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リンテックサインシステムの「バイオマス素材配合PVCメディア」(寺子屋パックin 浜松町)

フィルムやサイン素材、デジタルプリントの資材を販売するリンテックサインシステムは、4月23日と24日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「寺子屋パックin 浜松町」(主催:パック)で、地球環境に配慮したパネル「バイオマス素材配合PVCメディア」を提案した。サイン・広告向けのメディアとラミネートで、植物由来の原材料を基本の材料と粘着剤に配合している。短期間であれば、屋外での使用にも耐える。表面の風合いは光沢のあるグロスと、滑らかなマットのラインナップを用意した。
なお同製品は日本有機資源協会が認定する「バイオマスマーク」を取得している。マークは再生できる植物からできた有機資源・バイオマスを使い、品質と基準を満たして生産している商品につけられる。

光洋産業の地球環境に配慮した「goo!パネIB」(寺子屋パックin 浜松町)

サイン・ディスプレイ材や建築資材の製造・販売を行う光洋産業は、4月23日と24日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「寺子屋パックin 浜松町」(主催:パック)に出展し、地球環境に配慮したパネル「goo!パネIB」を紹介した。
「goo!パネIB」はパネルの芯となる素材にインシュレーションボードを使用している。この素材は木材のチップを細かくほぐし、繊維状にしたものを絡めてボードに製版したもので、原料の80%以上に建築廃材を活用。廃材の焼却時に発生するCO₂を抑え、環境負荷を軽減する。イベントでは展示会のパネルや案内サインとしての利用が見込まれる。
同社では芯材に再生プラスチックを50%以上使用したスチレンパネル(エコマーク取得)や、古紙からできた段ボールのパネルを含め、エコを切り口とした製品を複数提案した。

美濃クラフトの圧倒的存在感を誇る「男前表札」「男前ポスト」(EXG 2024)

デザイン表札の美濃クラフトは4月11日と12日に幕張メッセ4~6ホールで開催された「第17回エクステリア×ガーデンエキシビション(EXG)2024」(主催:エクステリア×ガーデンエキシビション2024 実行委員会)に圧倒的な存在感を誇る「男前表札」「男前ポスト」を出展した。

表札は「伝説の聖剣」を、ポストは「伝説の盾」を模しており、前に立つとまるでファンタジーの世界に迷い込んだような気持ちになる。ともすれば子供の頃遊んだRPGの勇者になったような気がして、思わずガッと聖剣を引き抜き、今すぐ魔王を打ち倒す冒険に出たくなる。そんな遊び心満載の表札とポストだ。

美濃クラフトでは男前シリーズとして、ほかにも「守護の日本刀」や「賢者の杖」、「魔王の黒剣、「海王の三叉槍」を展開している。これらの表札を構えた住居はきっと、近所の子供たちにとって聖地となること間違いなしだ。

日本への事業展開と将来への展望―「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」(SMS)開幕に寄せて GL events Venues CEOおよび会長 クリストフ・シゼロン 氏

2024年3月、欧州で最大級の産業展示会「GLOBAL INDUSTRIE」の日本版、「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」がAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された。近年、世界でも有数のブランド力を持った大規模展示会の日本開催が相次いでおり、SMSの開催は国際展の流入をさらに呼び込むだろう。GL events Venues・クリストフ・シゼロン氏に、SMSを皮切りとした日本での展望と、世界各国の事業について聞いた。

(左)GL events Venues クリストフ・シゼロン会長、(右)愛知国際会議展示場 モルガン・ショドゥレール代表取締役社長

地域の長所をイベントに起こす
―SMS初開催の背景、会期を迎えた心境をお話しください
Aichi Sky Expoの運営を任されたときから、SMSの立ち上げを決意していました。会場のある地域を活かすイベントを作ることは、我々の使命であり、愛知県は日本の産業の中心地と捉えています。また当社は屈指の規模を誇る産業展「GLOBAL INDUSTRIE」を仏で毎年行っていることから、産業や物流をテーマとした展示会について、ブランド力とノウハウを持っています。「GLOBAL INDUSTRIE」日本版の新設は必然であり、すでに開催は成功だと感じています。

