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「第871号 見本市展示会通信」発行しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第871号 見本市展示会通信」を発行しました。

・一面のニュース:東京ゲームショウ(TGS)2022 3年ぶりのリアル復活へ、各地のまん防終了 イベントの人数制限撤廃 ほか
・〈寄稿〉ドバイ国際博覧会 会場視察レポート 加納弘之氏
・〈連載〉展示会よもやま話④ 田中五十一氏…(4面)
・業種別開催データ(2022年5月~ 10月)<消費財関連>
・〈
寄稿〉展示会産業はコロナ禍から何を学ぶべきか?② 寺澤義親氏
・一般ニュース・事務所

発行について:第871号 2022年(令和4年)4月1日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

【東京都】築地市場跡地の再開発を巡り方針と事業予定者の募集について発表

東京都は三十日、築地市場跡地(中央区)の再開発を巡り、事業の方針と事業予定者の募集及び選定について、詳細を発表した。

水と緑に囲まれた都心の大規模な土地、歴史・文化資源などのポテンシャルを生かしながら、都心と臨海部を効果的に結びつけ、民間の力を最大限に活用して、東京や日本の持続的な成長につながるまちづくりを進めていくことを基本方針としており、以下のコンセプトの実現に向け、以下①から③までの取組の方向に沿って本事業を実施する。

《コンセプト》
「水と緑に囲まれ、世界中から多様な人々を出迎え、交流により、新しい文化を創造・発信する拠点」

《取組の方向》
① 水辺の東京を象徴する景観を創出。
 水際にある東京の都市の特性を象徴する、水上から訪れる人々を出迎えるシンボリックで印象的なアイコンとなるデザインとする。
② 水や緑、歴史を生かし、東京らしい魅力で世界の人々を迎え入れる。
 東京湾、隅田川及び陸からの様々なアクセスを生かし、様々な出迎え方ができる場をつくる。
 水辺を生かし、緑を充実させながら、交流を生み出す広場やたまり空間を十分に確保し、居心地が良く歩きたくなるまちを形成する。
 ひとを惹きつける魅力ある空間などにより、伝統と先端が共存する東京の魅力に出会える場所にする。
③ 多様な交流の中で新しい文化を創る開かれた舞台とする。
 大規模集客・交流機能の導入や屋外広場などにより、様々な人を包容力高く受け入れ、誰もが主体的に多様な活動を展開し、交わることで新しい文化を創出する舞台とする。
さらに、事業の具体化に当たっては、次の3点についても効果的な取組を行うとともに、以下の(1)から(3)までの方針に基づき事業を実施する。
 ゼロエミッションの実現、国産木材の活用
 デジタルと先端技術の活用
 施設整備・運営における将来の新たな感染症の予防・拡大防止

事業予定者の募集及び選定についてだが、現在、公募に関する今後のスケジュールは以下を予定している。
 質問書への回答書の公表 令和4年6月中旬
 募集要項等の公表 令和4年秋頃
 提案書受付、提案審査 令和5年夏頃
 事業予定者決定 令和5年度内

また、事業に応募を検討している民間企業からの質問を受け付けている。詳細は東京都都市整備局のHPから(質問提出期間は令和4年4月 27 日(水曜日)及び同月 28 日(木曜日))。

今週の展示会スケジュール(3/28~4/3)

3/28~4/3 開催の展示会

▽東京

3月26日(土)~29日(火)
東京ビッグサイト
Anime Japan
https://www.anime-japan.jp/

3月31日(木)~4月3日(日)
東京ビッグサイト
インターペット ~人とペットの豊かな暮らしフェア~https://interpets.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html

4月1日(金)~3日(日)
東京ビッグサイト
JKCサクラ・アニュアル・ショー2022
https://www.jkc.or.jp/events/dogshow/info_jkc-sakura-annual-show2022

▽神奈川

3月31日(木)~4月3日(日)
パシフィコ横浜、横浜ベイサイドマリーナ
ジャパンインターナショナルボートショー2022(JIBS)
https://www.boatshow.jp/

