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AIやイマーシブをテーマに最新技術が集結 COMPUTEX TAIPEI(台北国際コンピュータ見本市)

COMPUTEX TAIPEI 2023

TAITRAと台北市コンピュータ協会は年6月4日から7日の4日間、「COMPUTEX TAIPEI」を台北南港第1&第2展示ホールで開催する。台湾最大級のIT関連展示会で、「Connecting AI」をテーマに掲げ、出展企業1,500社・4,500ブースが展開。AIコンピューティング (AI Computing)、先進的コネクティビティ (Advanced Connectivity)、未来のモビリティ (Future Mobility)、没入型リアリティ (Immersive Reality)、サステナビリティ (Sustainability)、イノベーション (Innovations)の分野から、製品・サービスが集結する。

またCOMPUTEX Forumでは、業界をリードするNVIDIA、Google、Synopsys、AWS、Micron、arm、Seagate、Ampere、Phison、計9社が登壇予定。

イベントでは新たに「Sustainable Design Award」を設立し、展示会業界全体のサステナビリティを推進する。主催者はRE100、Dow Jones Sustainability Index、Sustainalytics Index、 MSCI ESG Indexなどの認証を受けた出展者の参加を呼び掛けており、認定を受けた企業のブースには「ESG GO!」のサインを掲出する。
前回は150の国・地域から4万7,594人の来場を記録した。

【インタビュー】中国展示会の現場から見た
近年の様子とその特徴【展示構成】

展示会の企画・設計・施工や、店舗・ショールーム・オフィスの内外装工事などを手掛ける展示構成

同社は約30年前から、海外の展示会における出展サポートや、ブース装飾、施工などの業務を行っている。

今回は、近年の中国展示会の様子や日本との違いなどについて、代表取締役社長田口周氏に話を聞いた。

(※本記事は新聞「見本市展示会通信」(2024年4月15日号 海外展示会特集)中に掲載された内容です)

―海外展示会への出展サポートを始められたきっかけは

昔、他社から業務を引き継ぐ形で始まりました。特に現会長の吉村が現地との関係性の構築に尽力し、現在は中国での展示会に重点を置いていまして、北京勝亜展覧有限公司などコーディネーターや協力会社といった現地とのルートも多数、保有しています。

―出展サポートの内容は

プランニングからデザイン、施工はもちろん、書類申請や輸送の手配、宿泊先や現地企業の接待先の手配まで、日本の代理店とも協力しながら海外への出展に関わる業務についてのトータルサポートをご提供しています。

また、逆に中国の企業が日本へ出展される際のサポートも行っています。

―展示構成の強みは

中国でことをうまく進めるためには人脈が重要です。その点、弊社には豊富な実績と経験があり、現地スタッフと現地の展示会関連企業らとのつながりも非常に強い。

そのため仕事もスムーズに進みやすく、トラブルの際にも対応が速やかに行えることは弊社の強みだと思います。

―近年の中国の展示会で感じたことは

会場の設備などが昔より良くなっていますね。窃盗も減りました。

また最近、北京が政治的な理由でイベント開催を控えていまして、上海、広州、深圳、大連などでの展示会がにぎわっていると聞いています。

コストも日本並みに近づいてきています。労働単価は比較的安いと思うのですが、それでも全体の相場は上がっています。しかし中国はまだまだ市場も広いため、日本から出展を検討される企業は多いです。

―初めて中国に出展する企業からの問い合わせもあるのですか

はい。現地のスタッフは日本語も堪能ですし、お客様の心配がなくなるようにサポートを行っています。新規のお客さまについてはホームページを見て問い合わせてこられる方も多いですね。

―日本と中国の施工現場の違いは

政治によって業務がやりにくくなることがあるのは、中国特有の傾向です。

たとえば、日本で地震があって原子力発電所に対する不安が高まったりすると、安全なものでも輸入にストップがかかってしまう。他にも政治的な問題で荷物の輸送が止まってしまうことはあります。

また、日本では電気やエアー(圧縮空気)が豊富に供給されるんですが、中国では電力問題などもあり、頼んだ通りの供給が行われないことがしばしばあります。

さらに現地の企業は安全面がルーズな傾向があります。ヘルメットをかぶっているのに上半身裸で作業している人もけっこう多い。高さの違反やふさいではいけない所をふさいでしまうような装飾違反も多いですね。

最近は減りましたが、作業時間の変更や料金の値上がりなど、急なルール変更が行われることも特徴です。マラソン大会のためにいきなり道路が閉鎖されたこともありました。

なお、歴史のある展示会ですと他業種の企業やスタッフも含め、わりと皆さん会場では「日本チーム」としてまとまって動いていまして、我々もその中で協力体制をしっかり築いています。

―会場で日本企業のブースは一か所に集められているのでしょうか?

