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JCD、ストリーミングファン向けイベント「Streamer Jam TOKYO(SJam)2023」開催

JTBコミュニケーションデザイン(JCD)は2023年8月26日、東京・台東区の浅草橋ヒューリックホールで、昨年初開催で好評だったストリーマーとそのファンをターゲットにしたリアルイベント「Streamer Jam TOKYO(SJam)」を開催する。

2023年は「対戦ゲーム配信コミュニティ」、「トーク配信コミュニティ」、「クリエイティブ配信コミュニティ」といった3ジャンルで展開。メインステージでは豪華ゲストストリーマーによる対戦ゲーム企画も実施する。ブーススペースでは作品販売やワークショップ開催も可能で、トーク配信を希望者は会場内のフリーラウンジを使用可能。

「SJam 2023」はメインステージイベントを中心にTwitch.tvおよびYouTubeのesportsport公式アカウントにて公式放送を行う予定。また、コラボキャンペーンとして豪華トップライバー参加予定の17LIVEランキングバトルを実施。上位入賞のライバーにはメインステージ出演と、文化放送ラジオ番組「声優グランプリ ザ・Radio」へのゲスト出演権利を進呈する。

なお、「SJam 2023」はJCDの「CO₂ゼロMICE」を導入して開催される。

【レポート】東京ビッグサイトで「DX EXPO」「ビジネスイノベーションJapan」が開催

7月11日(火)から13日(木)、東京ビッグサイトで「DX EXPO」「ビジネスイノベーションJapan」が開催された。

「DX EXPO」はDX・働き方改革・経営課題解決のためのセミナーが多数開催されたほか、多くのの最新DXソリューションが出展した。

「ビジネスイノベーションJapan」はVUCA・ニューノーマル時代に直面する企業の経営課題を解決するビジネスイノベーションを実現するためのソリューションが集う総合展。

主催はDX EXPO/ビジネスイノベーションJapan 実行委員会。後援はデジタル庁、総務省、東京都、(一社)日本デジタルトランスフォーメーション推進協会、(一社)日本テレワーク協会、(一社)AI・IoT普及推進協会。

次回は2023年12月13日(水)-12月5日(金) ATCホール(大阪)で開催される。

<DX EXPO 2023【夏】の構成展>

人事・労務 DX EXPO
法務 DX EXPO
営業 DX EXPO
経理・財務 DX EXPO
マーケティング DX EXPO
業務改革 DX EXPO

<ビジネスイノベーションJapan【夏】の構成展>
経営支援 EXPO
働き方改革 Week
人材育成・採用支援 EXPO
ウェルビーイング EXPO
SDGs・ESG支援 EXPO
AI World

ourly(アワリー)は、ourly株式会社が提供する、組織改善に特化した新しいweb社内報サービス。離職率の低下、コミュニケーション活性化、理念浸透など社員のエンゲージメントを向上させるツールとなっている。

セルウェル株式会社はマーケティングを中心としたコンサルティングを手掛けている。問題解決や新規事業支援はもちろん、例えば半導体の検査装置など、オープンだが情報がないニッチな分野の市場調査を得意としているという。

株式会社ハイレゾが運営するGPUSOROBANは、低コストのGPUクラウドサービス。データセンター・サーバーを自社で保有、建物自体も2つのサービスに特化させることで低価格を実現している。

株式会社 xenodata labは.ディープラーニング、自然言語処理等を駆使したAIで経済予測を行うxenoBRAINを提供している。販売計画策定や営業、メーカーの素材調達部門など幅広い分野で利用されているという。

株式会社AI Shiftはチャットボットやボイスボットの開発・販売を手掛ける。カスタマーセンターなどでの採用が多い。運用や効果改善などカスタマーサクセスによるサポートも充実しているという。

株式会社アイアクトはAI検索『Cogmo Search(コグモ・サーチ)』を活用した企業の業務改善事例などを紹介。社内のマニュアル検索や公的機関の問い合わせ窓口などで採用されている。これまでの検索システムと違い口語や長文で質問しても検索できるという。

