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【CEATEC 2023レポート】AIや脱炭素、メタバースなど未来社会のソリューション一堂に

デジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2023」のプレスデーが10月16日に行われた。

三菱電機はシンプル操作で誰もが手を取り合える未来を拓く「AVATARソリューション」、AR技術を活用したすべての人に優しい「スマートファクトリーコンセプト」、先進モビリティの実現・普及で社会課題を解決する「自動運転レベル4運行サービス」、プラスチック資源循環DXソリューション「RaaS」などを展示した。

三菱電機ブース

東芝はカーボンニュートラル実現に向けた「CO₂見える化ソリューション」「AI活用ソリューション」「資源化ソリューション」などを展示。また、量子コンピューターによるデータ解析に備える手段として「量子鍵配送プラットフォーム」を提案した。

東芝ブース

日立製作所はサーキュラーエコノミー活動の一環として、再生プラスチックを使用した掃除機やストレージを展示。ストレージに含まれる再生プラスチックは高機能素材で高い耐熱性を備えている。また、災害時にEV(電気自動車)を蓄電池として活用できるソリューションや、鉄道の保全・点検等をメタバース空間で行える技術の展示などを行った。

日立製作所ブース

ソニーグループはインクルーシブ社会をテーマに出展。年齢や障害の有無を問わず誰でも使えるPlayStation 5用「Accessコントローラー」や、スマートグラスによる会話支援プロジェクト、XR技術を用いたキャッチボール、鼻歌が音色に変わる「ウルトラライトサックス」などを展示した。

ソニーグループブース

アドバンスト・メディアはAI音声認識「AmiVoice」とChatGPTを活用したAI Avatar AOI(アオイ)をデモ展示。画面越しに悩み相談などをすることができるのに加えて、複数の端末でフレキシブルな運用が行えるため、VR空間に移動してやりとりの続きを行うことも可能。

アドバンスト・メディアブース

CEATEC 2023は10月17日(火)から20日(金)までの期間、幕張メッセで開催される。

【2日目以降】Panasonic、村田製作所など、出展ブースの様子(写真)

「CEATEC 2023」684社・団体規模で10月17日開幕 今回のテーマは“次世代”

記者発表会で説明する鹿野清氏

デジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2023」が10月17日から20日にかけて幕張メッセで開催される。16日には報道関係者向けに一部の出展者による先行公開が行われた。

CEATEC 2023の開催規模は出展者数684社・団体で2022年の562社・団体を大きく上回る。新規出展者数は305社・団体(2022年:266社・団体)、スタートアップ・大学研究機関は153社・団体(同:81社・団体)、海外出展者数は21カ国より195社・団体(同:27カ国より146社・団体)となった。会期4日間で10万人以上の来場を見込む。

今回は会場内に「パートナーズパーク」「アドバンスドテクノロジー」「キーデバイス」「スタートアップ&ユニバーシティ」「グローバル」の5つのエリアを展開。社会課題の解決に資するさまざまなソリューションを展示する。また、4年ぶりにカンファレンスを幕張メッセで展示とあわせて実施し、ピッチイベントなども含め200以上のセッションを行う。

16日には「CEATEC AWARD 2023」も発表。総務大臣賞には東芝の「空間セキュリティマネジメントソリューション」が、経済産業大臣賞にはエレファンテックの「金属インクジェット印刷技術を用いた環境負荷低減PCB」が、デジタル大臣賞にはザクティの「リアルタイム映像DXソリューション“Xacti LIVE(ザクティライブ)”」が選出された。

鹿野清CEATECエグゼクティブプロデューサーは記者発表の場で、今年のキーワードである次世代について「次世代社会を実現するデジタル田園都市、次世代を支えるデジタル技術、デバイス、半導体、次世代を担う学生を中心とした若者たち。そして、次世代のカギを握るのがスタートアップ企業だ」と発言。また、新たなCEATEC体験として、展示を「見て」、コンファレンスを「聴いて」、未来の社会を「感じて」「考えて」、共創に向けて「動き出す」ことを掲げた。

「第908号 見本市展示会通信(秋季特集号)」発行しました


 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙「第908号 見本市展示会通信」(秋季特集号)を発行しました。

特集
注目展2023秋冬
海外の展示会事情を知る
[座談会]
①MICE業界団体座談会
 MICE発展に向けた業界の課題と取組み
②安心して働ける現場が展示会業界の持続・発展の道に

主な記事
・〈特別企画〉2023年度 展示会出展に関するアンケート調査
・〈インタビュー〉「夢を見る、売る、買う」空間を創る 山元
・〈寄稿〉万国博覧会・国際博覧会を知ろう 桜井悌司氏
・〈インタビュー〉オリジナル空間でクライアントのイメージを現実に セキュアロジック

発行について:第908号 2023年(令和5年)10月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら<

コングレ直営の科学教育施設「イマジナス」が開業

セレモニーで行われた科学ショーの様子

東京都杉並区にコングレが直営する科学館「IMAGINUS(イマジナス)」がオープンした。

”未来をつくる杉並サイエンスラボ”や”次世代科学教育施設”を謳う「イマジナス」は旧杉並第四小学校跡地を利用した施設で、外観は校舎のまま、館内では日本初上陸となる世界中で人気のサイエンスショー「Nutty Scientists(ナッティサイエンティスト)」を楽しめるほか、本格的な科学実験、気軽に参加できる工作などを体験できる。