割と固まっていることは多いです。会場を見回すと日本企業でないのに日本語風の会社名を名乗っている会社がけっこうあったりして、面白いですよ。

(※本記事は新聞「見本市展示会通信」(2024年4月15日号 海外展示会特集)中に掲載された内容です)

テーマパークのショーセットから仏像のレプリカまで
ハイクオリティな立体造形を【ムラック】

空間デザインやディスプレイ製作・施工を長年手掛け、イベントや展示会を支えるムラック

東京都八王子市の「株式会社ムラック八王子支店」では、テーマパークのオブジェやショーセットから、イベントで展示するキャラクターやマスコット、仏像など重要文化財のレプリカまで、幅広く造形物を製作している。

近年は、西日本を代表するテーマパークの新エリアの外装工事など、オブジェ単体でなく、建設工事に関わる大型案件も手掛けるようになった。

現在も、開業を控える東日本を代表するテーマパークの新エリアを手掛けている。

【問い合わせ先】
株式会社ムラック 八王子支店
電話 042-650-1333

 

オブジェの作り方

 
同社での立体造形の製作は、まずCAD上での3Dモデルの製作から始まる。

▲ ハンドスキャナーで立体物から直接3Dデータを読み込むことも可能だ。さっとスキャンするだけでここまでデータを取得できる。

 

3Dデータの作成後は、加工機でオブジェのコアとなる原型を製作していく。

特注の「CNC5軸加工機」はプログラミング後、自動でEPS(発泡スチロール)を削っていく。左右、前後、上下、3つの回転軸にさらに2軸が加わることによって、複雑な形状への加工が可能だ。

原型ができたら、それを基に雌型と呼ばれる型を製作し、高強度な繊維強化プラスチック(GFRP・CFRP)での成型作業を行っていく。

最終的に細かい箇所を手作業で仕上げて着色、クリアコーティングするとオブジェの完成となる。

製作前に徹底的な検証を

 

※写真はイメージです。本文とは関係ありません

テーマパークの造形など建築が絡む案件の場合、実際に製作に入る前の検証段階にも、多くの時間を費やす。

まず重要になってくるのが下地の鉄骨など、構造上の検証と設計だ。

キャラクターやお城など、表面の造形物を作るには、最初にそれらの下地となる鉄骨を3D上で設計する。

キャラクターを支えるために「どの位置にどれくらいのピッチで、どれくらいの太さの構造体を入れればいいのか」「それらの鉄骨を作ることは可能なのか」「溶接で作るのは可能なのか」など、あらゆる角度から検証を行い、さらに専門の設計会社がCAD上で構造計算を行う。

そのフィードバックを受けて鉄骨の数を変更するなど、再検証を行う。実際に現地に搬入して組み立てができるか、現場のオペレーションまで徹底的に考えるという。

その後ようやく、来場者が目にするようなキャラクターやショーセットのフォルムを作っていく段階へと入る。

ムラック八王子支店の石橋氏は、何よりもまず“安全であること”が大前提であると語る。

「お客様が触ったり乗ったりしてもケガをしない、壊れないこと。また、強風や地震にも耐えられること。

日本のテーマパークの安全基準は非常に厳しく、安全性や強度の検証は重要なポイントのひとつになります。」

例えば、過去に大きな牙を持つキャラクターのオブジェを制作した際は、子供の手が届かないかどうかや、牙の部分に雨水が溜まっても来場者にかからないかどうかまで確認したという。

 

検証にMRを活用

 