死亡事故の「WATERBOMB JAPAN 2023」対策と今後の方針を発表

WATERBOMB JAPAN(株式会社SHOWK、Enterbrand Co、INC、株式会社Birdman)は、機材の点検中に設備のスタッフが死亡する事故が発生した「WATERBOMB JAPAN 2023」について、7/15(土)、16(日)の大阪公演は中止、7月22日(土)·23日(日)の名古屋公演と7月29日(土)·30日(日)の東京公演に関しては、再発防止対策を講じた上で安全管理を徹底して開催すると発表した。

「WATERBOMB JAPAN 2023」は、株式会社Birdmanとエンターテインメント事業に特化した⼦会社「株式会社Entertainment Next」が開催する、韓国の夏の大型音楽フェス「WATERBOMB」の日本版。

現在、警察当局による事故原因の究明調査が行われている。

以下、公式サイトのコメント概要。

・再発防止に向け、安全対策を総合的に見直し、責任者の配置・安全管理を再度徹底
・再発防止だけでなく、他危険要素についても見直し、万全な体制をスタッフ一同、整えていく
・事故に関連した機材は使用しない
・このような事故が起こらないよう、再発防止に向けて、責任を持って取り組む
・大阪公演の払い戻しについては、各プレイガイドからチケット代金を返金

【五輪談合】東京都が調査報告書を公表

東京都は14日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下「組織委員会」)が発注した業務の契約を巡る談合事件について、調査報告書を公表した。

都の調査チームが組織委員会の契約手続及び意思決定過程等の確認を行い、その確認結果に基づき、外部有識者が専門的見地からガバナンスやコンプライアンス等について課題を抽出・分析したもの。

以下がその概要。

<調査チームの主な調査・確認事項>
〇組織委員会の業者選定及び契約手続等を清算法人へ確認
・契約の経緯、入札制度、入札参加者への接触状況等について質問し、回答を得た。
〇組織委員会のコンプライアンス遵守・ガバナンス強化の取組等を清算法人へ確認
・事業者、職員それぞれに対する未然防止の取組について確認した。
・その他の具体的な取組事項について質問し、回答を得た。
組織委員会における監査(内部監査、監事監査、会計監査人監査)の状況を清算法人や会計監査人等に確認
〇共同実施事業における書類等を確認
〇都より組織委員会に派遣された関連職員、組織委員会元幹部、受注事業者、受注事業者より組織委員会に派遣された関連職員へヒアリングを実施
・テストイベント業務等への関わり、組織委員会におけるガバナンス、コンプライアンス等の状況について確認した。

<有識者による課題整理・分析>
(1)スポーツガバナンスの全体的な枠組みと都の関与

[利害関係者全体のスポーツガバナンスの構築]
(課題)
・官民の様々な出向者から組織が構成され、内部統制や利益相反対策、コンプライアンス等の面から、そのかじ取りは非常に難しいものがあったものと考えられる。
・オリパラ大会は、大規模なイベントであると同時に、競技運営等の水準がハイレベルであることから、組織委員会側に知見のない中で大会を成功させるためには、業者および出向者のノウハウを活用せざるを得なかった。

(意見)
・大会運営組織においては、役員選考基準の設定や外部委員を含む選考委員会等の仕組みにより、大会運営のノウハウやマネジメント経験のある職務に適した者を役員として選任すべきではないか。
・スポーツ庁、都、JOCなどに、大会運営の経験者等を集めた組織を作り、そこが自治体や競技団体の積極的な取組を支援していくということも検討すべきではないか。

[都の関与]
(課題)
・組織委員会は都とは別の公益財団法人であるため、都の関与には限界があり、公費負担した事業以外への都の関与は限られていた。

(意見)
・大会運営組織に公費を投入する場合には、大会運営組織の自律的な管理に加えて、都としての関与・監視をより可能にする枠組みをつくる必要があるのではないか。
・大会運営における支出については、共同実施事業管理委員会のような公費のチェックの仕組みを活用して、全体の支出についても同様なチェックをすべきではないか。
・談合による排除措置命令等が確定した場合、清算法人に対して損害賠償請求等の適切な対応を行うよう働きかけ、その上で、都は対象となる公費について返還を求めていくべきである。