世界らん展2022開幕~日本大賞に日本原産のカランセユタカ~

東京ドームシティプリズムホールで3月24日、「世界らん展2022-花と緑の祭典-」が幕を開けた。

開会式には高円宮妃久子さまが出席され、ウクライナで多くの民間人が犠牲になっていることに哀悼の意を述べられるとともに「世界中の人々が心穏やかに花を愛でることができる日常が訪れますよう」と述べられた。

今回の世界らん展の日本大賞には千葉県の山本裕之(やまもとひろし)によるカランセユタカ(えびね)‘新緑の瞬間(シンリョクノトキ)’が選ばれた。日本原産が対象に選ばれるのは今回が初。

山本氏は「日本に自生する蘭を40年以上改良してきた。今回の作品は種から咲かせるまで20年をかけており、大賞に選ばれて嬉しい」とコメント。今後は花を愛する人が「綺麗」「癒される」といってくれるような花を咲かせていきたいと語った。

2年ぶりとなるフラワーデザイン部門の最優秀賞には荒木聡氏の「根葉~蘭土」が選ばれた。蘭を中心とした色とりどりの花を使うアレンジメントが多い中、この作品は1本の蘭の成長する姿に焦点を当てている。荒木氏は「最も苦労したのは土の部分」と話す。

世界らん展2022は3月30日まで開催している。企画展示「オーキッド・ゲート」「スプリング・バレー」など多種多様な蘭であふれた会場で、一足早い春の訪れを楽しむことが可能だ。

3年ぶりのリアル開催 東京モーターサイクルショー開幕

東京モーターサイクルショー協会は、「第49回東京モーターサイクルショー」を本日3⽉25⽇から東京ビッグサイトで開催している。会期は27⽇までの3⽇間。前回(第46回)使⽤しなかった⻄4ホールを追加し、⻄ホール全館を使用。過去最大規模での展開となった。

赤坂正人会長

開会式の冒頭、同協会の赤坂正人会長が「バイクの販売台数や免許取得者も増加しており、バイクの利便性やバイクならではの楽しみが見直されている」と市場の概況を紹介し、「今回のテーマは“はじめようバイク”。高校生や新規の免許取得者の入場を無料としており、新しいバイクユーザーの拡大につながるイベントとしたい」と意気込みを語った。

会場内ではカワサキモータースジャパンやスズキ二輪、ヤマハ発動機販売、ハーレーダビッドソンジャパンなど、各ブランドによる最新車両やパーツ、ライダー用のファッションなどを幅広く展示しており、試乗が可能なブースも多数展開している。⻄4ホールでは、MFJ Motorcycle Sport PRコーナーを設置。MFJレースで活躍するロードレース、モトクロス、トライアル、スーパーモト、エンデューロなど、様々なカテゴリーの競技参戦⾞両を展⽰する。

西ホールの屋外展示場では、警視庁⼥性⽩バイ隊クイーンスターズによる「ドリル⾛⾏」のデモンストレーションを実施した。明日以降の36日・27日も屋外展示場では、運転の基本やマナーが学べる「⽩バイ隊のワンポイントレッスン」や国内最⾼峰のライダーたちの、⾼度なライディングテクニックによるパフォーマンス「MFJトライアルデモンストレーション」などを予定。
また、アトリウムの特設ステージでは、MFJで活躍するトップライダーによるトークショーや、学⽣向けプレゼンテーション、バイクの旅の楽しさを紹介するステージも実施する。

警視庁⼥性⽩バイ隊クイーンスターズによる「ドリル⾛⾏」

展示会ブースデザインの視点を取り入れた店舗「MIHON-ICHI」が誕生 SUPER PENGUINがプロデュース

3月18日、金沢フォーラスに新しい販売の形を提案する店舗「MIHON-ICHI」がオープンする。企画や設計、オープンまでをSUPER PENGUIN・竹村尚久代表取締役が手掛けた。オープン時は地元である石川県産の雑貨などを中心に販売するが、将来的には日本全国のクリエイターと協力し、発信の場として様々なチャレンジ商品を取り扱っていく予定だ。