※写真はイメージです。本文とは関係ありません

製作前の検証にはMRを活用することもある。

例えば、ショーセットのサイズ感などをクライアントに確認してもらうための「ミックスドリアリティ」だ。

ミックスドリアリティ
現実世界のなかに3Dやホログラムなど、バーチャルな世界をシンクロさせるテクノロジー。

 
頭にヘッドマウントディスプレイを装着すると、目の前に3Dで制作した実物大のキャラクターやショーセットが現れる。

バーチャル空間上で3Dモデルを見るのではなく、通常の視界に重なる形で3Dモデルが現れるので、現実の建物とオブジェの大きさを比較したり、オブジェを見る角度(下から見上げた場合など)や見る距離によってどう見え方が変わるのかを、現実の風景と一緒に検証することができる。

クライアントに完成時どのように見えるのか実物大で確認してもらい、 裏付けを取ってから製作に入ることが可能になるわけだ。

▲ 検証の様子。ヘッドマウントディスプレイの使用者には、現実世界の中に「大きな木のオブジェ」が現れたように見えている。

 

石橋氏はムラック八王子支店の強みの一つに、「3Dデータの取り扱いに長けている点」があると語る。

「最近は、クライアントから図面や資料を3Dデータで頂くことも多いのですが、その取り扱いには高いスキルや豊富な経験や知識が必要となる事が多くあります。

2Dデータと比べて3Dデータの拡張子は非常に種類が多く、ファイルを開くだけでも専門的な知識が求められることがあったりするのですが、その点、弊社はすごく強いです。

3Dデータの取り扱いにお困りのお客様も、ぜひご相談いただければと思います。」

オブジェの造形はもちろん、テーマパークのショーセットなど建築工事における構造的な部分まで、立体造形に関するお問い合わせは以下まで。

【問い合わせ先】
株式会社ムラック 八王子支店
電話 042-650-1333

 

科学の産業総合展 5年ぶりリアル開催実施 ケミカルマテリアルJapan2024

化学工業日報社は化学産業展示会「ケミカルマテリアルJapan2024」を11月21日から22日の2日間、東京ビッグサイトで開催する。リアルでの開催は5年ぶりとなり、化学材料・素材、試験機器、関連DXソリューションが一堂に会する。

素材を中心としたテーマで国内外の産官学が集う「先端化学材料・素材総合展」、化学物質管理に関する専門展示会「化学物質管理ミーティング」、プロセス産業向けにDXを推進するためのサービスを紹介する「プロセス産業DX展」の3展と、企業の産業安全を考える「産業安全フォーラム」で構成する。

展示のほかにも基調講演、出展者を中心としたレセプションパーティーを予定している。また就活生や就職活動を控えている学生に対し、採用に関する資料の配布や、展示会ツアー、専門セミナーといったプログラムも実施する。
現在出展者を募集しており、申込みの締切りは6月28日まで。

「発酵食品ワールド」を初開催 FOOD STYLE Chubuと同時開催で

実行委員会は、10月23日から24日の2日間、Aichi Sky Expoで「発酵食品ワールド」を初開催する。同展は全国から発酵・醸造関連の食材、機器、サービスが集結するもの。会場内では発酵・醸造を研究する機関や団体と協力し、交流ゾーンを展開。最先端の情報や文化を発信する。

また発酵・醸造食品とのペアリング企画、発酵・醸造食品を使ったライブキッチン、発酵・醸造に関するセミナー、事前アポイントによる国内・海外バイヤーとの個別商談会などのプログラムを予定している。同時開催展は「FOOD STYLE Chubu 2024」と「外食経営DX EXPO」。

出展製品は 麹菌、酵母菌ほか発酵食品原料(塩、大豆、麹、米、麦)、ろ過器、食品包装を含む設備・機器、 調味料、野菜類、豆類、乳製品、酒類ほか発酵食品・飲料、 菌叢解析、発酵・醸造技術開発など研究開発・試験に関する商材。

【レポート】東京ビッグサイトで「東京 総務・経理・人事Week 春」が開催

5月8日から5月10日、東京ビッグサイトにて「東京 総務・経理・人事Week 春」が開催された。

主催はRX Japan株式会社。

同展示会は総務・人事・経理・法務・広報・経営者などが来場するバックオフィス向け展示会。

約550社が出展。来場者数は33,937人だった。※

※1人の来場者が、同日に複数回来場した場合は1名と集計
※1人の来場者が、複数日来場した場合は、その日数分を集計(例:1人が2日間来場した場合は、2名と集計)
※上記には、出展者・報道関係者は含まない