(2)組織委員会の取組
[ガバナンス]
(課題)
・旧エンブレム問題を契機に、監査室、法務部を設置し、経営会議に参加させて牽制機能を強化したが、経営会議自体は内部の関係者会議であるため、資料や議事録が公開されておらず、その効果を確認することは難しい。
・テストイベント計画立案等業務委託の入札の大半が一者入札となっていたという結果は、理事会において周知すべき事項であったのではないか。
・テストイベント計画立案等業務について、競技ごとに事業者名が記載された一覧表を見た職員がいたが、談合の認識があったことは確認できなかった。また、談合の計画や調整、指示をした職員も確認できなかった。

(意見)
・牽制機能にかかる組織体制の強化にも関わらず、結果的には事業の実施が優先され、不正防止の観点では相互牽制が十分に機能しなかったのではないか。
・評議員会・理事会・監事、事業実施部門、コンプライアンス部門・内部監査部門による三者の統制が働くように組織を構築すべきではないか。
・不正につながる可能性のあるものを幅広く報告する仕組みを作るべきである。

[コンプライアンス]
(課題)
・コンプライアンスの仕組みは整備され、研修など職員のコンプライアンス意識を涵養する機会も設けられていたが、理解度は人それぞれであるなど必ずしも奏功していなかった。
・組織委員会には事業者との接触ルールとして定めたものはなく、接触状況を把握し管理する仕組みは整備されていなかった。

(意見)
・行動規範の遵守を本人に認識してもらうためには、誓約書等に自筆のサインを求める手法が望ましい。
・事業者との接触に当たっては、複数職員での対応や接触記録の作成など、具体的なルールや留意事項を定めるべきである。
・不正を防止するためには、発注者側も事業に対する知見を有すべきである。

[人材組織]
(課題)
・給与水準や日本が英語圏でないことなどから、組織委員会では海外のプロフェッショナル人材等を直接雇用することが十分できず、有効活用できなかった。
・利害関係者が関連部署に配置されていた。また、民間企業の出向者・派遣者の給与は、出向元・派遣元が負担していた。
・出向者、出向元との利益相反に関する規程・基準が定められていなかった。

(意見)
・大会運営組織がノウハウをもつ優秀な人材を直接雇用すべきである。
・将来を見据えてレガシーとしての人的資本の育成なども視野にいれるべきではなかったのではないか。
・利益相反を防ぐため、民間企業の出向者の給料は大会運営組織が負担すべきである。
・研修等において、利益相反行為の具体例を類型化して示すなど、職員に利益相反に関する理解を徹底させることが必要である。
・受託企業からの出向者が、契約手続に関与しないようにする組織体制を構築し、出向者の権限の範囲を明確化する必要がある。

[契約・調達]
(課題)
・予定価格の設定のための下見積の徴取は1者からでも可としていたが、1者のみの徴取では、予定価格が高止まりする可能性がある。
・調達管理委員会の主な検討内容に事業を取り巻く不正リスクの発見と対策が含まれておらず、不正リスクに対しての牽制が十分に機能しなかった。
・総合評価方式の事業者決定基準の決定の際、外部委員による検討は行われていなかった。

(意見)
・原則、複数者の下見積を徴取することをルール化すべきである。
・調達管理委員会は、不正リスクに対する知見や経験をもった外部者を含め構成する
などして、本大会運営までの全体を含めた契約のあり方を検討すべきであった。
・事業者決定基準の策定に当たっては、妥当性・適正性を担保するために外部の視点
を入れるべきである。

[監査]
(課題)
・組織委員会では、内部監査、監事監査、会計監査人監査のそれぞれの所管が異なり、連携が取れていなかったため、監査の実効性を高める余地があった。
・内部監査を所管する監査室は数名のみの配置であった。

(意見)
・不正リスクを含む各監査相互間の情報の共有化、効果的な監査を実施すべきである。
・内部監査を行う部署に相応の人員を配置し、日常業務の遂行を常時チェックできる体制を整えるべきである。