岸本聡子杉並区長

10月7日に行われたオープニングイベントは区内のファミリー層を招いて行われ、子どもたちのほか、岸本聡子杉並区長やコングレの武内紀子社長がナッティサイエンティストのショーに参加。 岸本区長は施設について「一日楽しめる施設だと思う。イマジナスというネーミングはイマジネーションとかいろいろな意味があると思うが、杉並(SUGINAMI)も入っている。そういうふうに考えてもらったことが嬉しい」と話し、さらに施設のメインコンテンツである科学について「難しいイメージがあるが、私たちにとって科学は本当に大切なもの」と語り、武内社長も「科学離れとか言われることもあるが、この施設は、科学って面白いんだ、楽しいんだということを伝えたい。そのために様々なプログラムが組んである」と続けた。

武内紀子社長

武内社長は大人も楽しめる施設であるとして「小学校という舞台も懐かしさがあると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい。ラボやカフェ、そしてサイエンスショーもいろんな意味で大人も楽しく過ごせるコンテンツがたくさんある」と自信を見せた。

施設内には展示会やスポーツなどに活用できる集会施設を設け、貸し出すほか、撮影、配信に活用できる映像スタジオも備える。MICEでの利用の可能性について武内社長は、「施設内に集会所やシアターがあるので、ユニークベニューとして利用もできるほか、体験型のツアーをやることもできる。エンゲージメントやモチベーションづくりを目的とした企業イベント、チームビルディングをやるときにも使える面白い施設だと感じている。いろんな形でMICEのプログラムの企画ができたらと期待しているので、アイディアも募集したい」と語った。

館内には企画展エリアもあり、現在は2024年3月7日までものづくり企業TASKOによる「ものづくりの仕事展 TASKOの机から」が開催されている。

イマジナスの入館料は無料で、実験やショーの観覧など体験コンテンツによって料金は異なる。年間来館者数は30万人を目標に掲げる。

「イベントデザイナーの仕事」体験がキッザニアコーナーに ジャパンモビリティショー

10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催される「JapanMobilityShow(ジャパンモビリティショー)2023」で「キッザニア」とのコラボレーション企画内に「イベントデザイナーの仕事」の体験プログラムが組み込まれる。

こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」とジャパンモビリティショーのコレボレーション企画はジャパンモビリティショーの前身である「東京モーターショー」の2019年開催から始まった。今年は「Out of KidZania in JAPAN MOBILITY SHOW 」と題し、自動車関連企業を中心にモビリティに関連する職業体験が提供されるが、そのなかにサステナブルイベント協議会による「イベントデザイナーの仕事」が組み込まれることが明らかになった。内容はクルマを展示するイベントブースをデザインするというもので、体験者はサステナブルな素材を使って模型を作り、環境に配慮したイベントデザインの手法を学ぶ。

サステナブルイベント協議会はイベント業界におけるサステナビリティ促進と、業界全体のリテラシー向上を目指し発足したもので、丹青社、電通ライブ、乃村工藝社、博報堂プロダクツ、ムラヤマで構成されている。

サイン&ディスプレイショウが東京ビッグサイトでスタート

「サイン&ディスプレイショウ(SDショウ)2023」がはじまった。会期は10月12日から14日の3日間。東京ビッグサイトで開催される。64回目を迎える今回は開催テーマに「未来へつながるサイン、ディスプレイ」を掲げる。

オープニングセレモニーでは主催の東京屋外広告美術協同組合の松本幹久理事長があいさつし「SDショウはサインやディスプレイの施工製作に必要な資材、素材、照明、加工器具、工作車両など、あらゆる屋外広告業関連商品を一同に集めた業界関係者必見の展示会」と述べ、会期中会場内で行われる広告美術コンクールワークショップ特設会場で、最終日の14日にものづくり企画「オリジナルうちわの作成」や「江戸ガラスサインの特別販売」など企画についてもアピールした。

セレモニーに参列した同組合の顧問を務める朝日健太郎議員は「駅のコンコースにはデジタルサイネージがさまざまな情報発信をしている。見方を変えれば我が国の災害発生時に緊急情報の案内としての利用も期待ができる。そうした観点からもSDショウを広告のさまざまな可能性を探る展示会にしていきたい」と語ったほか、東京都産業労働局商工部経営支援課の奥村雅弘氏は「環境への配慮や街の活気の創出など時代の潮流を捉えた技術力やアイデアにあふれた商品が数多く出展されると聞いた。屋外広告物は単なるメディアにとどまらず成熟した都市空間を演出し東京の魅力を世界に発信するという重要な役割を担っている。サイン・ディスプレイの役割は今後ますます大きくなっていくもの」と期待を示した。

 

【新施設】お台場にテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が2024年春に開業

株式会社刀は10月5日、完全没入体験(イマーシブ体験)のみで構成されるテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」を2024年春に開業すると発表した。