日本での事業展開について
―日本の展示会業界に抱いている印象はどのようなものでしょうか
日本の市場の特徴を世界と比較すると、全体の経済力に対してイベント業界の規模が小さいと感じます。また日本のイベント業界は、伝統的なやり方を少し守り過ぎているのではないでしょうか。しかしこれは進化の余地が残された市場であるともいえます。
SMSの開催による新しい展示会のスタイルの提案は、まさに日本のイベント業界にイノベーションを引き起こす、ヒントのひとつになると確信しています。
今後日本のイベント業界の成長に、私たちがいかに貢献できるか非常に楽しみです。GL eventsだからこそ提供できる価値を日本に届けます。

―今後の日本での事業展開、意欲について教えてください
今年の9月には世界的ファッションイベント「TRANOÏ」の東京での初開催が決定しています。また今回のSMSを契機として、新しいプロジェクトの構想もあります。特に飲食と飲料の新規展の開催を前向きに検討しており、自主開催のみならず、関西・大阪万博やアジア競技大会を含め、既存のイベントへの参画についても視野に入れています。
さらに、他の展示会場の運営委託にも興味があります。世界各国の自治体から、展示場の管理運営を任されている実績はGL eventsグループの強みです。Aichi Sky Expoのように、日本各地の展示場について、委託運営・コンセッションを積極的に展開していきたいです。

トレンドを分析世界での事業拡大を狙う
―運営を行う世界の会場について、最新ニュースはありますか
アフリカ・コードジボワールのアビジャンで新たな展示場の管理委託を獲得し、中国の新規会場の契約についても準備が進んでいます。拡張はブラジル・サンパウロの会場で大規模な拡張工事が終了します。フランス・パリまたリヨンの拡張事業も計画通りに進行しています。

Anhembi District

―新規のイベントについてはいかがでしょうか
我々グループは年間4000件もの催事を受け入れ、新規のイベントも立ち上げています。来訪者数はのべ1500万人。つまり新しいイベントについては常にアイデアを巡らせており、必ず世界中のどこかでいつもイベントを生み出し続けています。特にグループ全体の戦略としては「飲食・飲料」「ファッション」「産業」「GX」といった4つの分野に分かれ、事業を展開しています。
ここ近年の売上の推移を俯瞰すると、コロナで打撃を受けた2020年から2023年になって回復を遂げることができました。その回復の流れの中にSMSの開催も位置づけられており、今後も引き続き良い成長の流れを作っていきます。

―サステナビリティへの取組みについて教えてください
グループ全体の方針として「エネルギーコストの削減」と「消耗品の削減」を掲げています。2023年は昨年のエネルギー消費量と比較して、30%減を達成しました。これは単に名目上の30%ではなく、売り上げに対する比率も含めての数値です。合計で107万㎡の空間を管理している点からも、この30%がいかに世界のサステナビリティに対して大きな意味を持つかがわかるのではないでしょうか。
次の目標として、展示会のカーペットやブースを含む消耗品の25%減を設定しました。現在、同じグループ会社のGL events Liveやイベント事業者とともに、環境配慮に取組んでいます。イベントの資材は環境負荷の低い材料を優先的に使い、ブースや部材はできるだけ再利用を行っています。

―今の課題、事業の展望をお話しください
SMS終了後、世界中の会場57カ所の社長をフランスに招き、セミナーを開催します。主なテーマは「持続性・環境対策」と付随する「エネルギーパフォーマンス」、「DXとAI」です。さらに重要な課題として「人材の育成と運営」が設定されています。どのように社員に新しいスキルを手渡し、長期の視点で成長を促すかを共有します。
セミナーでは社員同士の交流を通じて、各地のビジネストレンドの分析も行います。トレンドを催事や会場運営に反映できるよう努めていきます。