「MIHON-ICHI」は、言葉の通り見本市をモチーフに展示会ブースの設計と考え方を取り込んだ手法「ミホンイチ形式」を採用した。展示会ブースは、実質1日で完成させることと、約2時間で撤去が可能であること、かつ3日間という限られた会期の中で結果を出せることが求められ、独自のノウハウが凝縮されている。同社はこれらのノウハウが、課題が山積する店舗の現状の打開策として大きな可能性を持つと考え、店舗設計と展示会業界のアイデアを融合させ「ミホンイチ形式」として新しい店舗の在り方を模索していく。
また、これまでの商空間は、店舗設計者によってしっかりと作り込む「実店舗」と、什器を簡単に並べて設置する「ポップアップ」という、主に2つの形式に分けられたが、この「ミホンイチ形式」では“ポップアップ以上、実店舗未満”という、双方の間のレベルで作り込みを行うものだ。

2021年10月に開催された「東京インターナショナル・ギフト・ショー」内の石川県ブースが今回の新店舗「MIHON-ICHI」の元となっており、ギフト・ショーで使用した展示台を再利用する。店舗内、壁際にある什器も展示会で使用したものを活かし、空間を構成する。そのほかの什器も必要最低限以上の作り込みは避け、簡素に製作した。一方で店舗のロゴはグラフィックデザイナーに依頼をし、一定以上のクオリティーを持たせることで、店舗全体での見映えを整えている。

アイデアの元となった石川県ブース

SUPER PENGUINは「短期間で施工する展示会専門の設営会社の力や、3日間で結果を出す展示会の集客手法など、展示会ブースが持つ長所を改めて見直し、商空間に取り入れることで新しい可能性が広がると考える。今回のプロジェクトをきっかけに、世間で商空間の新しい切り口を模索する流れができることを期待している」とコメントしている。

次の旅先が見つかる「日本観光ショーケース in 大阪・関西」3月25日からインテックス大阪で開催

日本観光ショーケース実行委員会(委員長:落合和之 マイナビ 執行役員)は2022年3月25日から27日にかけて、インテックス大阪で「日本観光ショーケース in 大阪・関西」を初開催する。

日本人旅行者に対して国内旅行の魅力を伝え市場の拡大を目指すとともに、将来のインバウンド回復を見据え海外の旅行会社に日本観光の情報を発信することを目的とした展示会。北は北海道から、南は沖縄まで、全国の観光地が出展する。

15の団体が参加する北海道ブースでは、多彩な北海道の魅力を紹介する。近年はアイヌ文化の復興・創造・発展のためのナショナルセンターのウポポイ「国立アイヌ民族博物館」や、世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」など、学び要素を取り入れた旅が人気コンテンツとなっている。北海道圏内の注目の自治体や人気の宿泊施設、商業施設が出展しており、オンラインでの商談のみの参加も可能。

関西(滋賀、京都、兵庫、大阪、奈良、和歌山、三重)による共同では、大阪、京都をゲートウェイとした8つのテーマとエリア「KANSAI PLUS1TRIP」を提案。戦国文化・忍者の里、水と生きる回廊、実りの里山、海岸美と恵(めぐみ)、名城と播磨灘、神話から古代への道、巡礼の道・紀伊半島、国生みと海の架け橋といった魅力的なエリアを紹介する。

九州ブースでは「九州はひとつ」をテーマに、九州7県と九州観光推進機構が合同で出展。ブース正面の大型スクリーンでは、九州の臨場感溢れる映像を放映する。ブース内では、来場者のスマートフォン端末を利用した非接触型で安心の「九州ゆるキャラデジタルスタンプラリー」も開催。各県ブースのどこかに隠れている九州7県のゆるキャラすべてを見つけると、九州7県の特産品がもらえる。ほかにも、九州7県のソウルフード「魂食」を各県がアツく紹介するステージや、各県イチオシの体験コーナーなどが企画されている。

今年本土復帰50周年を迎える沖縄県は、4月放送開始のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』で、沖縄出身のヒロインが本土復帰とともに上京し料理人を目指す様子が描かれることに焦点を当てる。また、一つの島でいくつもの世界と文化に出会える「沖縄で体験できる世界旅」や、人々の暮らしや自然にとって良いものを選びながら新しい発見を楽しむ旅のスタイル「沖縄で楽しむエシカルトラベル」を提案。報奨旅行や学会を含むMICEについても相談を受け付ける。