DX・業務効率化からオフィス環境改善まで、9つの専門展で構成され、セミナー・交流イベントとして全70講演の「カイシャのミライ カレッジ」が同時開催された。

当日は多くの関係者が活発に情報収集や商談を行っていた。

<構成展>
第20回 オフィス防災EXPO
第16回 総務サービスEXPO
第14回 HR EXPO(人事労務・教育・採用)
第13回 働き方改革EXPO
第11回 会計・財務EXPO
第7回 法務・知財EXPO
第9回 福利厚生EXPO
第6回 PR EXPO(広報・IR支援/ブランディング/デジタルPR)
第4回 健康経営EXPO

今週の展示会スケジュール(5/13~19)

▽石川
05/16(木)~05/18(土)
石川県産業展示館
MEX金沢2024

05/16(木)~05/18(土)
石川県産業展示館

第39回いしかわ情報システムフェア「e-messe kanazawa 2024」

▽東京
05/15(水)~05/17(金)
東京ビッグサイト
自治体総合フェア2024
企業立地フェア2024

▽兵庫
05/16(木)~05/18(土)
神戸国際展示場
第28回神戸国際宝飾展

▽福岡
05/15(水)~05/17(金)
マリンメッセ福岡
第34回西日本食品産業創造展’24

アジアに新たな拠点「メッセ・デュッセルドルフ・フォー・アジア」を開設 メッセ・デュッセルドルフ

メッセ・デュッセルドルフは、4月10日にアジアの新たな包括的な地域拠点「メッセ・デュッセルドルフ・フォー・アジア(MDfA)」を設立した。
メッセ・デュッセルドルフ・アジア(シンガポール)、メッセ・デュッセルドルフ・チャイナ(香港)、メッセ・デュッセルドルフ・インディア(ニューデリー)、メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン(東京)、メッセ・デュッセルドルフ上海(上海)の 5 社が連携し、シンガポールを拠点に同社のアジア事業をチームで担う。
新体制では、各地域のニーズに合ったサービスの提案、窓口の一本化などを予定している。拠点の事業は、まずアジアで開催する8つの医療技術・リハビリ関連の見本市から導入予定。
メッセ・デュッセルドルフのヴォルフラム・N・ディーナー代表取締役社長は、「世界の変化とともに経済のパワーバランスも変化し、展示会ビジネスにも影響している。特にアジアはさらなる経済成長が見込まれている。この地域拠点の設立でアジア各国での見本市の成功を支援するとともに、デュッセルドルフで行う見本市の出展者と来場者の誘致を図る」とコメントしている。

【詳細】築地市場跡に収容5万人のスタジアムやMICE施設など9棟 再開発事業者が決定

東京都は19日、築地市場跡地の再開発「築地地区まちづくり事業」の事業予定者を決定したと発表した。

グループ名:
ONE PARK×ONE TOWN

構成員:
三井不動産株式会社(代表企業)、トヨタ不動産株式会社、株式会社読売新聞グループ本社、鹿島建設株式会社、清水建設株式会社、大成建設株式会社、
株式会社竹中工務店、株式会社日建設計、パシフィックコンサルタンツ株式会社、株式会社朝日新聞社、トヨタ自動車株式会社

今後、都、外部の有識者、事業予定者で協議を行い、事業者が提案した計画をブラッシュアップしていく。

【今後の予定】
2024年度末:都と事業予定者等による基本協定の締結
2025年度 :先行にぎわい施設の着工
2026年度末:定期借地権設定契約の締結
2032年度 :第一期建築工事の完了
2038年度 :第二期建築工事の完了

以下は事業予定者の提案の概要。(デザインを含め今後の協議等により変更になることがある)

<提案のポイント>

〇 人々が憩い、集う場所となる広場や水辺空間
• 東京湾や隅田川の水辺から訪れる人々を出迎える、水辺の玄関口となる景観を形成
• こどもからお年寄りまで多くの人が集い、憩いやアクティビティ、イベント利用が可能であり、災害時の一時滞留空間としても機能
• こどもにとって魅力的なまちにするため、水辺に遊び場をつくるキッズパークプロジェクトを実施