[情報公開]
(課題)
・組織委員会は、民間法人として、守秘義務等により情報公開の範囲が制限された部分も少なくなかった。
(意見)
・守秘義務も重要でありすべての公開は難しいが、公共性や公益性に鑑み、できる限りの情報公開に取り組むべきではないか。
・都のように、落札者以外の入札経過情報を公開することにより、入札手続の透明性を図るべきではないか。

<今後の国際スポーツ大会等に向けて>
今後の国際スポーツ大会等の開催に向けて、海外事例も参考に、東京2020大会の経験を踏まえたガバナンス確保等の取組について、有識者と意見交換を実施した。

例えば、イギリスにおける運営組織に求めるガバナンス等を体系的に整理したドキュメントや、フランスにおける利益相反の防止等のための事例集などの取組も参考とし、大会運営組織のガバナンス強化やコンプライアンス確保等を図るとともに、実効性を担保する枠組を構築することが必要ではないかなどの意見が出された。

今週の展示会スケジュール(7/18~7/23)

7/18~7/23 開催の展示会

▽東京

7月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
Japan マーケティング Week[夏]
・第15回販促EXPO[夏]
・第10回営業支援EXPO[夏]
・第8回広告メディアEXPO(旧称:リアル広告EXPO)[夏]
・第6回Web・SNS活用EXPO[夏]
・第2回CX・顧客育成EXPO[夏]

7月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
ライフスタイルWeek[夏]
・第34回国際文具・紙製品展
・第18回国際雑貨EXPO[夏]
・第15回国際ベビー&キッズEXPO[夏]
・第14回国際ファッション雑貨EXPO[夏]
・第14回国際テーブル&キッチンウェアEXPO[夏]
・第14回DESIGN TOKYO-国際デザイン製品展-
・第10回国際ヘルス&ビューティグッズEXPO[夏]
・第7回国際インテリア雑貨EXPO[夏]
・第3回Good Foods EXPO[夏]
・第2回Good Foods EXPO[夏]

▽愛知

7月19日(水)~20日(木)
ポートメッセなごや
FABEX中部2023
・ファベックス中部2023
・中部デザート・スイーツ&ベーカリー展

7月19日(水)~20日(木)
ポートメッセなごや
東海スーパーマーケットビジネスフェア2023

7月19日(水)~21日(金)
ポートメッセなごや
Japan IT Week[名古屋]
・第3回[名古屋]ソフトウェア&アプリ開発展
・第3回[名古屋]営業DX EXPO
・第3回[名古屋]組込み/エッジ コンピューティング展
・第3回[名古屋]情報セキュリティEXPO
・第3回[名古屋]クラウド業務改革EXPO
・第3回[名古屋]IoTソリューション展
・第3回[名古屋]AI・業務自動化展
・第3回[名古屋]次世代 EC&店舗EXPO
・第2回[名古屋]デジタル マーケティングEXPO

▽大阪

7月19日(水)~20日(木)
マイドームおおさか
使えるセンサ技術展2023
光・レーザー関西2023

7月19日(水)~20日(木)
マイドームおおさか
保育博ウエスト

7月20日(木)~21日(金)
インテックス大阪
日経メッセ大阪
・フランチャイズ・ショー大阪2023
・リテールテック大阪 2023
・JAPAN SHOP大阪2023
・SECURITY SHOW大阪2023

「第902号 見本市展示会通信(夏季特集号 PARTⅠ)」発行しました


 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙「第902号 見本市展示会通信(夏季特集号 PARTⅠ)」を発行しました。

特集
日展協 新会長インタビュー
『展示会データベース2024年版』から見る展示会の総合分析
これから選ばれる成長企業

主な記事
・〈新社長インタビュー〉博展 代表取締役 社長執行役員COO 原田淳氏
・〈統計調査〉2019年~ 2022年の展示会開催状況
・秋の注目展
・人事、組織、一般ニュース

発行について:第902号 2023年(令和5年)7月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら<

ドイツの2大飲料・液状食品展「drinktec」と「BrauBeviale」が提携へ

ドイツ・ミュンヘンで開催されている世界有数の飲料・液状食品産業見本市「drinktec」とニュルンベルクで開催されているヨーロッパ有数の飲料産業向け資本財見本市「BrauBeviale」は、2023年7月1日付で合弁会社YONTEX社を設立することに合意した。