[Report]SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE
GL events Venuesは3⽉13⽇から15⽇の3日間、「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」(SMS)をAichi Sky Expoで開催した。⽇欧を含む40カ国から246の出展社が集結し、製造業の課題解決を図る製品とサービスを紹介した。展示のほかにもセミナーやスタートアップ企業の出展ゾーン、デモンストレーションのゾーンを会場内に設置し、⽇本初のスマート製造業総合イベントとして、多方向からソリューションを提案した。
 初日に行ったオープニングセレモニーではGL eventsのオリビエ・ジノン会長が挨拶。愛知県・大村秀章知事に催事協力の感謝を述べるとともに「SMSは日本と仏、EUの戦略的パートナーシップの枠組みの中で開催され、EU諸国と日本の産業協力を表す前例のない催事。商談や講演を通し、持続可能な産業の未来について解決策が考案される」と催事への期待を述べた。また「今回の開催は第一歩目に過ぎない。これからインダストリー5.0やロボティクスをはじめとしたテーマを通し、日本と仏、愛知県、イベントにかかわるすべての地域とともにSMSを発展させていきたい」と展望を語った。
会期3日間で1万72名が来場した。次回2025年開催は6⽉に開催予定。

タオル製造の廃材からできた着火剤「CHAKKAMEN 着火綿」(サステナブルファッションEXPO)

タオルの製造・卸・小売を行うタオル美術館グループ・一広は、4月17日から19日東京ビッグサイトで開催されたサステナブル ファッション EXPO(主催:RX Japan)に出展した。

サステナブルな商材の一つとして、アウトドアの火おこしで使用する着火剤「CHAKKAMEN 着火綿」を提案した。これはタオルの製造工程の中で出る糸を含む廃棄物と、回収した使用済みのタオルを原料としたもの。従来は廃棄されていた素材を、新製品として生まれ変わらせた。ほぐして火をつけると安定した炎で燃える。
ほかにもタオル美術館グループでは、使用済みのタオルを回収し、再生糸「REBORN COTTON」でタオルを作る事業や、フェアトレード認証コットンを用いたタオルの製造も行っており、SDGsの達成に向けて積極的に活動している。

TELMIC(テルミック)がバーチャルプロダクション専用スタジオ
『TELMIC Studio Soka』をオープン
【レポート】


株式会社TELMIC(テルミック)は新スタジオ『テルスタ -TELMIC Studio Soka-』を、埼玉県草加市にオープンした。

本スタジオは、バーチャルプロダクション(インカメラVFX)に特化したスタジオ。

長年テレビ・舞台等の特殊演出を手掛けてきたテルミックらしい「機構×3D映像の連動システム」による、ユニークな映像を撮影することが可能となっている。

今回は、『テルスタ -TELMIC Studio Soka-』の内覧会の様子をレポートする。

※バーチャルプロダクション
今後の撮影手法として期待されている巨大なLEDウォールに映した映像や3DCGの前で実物の被写体を同時に撮影する次世代の撮影システム。従来は演者と背景を別々に撮影して合成する「クロマキー合成」が主流であったが現在はLEDウォールを使ったものが主流になっている。

 

内覧会では、LEDウォールを使用したバーチャルプロダクションの実例が3つ紹介された。

    目次

  1. 実例1. インカメラVFX
  2. 実例2. 機構を利用したインカメラVFXの撮影(仮想空間と機構の連動)
  3. 実例3. スクリーン・プロセス
  4. スタジオの情報:『テルスタ -TELMIC Studio Soka-』とは

なお、『テルスタ -TELMIC Studio Soka-』では現在、最新の技術を使った撮影に興味のある企業や、技術協力のパートナー企業を募集している。

バーチャルプロダクションに興味のある企業や、「本スタジオを使ってこんな技術を実現できますか」など、お問合せご希望の方は以下まで。

テルミックネオ XRプロジェクト
telsta@telmic.jp
担当:西本

 

実例1 インカメラVFX

バーチャルプロダクションの最新技術のひとつ。

カメラの位置やレンズが向いている方向に応じ、LEDウォールにUnrealEngineによる3D背景動画を同期させて表示。演者などの被写体を同時に撮影する。

カメラと仮想空間内がリアルタイムでセンサーによりリンクして、リアルな映像を作り出す。テーブルや椅子などリアルなオブジェクトを配置することで、よりCGとリアルの境目が薄れ、説得力のある映像を作り出すことができる。

↑ カメラを動かすと、それに合わせて窓の外に映る風景も変化している。また、鏡にもしっかり外の風景が映り込んでいる。グリーンバックで撮影する場合、不必要なものが映り込まないよう気を遣わなければならないが、インカメラVFXならば好きなアングルで撮影が可能だ。