〇 世界中の人々を迎賓する陸・海・空の広域交通結節点
• 地下鉄新駅なども見据え、バス、自動運転車等の陸上交通機能が乗り入れる交通広場を整備
• 舟運利便施設を整備するとともに、隅田川と東京湾に面する築地の立地を生かし、東京の観光地を船でつなぎ、にぎわいを活性化
• 築地川沿いに新たな船着場を整備し、チャーター・不定期船の運航など多様な利用方法を実現
• ヘリポートや空飛ぶクルマのポートを整備し、東京臨海部を中心とした周辺地域の活性化に寄与

〇 多彩なスポーツ・文化・芸術イベント、大規模展示を開催可能な収容人数約5万人の全天候・超多機能型施設
• 世界選手権をはじめとした各種スポーツ大会、コンサート、大規模展示会等の開催を想定
• 可動席などを組み合わせることで、臨場感を損なうことなく、感動・楽しみが最大化される空間を提供
• ラウンジやスイートルーム、貴賓室等のホスピタリティエリアは、東京にこれまでなかったスケールで充実
• イベント時以外はコンコースの一部を開放し、ウォーキング・ジョギング等、多くの人がコミュニティスペースとして活用
• 屋上の緑と浜離宮恩賜庭園の緑が連続して見渡せるビュースポットなど、ここにしかない空間体験も提供

〇 周辺地域のMICE施設の結節機能となり、築地にふさわしい会議・催しを開催するMICE施設
• 1,200人規模のボールルーム等を中心に、エリア内の各機能を活用することで、国際学会から数万人規模のイベントまで対応可能
• 東京ビッグサイトや東京国際フォーラムといった国内有数の展示場の中間に位置する築地に総合MICE機能を備え、施設の一体運用に
より、これまでにない大規模な国際複合コンベンション(文化・芸術・スポーツ・ライフサイエンス分野等)の誘致・開催が可能
• 大規模集客・交流施設や観光利用の舟運ネットワークやナイトクルーズに加えて、浜離宮恩賜庭園や築地場外市場といった魅力ある
周辺資源等のユニークベニューにより、築地ならではのアフターMICEを提供

〇 歴史ある「食」を堪能できるにぎわいの空間
• 築地場外市場とも連携し、世界に誇る日本食をはじめとした美食を提供することで、江戸前の伝統的な食文化を国内外にアピール
• 最先端の食の研究を含む、一流シェフの料理への想いや経験を学ぶ機会等、日本の食産業・文化の発展を促すフードイノベーション
拠点「築地クリナリーセンター」を創設
• プロムナードの両側に、商店街が続くように店舗を連続的に配置

〇 築地らしい文化・芸術を発信する水辺に開かれたシアターホール
• 舟運利便施設に整備する「シアターホール」(収容人数約1,200人)は、文化・芸術の発信拠点となり、季節ごとに変化する
エンターテインメントの提供やイベントの実施により、まちの魅力を継続的に向上

〇 近接する医療機関等と連携した
ライフサイエンス分野のイノベーションを生み出す拠点
• 健康長寿社会の研究都市を目指すため、ライフサイエンスやバイオテクノロジー、AI等の先端研究機能と関連オフィスを導入
• 国立がん研究センター隣接エリアにライフサイエンス分野を牽引するラボやインキュベーション施設等を配置。最先端の情報や人材、
技術を集積して、創薬等の研究開発における相乗効果を最大化
• 小児がん患者等とその家族が治療を受けながらも一緒に日常生活を送ることのできる滞在施設を整備

〇 環境配慮の取組
• 街区全体で省エネルギー化を図りながら、先行にぎわいの創出時からまちづくりの全ての段階でCO2排出実質ゼロを実現
• 隅田川の河川水熱を利用した熱供給施設を設けるなど、再生可能・未利用エネルギーの活用による省エネを推進
• 夏の卓越風を通す「風の道」をつくる配置・デザイン
• 大規模な緑化により緑被率40%を確保、国産木材活用による自然との共生と炭素固定の促進
• 都民に種の採取、育苗、植林、間伐等を体験してもらう環境学習の機会を提供

〇 にぎわいの先行的な創出
• 波除神社の隣接地に「波除広場」やフードホール等の施設を一体的に整備し、年間を通じて様々なイベントを企画・開催
• 築地場外市場と連携し、本設まちづくりへの期待感を醸成する新たなにぎわいを早期に創出
• 地元との連携や、オーバーツーリズムの緩和に資する取組、こどもが訪れたくなる企画等により、幅広い層に愛される場所を目指す