YONTEX社はニュルンベルクに本社を置き、CEOには飲料産業見本市の領域で数十年の経験を持つ、前ニュルンベルクメッセ事業部長のRolf W Keller氏が就任する。両見本市はYONTEX社の傘下で、見本市名も会場も現行のまま、引き続き独立したブランドとして運営される。

バイエルン州財務・国土担当大臣のAlbert Fueracker氏は、「飲料技術分野におけるニュルンベルクメッセとメッセミュンヘンの提携は、この産業見本市におけるバイエルン州の主導的な役割を世界規模で強化することになる」と、歓迎の意を表した。

新会社YONTEX社による最初の見本市「BrauBeviale」は、2023年11月28日から30日までニュルンベルクで開催され、以降もこれまでと同様に毎年ニュルンベルクで開催される。そして、「drinktec」は4年に1回ミュンヘンで開催され、次回は2025年。

drinktecはインドと中国でも開催されているが影響はなく、インドでの年次開催の「drink technology India」と中国での隔年開催の「CHINA BREW CHINA BEVERAGE」は、従来どおり開催される。

YONTEX社の組織は、drinktecとBrauBevialeの19名からなる。

 

組織体制

CEO : Rolf M. Keller (元ニュルンベルクメッセ 事業部長)
Executive Vice President : Petra Westphal (元メッセミュンヘン drinktec Worldwide プロジェクトマネージャー)
Executive Director BrauBeviale : Andrea Kaitait
Executive Director drinktec Cluster : Markus Kosak
Executive Director Operations : Moritz Mueller

「テクニカルショウヨコハマ2024」内「横浜ゾーン」出展募集開始

横浜市は2024年2月にパシフィコ横浜で開催される⼯業技術・製品展「テクニカルショウヨコハマ2024」内に設置する「横浜ゾーン」の出展募集を開始した。

「横浜ゾーン」は付加価値の⾼いものづくりに取り組む市内中⼩企業やIoT等を活⽤したビジネス創出を⽬指す企業を応援するためのもの。通常の単独出展より安価に出展でき(出展料:5万円)、専任スタッフも常駐する。

「横浜ゾーン」は「横浜ものづくりゾーン」と「I・TOP横浜ゾーン」の2つで構成される。「横浜ものづくりゾーン」は10社程度の募集で、応募者多数の場合は抽選。出展実績のない企業が優先。「I・TOP横浜ゾーン」は15社程度の募集で、応募多数の場合は企業規模や所在地に応じて決定となっている。

締切は2023年9月29日(金)。

【インタビュー】業界に光を照らす一手を(RX Japan 田中岳志社長)

本記事は2023年6月15日発行の『見本市展示会通信』900号で掲載した内容の一部をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

 

コロナ禍を経て、展示会ビジネスは大きな変革期にある。
そこで、日本の展示会を牽引するRX Japanの田中岳志社長に将来展望を語ってもらった。

 

ー これからも先頭を走る決意 ー

新オフィス”RX Central Station”移転への思い

今年4月、東京駅前に新たに竣工した東京ミッドタウン八重洲にオフィスを移転しました。新オフィスのコンセプトは、”RX Central Station”。日本最大のRX Central Stationである東京駅を目の前に、RX社員はもちろん私たちにかかわるすべての人がここに集い、未来に向かって出発していくという思いが込められています。

また、オフィス移転は、未来に向けた布石であり、”展示会業界の発展のためにも当社が先頭を切って走り続ける”、という私たちの決意でもあります。展示会業界は他の大きな業界と比較すると未だに社会に浸透していないため、良い人材が集まりづらいのが現状です。この現状を打破したい。2019年の社長就任後、コロナ禍ではありましたが、必要だと思うことを一つずつ取り組みチャレンジしてきました。この新オフィスの移転は私の考えを具現化した第一歩であり、これからの始まりなのです。

成長を求めて~変わる企業文化

従来の企業文化を変えることが目的ではありません。もっと良い会社にしたい、もっと業績を上げたい、そう願い実行し続ければ、企業文化は自然と変化していくものだと考えています。これまでも当社は常に業界トップを走ってきたし、私もその一翼として多くの展示会を手掛け、実績を重ねてきました。けれども私が社長に就任した時、これまでの業績を1+1=2、2+1=3…というような足し算の成長ではつまらないと思いました。

