーションズ・イシカワ)」が開催された。主催は石川県、石川県繊維協会、繊維リソースいしかわ、石川県織物構造改善工業組合。アパレル関係者や商社など約600名が来場した。

石川県は繊維工業が主要産業の一つであり、地元企業は自社製品の販売と販路拡大に取り組んでおり、毎年、東京で展示商談会を開催し、アパレル商品企画責任者やデザイナーに石川県産の生地を直接触れられる機会を提供している。本展示会は持続可能な素材や製品の展示と提案がテーマで、参加者は新しいアイデアや製品を発見し、業界関係者とのコネクションを深めることができる。

日本アパレルファッション産業協会のクリエイターとのコラボレーション製品も展示された。

繊維リソースいしかわ・西村氏は「石川県(北陸)の合成繊維は世界的に見ても技術力が非常に高く、ファッションやスポーツの世界市場で多くの素材が使用されている。今後は国内市場を盛り上げつつ、海外市場を視野に入れた販路拡大を目指していきたい」と述べた。ハンドレッド・インスピレーションズ・イシカワは来年度も開催を予定している。

海外ブースの“おもてなし”から学ぶ、日本ブースの未来像 – 東京造形美術

本記事では、国内外の展示会におけるブースデザインのトレンドを比較し、成功する出展のための戦略を探るべく、国内外の展示会出展サポートを手がける東京造形美術の本沢クリスチアーノ氏に話を聞いた。

本沢クリスチアーノ氏(右)

――海外と日本の展示会での出展ブースにはどのような違いがありますか

海外の展示会で特に印象的だったのは「おもてなし」の概念です。来場者が気軽に立ち寄れる空間が提供されています。具体的には、コーヒーやワインを用意し、リラックスした雰囲気で製品やサービスを紹介するスタイルが主流です。対照的に、日本の展示会では繁華街のように客引きが行われるケースが多く、おもてなしは日本を象徴する文化の一つだと思っていましたが、展示会においてはまるっきり薄れているように感じます。
展示手法においても地域や文化による違いは顕著です。例えば、発展途上国も含むアジア圏では、商品の数や種類で勝負するケースが多いです。一方、先進国の欧米では、展示する製品数を絞り、その他のスペースをおもてなしの場として活用します。このようなアプローチは、より質の高い商談を促す効果があるでしょう。

――「おもてなし」の出展のために出展者が押さえておくべきポイントは何でしょうか

前提として、ブースに立つ説明員が商材やサービスに精通し、言葉に堪能でなければなりません。加えて、出展までの準備期間も十分に確保する必要があり、最低でも半年前から出展プランニングを開始すべきです。会期中は、ブーススタッフが持つそれぞれの役割を明確にし、誰もが準備を怠らないようにすることが大切です。
せっかくの海外出展の機会なので、出展者はできる限り多くの商品やサービスを展示したいと考えがちです。ですが最終的な評価は、出展者と来場者の間で良い商談ができたかどうかです。そのためには来場者に楽しんでいただける、話しやすい環境を作ることが重要なのです。

――日本の展示会において、今後ブースデザインが進化するなら、どのような方向性になると予測しますか

今後はリアルとデジタルの展示が並行して行われると考えています。デザインの進化については、単なる機能性よりも、ストーリー性やカスタマージャーニーを考慮した「顧客ベースデザイン」が求められると予測します。このようなアプローチで、より来場者のニーズと感情に寄り添った展示を目指すべきだと思います。

――東京造形美術の具体的な戦略は何でしょうか

世の中でSDGsに対する意識が高まる中、各企業は経済活動をしっかりと行い、なおかつSDGsにも貢献している点を強調することが大切です。当社が導入した「beMatrix(ビーマトリックス)」はそのような要求に応えられるシステム部材であり、展示に活用することで、経済活動とSDGsへの貢献を同時に実現可能です。
また、日本の展示会で特に考えるべきは、人手不足と職人の高齢化という問題です。これらは表面的には出展者や主催者に直接関わりがないように思えますが、実は業界全体に大きな影響を与えています。展示会やイベント業界が衰退していくことはすなわち、最終的には日本経済に悪影響を及ぼします。この問題に対処するべく、我々はデザイン性も生産性をも高めることにも向いているbeMatrixを導入しました。出展者にデザインの魅力を、人手不足の業界には効率的な生産を提供し、さらには環境にも配慮したサービスを実現しています。これにより、全ての関係者が共に利益を享受し、相互に価値を高めることができると確信しています。