↑ グラスの後ろにちゃんと背景が映り込んでいる。クロマキー合成では難しい、インカメラVFXならではの表現だ。また、LEDウォールの映像がフローリングを模したフロアシートに反射している。これも違和感のない映像になっているポイント。

実例2 機構を利用したインカメラVFXの撮影
(仮想空間と機構の連動)

↑ インカメラVFXを用いた仮想空間が、LEDウォールに表示されている

ベルトコンベアに仕込まれているセンサーが、ミリ単位で動いた距離を計測。仮想空間が同じ距離だけ動くことで、あたかもその空間内を歩いているかのような映像を撮影することができる。

また、ターンテーブルを回すと仕込まれているセンサーが角度を計算。仮想空間を回し、あたかもカメラが演者の周りをぐるっと回って撮影しているような映像が撮れる。

2つを組み合わせると上動画のような映像を撮ることができる。

もし機構を使わず撮影する場合、演者を巨大なLEDウォールで囲む必要があるが、本スタジオでは狭いスペースでの撮影が可能となっている。


ベルトコンベア付きターンテーブル
 
テルミックオリジナルの機材。


フルサイズボックススタイルカメラ
 
バーチャルプロダクション用のカメラも用意している。RAW撮影が可能で、軽く取り回しがしやすい。

↑ 天井の映像が環境光としての役割も果たしている。窓からの光の差し込みも壁側面のLEDがカバーしている。

また天井からの光が演者を追従し、顔を照らしているため照明板を持って付いて回る必要もない。

実例3 スクリーン・プロセス

事前に撮影した映像やCGを、LEDウォールに映し出して撮影する手法。

記事前半で説明した「インカメラVFX」と違い、カメラが動くことで映像が変化することはない。

風景と同じような空を映し出すことによって、風景と同じ照明環境をこの場所に作り出すことが可能。LEDウォールが照明の役割を果たしており、その照明を演者が受けることによって馴染みのある風景・映像となっている。

また、現場監督、照明など全スタッフが、モニターに出ている絵をファイナルイメージとして共通の認識をもって絵作りに取り組むことができるのも大きなメリットだ。

クロマキー合成とは違い「後から抜いて合成する」という手間がなく、髪の毛など処理が難しい部分のクオリティも上がる。

背景映像を変更しながら、短時間で様々なシーンの撮影が可能だ。

内覧会では、テルミックの大蘆代表が「インカメラVFXを手軽に使って頂くことをコンセプトにつくったスタジオです。こういうことはできるのか、もっとこういう使い方をしたらいいんじゃないか、そういったアイデアを膨らませていただいて、ぜひこのスタジオを今後使っていただければと思います」と述べ、来場者に積極的な活用を呼び掛けていた。

また、技術製作部テクニカルディレクターの川村氏は「インカメラVFXという手法は、完全には確立されていない部分が多く、クリエイターの方や撮影する方々のアイディア次第でいろいろなことが可能になってきます。今回、ターンテーブルの他にも「こういう機構は可能か」などアイデアがありましたら、テルミックでも制作することができますので、どんどんアイディアを寄せていただいて、皆さんと一緒に面白い映像、クリエイティブな映像を作っていけたら嬉しいことだと思います」と述べ、内覧会を締めくくった。

『テルスタ -TELMIC Studio Soka-』

横8m×縦4mのLEDメインスクリーンを設置しているほか、天井と側面に照明用のLEDスクリーンを設置。
広さは約100㎡、高めの天井高をほこり、CM撮影・PV撮影・インサート撮影など、LEDウォールを使ったあらゆる撮影に対応している。
オリジナル機材の「べルトコンベア付きターンテーブル」などをインカメラVFXと連動することで、ユニークな映像を撮影することが可能だ。
 