先が読めてしまうようなことを繰り返すよりも、新しいことに挑戦し、これまで以上の成長率に引き上げたい。そのためにも数ある業務は現場の社員に任せることにしました。私が現場に口を出せば、社員は指示待ちになります。最初は不安になりますが、思い切って任せていく。そうしてアドバイスに留めて、任せるようにしました。そうすることで、今では展示会の創り手である現場の社員が、責任をもって実行しています。展示会以外でも、実は今回のオフィス移転も、すべてを現場社員中心のプロジェクトチームに任せ、私自身も新オフィスオープンを楽しみにしていたほどです。

私の役割は、最終的に企業の成長を促し、次代にバトンタッチすることだと考えています。当社の事業活動で言えば、例えば承認ルートを簡素化し、意見が言いやすい雰囲気をつくる。あるいは評価制度や展示会を成功に導くモチベーションを促すなど、社員が働きやすい仕組みを作ることに全力を注いでいます。

 

ー 将来への投資を続ける意味 ー

来場者の変化を捉えて

私たちの生活を快適にするプラットフォームは広がり、ビジネス環境のみならず日常生活も便利になってきました。今後は人の行き来や情報伝達のスピードが2次関数的に増していくでしょう。

このような状況下、展示会を立ち上げ続ける当社は、半歩先を行かなければならない。求められるからプラットフォームを作るのではなく、われわれが事前に用意し、「皆さん、こっちですよ」というように呼び込む仕組みを提案し、受け皿になることが大切です。これをやらずに、ずっと同じテーマの展示会を続けていても同窓会のようになってしまい、やがて来場者はその展示会に行く意味を失ってしまいます。

受付回り~自動化で時間短縮に成功

10年前、私が責任者を務めていた展示会では、来場者一人当たりの平均受付時間が1分30秒もかかっていました。名刺2枚を持参した来場者が受付カウンターに来訪し、スタッフが招待券に名刺をホチキスでカチッ、もう一枚の名刺を来場者バッジホルダーに入れ、アンケート項目に記入がないとその場で記入してもらうという作業が生じ、入場待ちの行列ができていました。

行列は、来場者の時間を奪い、出展社の商談機会の損失につながります。仮に2時間しか会場に滞在できない来場者がいたとしたら、受付で先に20人が並んでいれば、30分も並ばなければいけない。すると25%のマッチング・ロスを引き起こす計算です。

この解消のために受付回りの自動化・デジタル化の開発を進め、ようやく実現しました。自動化は、受付時間の短縮のみならず、来場者のイライラによるトラブル対応も減り、現場の作業効率が上がったことは言うまでもありません。ただし、これはあくまで、時間の短縮化であって、全く満足はしていません。従って、一部展示会で導入開始していますが、現場で受付せずとも……

 

この続きは「見本市展示会通信 電子版」のバックナンバーから読むことができます。

 

grabssのライブイベント向け総合プラットフォーム「TIGET」(ライブ・エンターテイメント EXPO)

Webサービスの企画開発、運営を手掛けるgrabssは、6月28日から30日に東京ビッグサイトで開催された「LIVeNT」内のライブ・エンターテイメント EXPOに出展した。
ブースでは主に、イベント主催者や芸能事務所向けのイベントプラットフォーム「TIGET(チゲット)」の提案を行った。電子チケットの販売、グッズショップの作成、ライブ配信といったサービスを提供するほか、抽選や公式定価リセール、顔認証を利用したチケット購入などの機能を備えている。
今年6月には、複数日開催されるフェスやスポーツイベントに対応した、「通し券イベント作成機能」も実装した。

「夢を抱く人々をつなぎ、世界中をワクワクさせる」をテーマに掲げてスタートし、現在すでに20万件を超えるライブイベントやオンライン配信で導入されている。
また、通常のスマートフォンで簡単にチームの連絡網を構築できる無料通話サービス「THISIS」も併せてPR。デモンストレーションを交えながら、来場者に両サービスの事例を紹介した。