全天候型の完全屋内型テーマパーク(約3万平米)で、パーク内には一日じゅう完全没入できる12種類のアトラクション、および6つの物販・飲食店舗を備えている。

本テーマパークは、商業施設をテーマパークとして再活用する事業モデルでもある。

2022年3月に営業を終了した商業施設「ヴィーナスフォート」の建物を活用し、旧ヴィーナスフォートが備えていた、細部まで精緻に作り込まれたヨーロピアンな街並みを最大限活かしながら、物語に没入するための空間として再定義し、音響・照明・細部にわたる装飾までライブ・エンターテイメントとして作り込み、体験に没入できる場所へと再生するという。

なお、パレットタウン跡地には「EVカートサーキット施設」もオープンする予定だ。

【2,000席級のホールも】東京駅前に日本一の高さ「Torch Tower」

三菱地所株式会社は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)街区」において「Torch Tower」の新築工事に関し、9月27日に起工式を執り行い、着工した。

完成すれば日本一の高さとなる。

「TOKYO TORCH街区」は、東京駅周辺の敷地面積約3.1haに及ぶ大規模複合再開発。

10年超の事業期間をかけて4棟のビル開発を進めている。2021年6月末に「常盤橋タワー」、2022年3月末には「銭瓶町ビルディング」が竣工。「Torch Tower」「変電所棟」及び街区中央に広がる約7,000㎡の大規模広場「TOKYO TORCH Park」の竣工は2028年3月末を予定しており、長期にわたる開発の集大成となる。

Torch Towerは、基準階約2,000坪の超高層オフィス、大規模商業機能に加えて、展望施設、住宅、ウルトララグジュアリーホテル、2,000席級のホール機能を備える。

多種多様な機能と、街区中央に大規模広場、そして低層部に張り巡らされた空中散歩道とそこに連なる屋上庭園からなる緑豊かな屋外空間とをシームレスに繋ぐという。

【新施設】「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が10月6日に開業

森ビルが推進してきた「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が10月6日(金)に開業した。

これにより六本木ヒルズに匹敵するスケールとインパクトを誇る街を目指し拡大してきた「虎ノ門ヒルズ」が完成することになる。

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は地上49階、地下4階、高さ約266m、多用途複合の超高層タワー。

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」には、国際水準のオフィス、地下鉄駅前広場と一体となった商業施設、東京初進出のホテル等に加え、建物最上部には、ホール、ギャラリー、プール、レストラン等を有する拠点「TOKYO NODE」を開設。

情報発信拠点「TOKYO NODE」(45階~49階、一部8階、約10,000m²)は、ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど、従来型の領域やジャンルにとらわれず、様々なコラボレーションを促進することによって、新たな体験や価値、コンテンツや情報を創出し、東京から広く世界に向けて発信することを目指している。

メインホールや3つのギャラリーなどは、それぞれ単体での利用のみならず、連結した回遊型の会場として一体的な利用も可能。また、フォーマルからカジュアルまで4つの特徴的な飲食施設を用意し、通常の利用に加え、ケータリングやコラボレーションカフェ等としてイベントとの連動も可能だ。

施設の詳細は以下の記事を参照

 

【詳細】訪問税の徴収が宮島で開始

廿日市市は、持続可能な観光地域づくりの実現に向け、令和5年10月1日から地方税法第5条第3項に基づく法定外普通税として宮島訪問税の徴収を始めた。

宮島への多くの観光客などの来訪により発生・増幅する行政需要の経費(財政需要)の一部を、訪問者が負担する形となり、日本では初の原因者課税となる。

<概要>

納税義務者は、次のアとイのどちらかを選ぶことができる。 

ア.訪問者が宮島を訪問(入域)するごとに1人1回 100円

イ.1年分を一時に納付する場合は、訪問者1人1年ごとに 500円

ア.訪問者が宮島を訪問(入域)するごとに1人1回 100円の場合
旅客船舶(フェリーや貸し切り船など)を利用して宮島を訪問(入域)する場合は、運賃などに税を上乗せして船舶運航事業者が徴収。【特別徴収】

個人船で桟橋を利用して宮島を訪問(入域)する場合は、桟橋の使用料とともに桟橋管理者などが税を徴収。【特別徴収】

個人船で自然海岸から宮島を訪問(入域)する場合は、訪問した日から起算して10日以内に市役所、宮島支所または大野支所で税を納付。【申告納付】

イ.1年分を一時に納付する場合は、訪問者1人1年ごとに 500円の場合
初回の訪問(入域)予定日の前月10日までに、市役所、宮島支所または大野支所で税を納付。【申告納付】

課税対象外
宮島町の区域の住民
宮島町の区域内にある事務所・事業所に通勤する者(48時間/月以上の雇用があること)
宮島町の区域内にある学校に通学する者(48時間/月以上の授業などがあること)

課税免除
未就学児
学校(大学を除く。)に修学し、修学旅行その他の学校教育上の見地から行われる行事、活動などに参加している者並びにその引率者および付添人※
療育手帳、精神障害者保健福祉手帳または身体障害者手帳を交付されている障がい者