住所:〒340-0017 埼玉県草加市吉町4丁目5−6

ミーティングルームや演者の更衣室も完備
外観

 
『テルスタ -TELMIC Studio Soka-』では現在、最新の技術を使った撮影に興味のある企業や、技術協力のパートナー企業を募集している。

バーチャルプロダクションに興味のある企業や、「本スタジオを使ってこんな技術を実現できますか」など、お問合せご希望の方は以下まで。

テルミックネオ XRプロジェクト
telsta@telmic.jp
担当:西本

【JNTOデータ】3月の訪日外客数 単月で初めて 300 万人を超える

日本政府観光局(JNTO)は4月17日、3月の訪日外客数などを発表した。

<発表の要点>

●3月の訪⽇外客数は、3,081,600人となり、前年同月比では69.5%増、2019年同月比では11.6%増となった。

桜シーズンによる訪⽇需要の高まりに加え、今年はイースター休暇が3月下旬から始まったこともあり、単月として過去最高を更新するとともに、初めて300万人を突破した。

●東アジアでは台湾、東南アジアではフィリピン、欧米豪・中東地域においては米国などで訪⽇外客数が増加したことが、今月の押し上げ要因となった。

●昨年3月に策定された第4次観光⽴国推進基本計画では3つの柱「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」が示されるとともに、旅⾏消費額・地方部宿泊数等に関する新たな政府目標が掲げられているところ、これらの実現に向けて、市場動向を綿密に分析しながら、戦略的な訪⽇旅⾏プロモーションに取り組んでいく。

<2023年4月~2024年3月訪日外客推移(2019年同月⽐)>

●韓国は、日本各地へのチャーター便を含む地方路線の増便等の影響もあり、訪日外客数は663,100人(対2019年同月比113.2%)だった。

仁川~大分間の増便、仁川~新千歳間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。なお、仁川~福岡間、仁川~鹿児島間などでチャーター便の運航もされた。

●中国は、中国の水際規制緩和※、地方路線の増便等の影響もあり、訪日外客数は452,400人(対2019年同月比65.4%)だった。

北京~羽田間の増便、無錫~関西間の増便、杭州~成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。

博多港、石垣港、佐世保港などにクルーズ船の寄港があった。

※2023年8月9日まで中国文化旅游部より日本行き団体旅行・パッケージツアー商品の販売禁止措置が継続されていた。

●台湾は、旅行代金の高騰等があるものの、日本各地へのチャーター便を含む地方路線の増便・復便等の影響もあり、訪日外客数は484,400人(対2019年同月比120.4%)だった。

地域別訪日旅行市場の概況

台北桃園~松山間の復便、台北桃園~中部間の増便、高雄~関西間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。

なお、台北桃園~鳥取間などでチャーター便の運航もされた。那覇港、平良港、佐世保港などにクルーズ船の寄港があった。

●フィリピンは、直行便数が2019年の水準近くまで回復していること、イースター休暇等の影響もあり、訪日外客数は78,800人(対2019年同月比163.2%)だった。

マニラ~成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。

●米国は、直行便数が2019年水準までほぼ回復しているなか、イースター休暇や米ドル高による海外旅行需要の増加等の影響もあり、訪日外客数は290,100人(対2019年同月比164.3%)だった。

ホノルル~成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。

平良港、大阪港、石垣港などにクルーズ船の寄港があった。

 

[出展者に聞く]才能を引き出し、次世代へつなぐ出展 – 映像センター

 

映像・音響機器のレンタルや販売を手掛ける映像センターは、2月14日から16日まで、東京ビッグサイトで開催された「ProLight & ProVisual 2024」に出展し、多くの来場者からの注目を集めた。今回、出展の計画から実施まで携わった加藤大祐氏と織茂喜朗氏にブース演出の舞台裏や出展のねらいについて聞いた。

(左)イベント映像事業部 首都圏営業部 ステージ制作部 制作課 課長 加藤 大祐 氏
(右)イベント映像事業部 首都圏営業部 第二営業部 ライブ・コンサート1課 係長 織茂 喜朗 氏

――出展背景と目的をお聞かせください

加藤 「ProLight & ProVisual」は2年ごとに開催されており、初回から今回の第3回まで、毎回担当してきました。それ以前は、私と織茂で別の展示会の自社出展に携わっていました。当時、私たちはまだ若手でしたが「自分たちのブースなのだから自分たちの好きなようにやろうよ」という思いがスタート地点でした。「ProLight & ProVisual」では、来場者の特殊なニーズに合わせ、当社ならではの振り切った展示を心がけています。

織茂 通常、コンサート演出に関わることが多い私は、今回の出展で演出面を考える役割を担当しました。しかし、単に演出パッケージをつくって来場者に「購入しませんか?」と提案するスタイルは、当社らしくないと感じています。私たちにとって展示会は、新しいアイデアを発信する場であるべきで、展示を見た人が「これを自分のビジネスでどう応用できるか?」と考えるきっかけを提供することを重視しています。演出の面白さを探求し、映像、音響、照明の各要素を活かした展示を意識しながら、クライアントと共に研究を深めるアプローチを取っています。