日本のほぼ中央に位置し乗鞍岳、御嶽山などの標高3000m級の山々や、木曽川、長良川、揖斐川をはじめとする美しい河川に恵まれた「清流の国」岐阜県は、ユネスコ世界文化遺産「白川郷合掌造り集落」をはじめ、「1300年の歴史を持つ本美濃紙、長良川鵜飼、下呂温泉」、「高山祭・古川祭・大垣祭の山・鉾・屋台行事」など、豊かな自然のもと、先人から受け継がれてきた伝統・文化・匠の技を紹介する。

3日間の会期のうち25日はビジネスデー、26・27日は一般公開日となる。入場は無料。

【レポート】NFTを活用したファッション展示会の可能性 SIZELESS TWIN

アート×ブロックチェーンを主軸に事業を展開するスタートバーンは2022年3月4日から13日まで、東京・日本橋のPARCELを主会場に、非代替性トークン(NFT)を活用したファッション展示会「SIZELESS TWIN(サイズレス・ツイン)」を開催した。

同展は経産省の「展示会等のイベント産業高度化推進事業(展示会等における流通・取引の高度化実証事業)」の一環。ANREALAGE(アンリアレイジ)やTOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)など5つのファッションブランドが出展した。

≪竜とそばかすの姫≫©スタジオ地図 2021

元来、ファッションブランドの収益源の大部分は実物の作品販売に限られており、オートクチュール形式で販売される作品は購買層も限定的だった。そこで実物をもとにメタバース用3DCGデータや、プロフィール用合成写真データを制作・販売することで、デザイナーにおける表現を広げるとともに販売経路の多様化を実現する。

スタートバーンのブロックチェーンインフラ「Startrail(スタートレイル)」によるNFTの発行が、正規のブランドやデザイナーから販売された作品であるという長期的な価値を生み出す。作品が二次流通に渡った際にも元の制作者であるブランドやデザイナーに対する還元金についての規約が継承される仕組み。今後は二次流通事業者とのAPI連携などを通して、より簡易的な流通管理の仕組みにアップデートしていく。

会場では実物展示のほかメタバース用3DCGデータの展示、制作過程の展示、アバターによる試着体験なども行われた。オンラインではメタバース展開としてXRクリエイティブプラットフォームのSTYLY上に、リアルを模した展示空間も構築された。

制作過程の展示
アバターによる試着体験 Dentsu Lab Tokyo, Dentsu Craft Tokyo ≪ALT SKIN≫ 2022

STYLY上に構成されたリアルを模した展示空間

2022年4月23日から5月15日にかけては香港のK11アートモールでも展示会を予定している。

札幌ドーム、コンベンションの新たなモード【半面利用モード】を2022年11月から供用開始

 

札幌ドームは、Jリーグとプロ野球の本拠地になっているが、17,800㎡の大規模コンベンション会場としても、これまで札幌モーターショーなど多数のイベントを開催してきた実績をもつ。2022年11月1日、より多様なイベントに対応するため、従来のモード【全面利用(面積17,800㎡/最大収容人数10,000人)】に加え、【半面利用】の供用を開始する。

【半面利用モード】は、アリーナ内に専用のパーテーションを配置し分割することで、利用可能面積を9,000㎡とし、中規模イベントに最適な会場となる(最大収容人数8,200人)。

 

分割用のパーテーションは高さが2.4mあるため、独立した空間として活用できる。また、利用エリアのみを照らす専用の照明モードを用意する。さらに、様々な用途に対応した諸室を多数備え、大型ビジョン(2面)や音響システムを利用しダイナミックな演出も可能。アリーナ内に備え付けられている給排水ピットにシンクを接続させることで、直結給排水の仮設パントリーを施工することもでき、札幌市内ホテルのフルコースのケータリングサービスの実績も多数あり。そのため、展示会のほか、企業会議や表彰式、集会など各種イベントに、多様なニーズに対応することが可能だ。

【半面利用モード】は、利用料金が従来の【全面利用モード】の半額になるほか、平日割引等、費用面でも利用しやすい設定となっている。

詳細は札幌ドームWEBサイトからご確認ください。
https://www.sapporo-dome.co.jp/event-prom/event/

 


「第870号 見本市展示会通信」発行しました

 

 

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発行について:第870号 2022年(令和4年)3月15日

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