加藤 さらにもう一つの目的は、社内の新しい才能を発掘すること。若手社員が自社のブースに関わりたくなるよう、参加しやすい環境をつくることが重要だと考えました。そのためには、私たち自身が楽しむことも含まれます。

織茂 ブースをただ美しく見せるだけでなく、あるべき姿を強制することなく、映像、音響、照明といった各セクションが最も展示したいと思うものを前面に出すことにしました。

――今回、特にこだわった点は何でしょう

加藤 ショーの時間を設定しなかったことが、今回の一番のチャレンジでした。当初、ステージ演出に関しては、本当に多くの時間を悩み抜きました。プログラムの内容、長さ、そして映像、音響、照明の組み合わせについて考え込んでいるうちに煮詰まってしまって。そんなときに織茂からアドバイスをもらいました。「ショーをやらなくていいんじゃない」と。

織茂 数分間のショーで私たちが伝えたい全てを表現するのは難しいと感じました。映像、音響、照明に加え、来場者にインタラクティブな体験も提供したいと考えたところ、来場者が求めるタイミングで体験してもらうことが難しく、また私たちも理想のタイミングで見せられない。そこで、今回は自由なタイミングで自由な演出が見られるような仕組みをつくろうと考えました。
具体的には、各セクションが見せたい約1分間のコンテンツを3つ程度制作し、ブースの中央にはそれらを選択できるサンプラーを設置しました。ボタンを押す人は誰でもいいし、タイミングも自由。ショーでない分、私たちが見せたいものが直感的に伝わりやすいと考えたのです。

加藤 結果的に、アテンドもしやすかったです。カウントしてみると今回、1日あたり400回程度ボタンが押されていて、多くの来場者に体験してもらうことができました。オペレーター不在でも、ボタンひとつで再生されるような自動のシステムも組んだこともあり、はじめから終わりまで、コンテンツが再生され続けるブースになりました。

織茂 毎回出展しているからこそ、来場者の傾向や反応も掴むことができます。これまでの経験で、ショープログラムの時間が決まっていると、来場者も時計を見て「じゃあまぁいいか」と離れてしまうことが多かった。それよりも、当社のブースに立ち寄った際、すぐにコンテンツが始まった方が足を止めてもらえるし、それが集客につながっています。
会場で長時間話を聞こうとする来場者はそれほど多くありません。多くの人は展示をさらっと見てすぐに去っていきます。今回は、そうした短時間での訪問でもアプローチしやすい手法を選びました。

――今後の展望は

加藤 私たちは「ProLight & ProVisual」を含む自社の出展ブースに約10年携わってきました。そろそろ次世代にバトンを渡す時期だと強く感じています。若いときから大きな経験を積むことができるし、自社ブースだからこそ挑戦できますからね。

織茂 インタラクティブな空間を創出し、映像、音響、照明をシームレスに連携させ、面白い演出を行うために必要なものがあります。当社は主にハードウェアのレンタルを手掛けていますが、この度の展示では「Unreal Engine(アンリアルエンジン)」や「TouchDesigner(タッチデザイナー)」といったソフトウェア面でのツールが欠かせません。
これらを使いこなすには勉強や努力が不可欠ですが、本質的にはセンスが求められます。若い世代の社員は新しい知識もどんどん取り入れ、私たちが10年前にはできなかったことも軽々とこなす。 彼らのような柔軟な思考を持つ若い世代が、次回展で訪れる人々の心を掴む、革新的なコンテンツを生み出せると確信しています。私たちの次のミッションは、そんな彼らを全力でサポートすることですね。

【随時更新】2024年GW開催予定のグルメイベント・フードフェスまとめ

2024年ゴールデンウィークに開催予定の、全国のグルメイベントやフードフェスを紹介します。


 ▽関東エリア

〈埼玉〉
・浦和レッズ×パンのフェス『パンのフェス2024 in 埼玉スタジアム2〇〇2』
会 期:2024年4⽉27⽇(⼟)〜29⽇(月・祝)
会 場:埼玉スタジアム2〇〇2南広場
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://pannofes.jp/reds2024/

・埼玉・武蔵野ビールフェスinサクラタウン2024春
会 期:2024年4月27日(土)~30日(火)
会 場:ところざわサクラタウン 2階中央広場
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://tokorozawa-sakuratown.com/event/saitama-musashino-beerfes24s.html

〈東京〉

・アイスクリーム万博「あいぱく® TOKYO 2024」
会 期:2024年4月25日(木)~5月6日(月・祝)
会 場:京王百貨店 新宿店 7階
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.i-89.jp/

・オクトーバーフェストinお台場2024 ~Spring
会 期:2024年4月25日(木)~5月6日(月・祝)
会 場:お台場 シンボルプロムナード公園 セントラル広場
入場料:500円~ ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.oktober-fest.jp/odaiba_spring/

・サッポロ 濃いめのレモンサワー presents 第八回『お台場 からあげ祭』~2024・春~
会 期:2024年4月26日(金)~4月29日(月・祝)
会 場:お台場フジテレビ本社屋3F 大階段下広場
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/gotofujitv/odaiba-karaage2024/

・肉フェス 2024 Worldセレクション TOKYO
会 期:2024年4月26日(金)~5月6日(月・祝)
会 場:お台場特設会場 お台場青海地区P区画
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.nikufes.jp/2024/

・クラフト餃子フェス TOKYO 2024
会 期:2024年4月26日(金)〜5月6日(月・祝)
会 場:駒沢オリンピック公園 中央広場
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://craftgyoza.jp/

・のんある PICNIC FES by SUNTORY
会 期:2024年4月27日(土)〜5月6日(月・祝)
会 場:都立明治公園内 希望の広場
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.meiji-park.com/event/435/

・公園通り商店街 台湾感覚(TAIWAN SENSE)
会 期: 2024年5月3日(金・祝)~6日(月・祝)
会 場: 代々木公園けやき並木
入場料: 無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://taiwansense.info/

〈神奈川〉
・第4回 肉祭 2024
会 期:前半/2024年4月26日(金)~29日(月・祝)
後半/2024年5月2日(木)~6日(月・祝)
会 場:等々力緑地~催し物広場~
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.nikumatsuri.jp/

・YOKOHAMA Frühlings Fest
会 期:2024年4月26日(金)~5月6日(月・祝)
会 場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパーク
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.yokohama-akarenga.jp/yff/

・はいさいFESTA2024
会 期:2024年5月3日(金・祝)~6日(月・祝)
会 場:ラ チッタデッラ(川崎駅)ほか
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://lacittadella.co.jp/lp/haisai/


▽中部・関西エリア

〈愛知〉
・ベルギービールウィークエンド2024 名古屋
会 期:2024年4月25日(木)~5月6日(月・祝)
会 場:久屋大通公園 エディオン久屋広場・エンゼル広場
入場料:スターターセット名古屋2024(前売)3,500円 ほか
公式サイト:https://belgianbeerweekend.jp/nagoya

〈大阪〉
・THE MEAT(ザ ミート) OSAKA 2024
会 期: 2024年4月26日(金)〜5月6日(月・祝)
会 場:長居公園 自由広場
入場料:無料 ※飲食代は別途(食券は1枚200円)
公式サイト:https://themeat.jp/

・スマレジ presents はらぺこCIRCUS
会 期:2024年5月2日(木)~6日(月・祝)
会 場:花博記念公園鶴見緑地大芝生
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.mbs.jp/harapeko/

・クラフト餃子フェス OSAKA 2024
会 期:2024年5月3日(金・祝)〜12日(日)
会 場:大阪城公園 太陽の広場
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://craftgyoza.jp/


▽中国・九州エリア

〈広島〉
・鶏フェス~世界のビールと鶏料理の祭典~
会 期:2024年4月26日(金)〜5月6日(月・祝)
会 場:ひろしまゲートパークプラザ
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://www.htv.jp/event/2407.html

〈福岡〉
・クラフト餃子フェス FUKUOKA 2024
会 期:2024年4月26日(金)〜5月6日(月・祝)
会 場:舞鶴公園 三ノ丸広場
入場料:無料 ※飲食代は別途
公式サイト:https://craftgyoza.jp/