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ステークホルダーとの連携強化でワンランク上のMICE施設へ|夢メッセみやぎ(みやぎ産業交流センター) 千葉 隆政 理事長

本記事は2023年10月15日発行の『見本市展示会通信』908号で掲載した内容の一部をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

 

今年6月、夢メッセみやぎ(みやぎ産業交流センター)の新理事長に千葉隆政氏が就任した。本記事では、震災とコロナ禍を乗り越え、地域とMICE業界へのさらなる貢献を目指す施設の未来戦略を聞いた。

千葉 隆政 理事長
千葉 隆政 理事長

東日本大震災とコロナ禍を乗り越えた今

―理事長ご就任おめでとうございます。これまでのご経歴と夢メッセみやぎとの関わりを教えてください

私は38年間、宮城県の職員として勤務し、今年の3月まで経済商工観光部長を務めていました。これまで産業振興や政策の企画・調整を担う部署での経験が長く、職員の中でも珍しいケースでした。この経歴から、実は理事長就任前から夢メッセみやぎとは関係が深かったのです。2010年度からは海外ビジネス支援室長として、夢メッセみやぎと隣にある仙台港国際ビジネスサポートセンター(現在の「夢メッセみやぎ西館」)の担当でした。2011年に発生した東日本大震災では、当時の財団理事長と連絡を取り続け、500人以上の来場者の安否確認などを一晩中行っていました。

またコロナ禍においても夢メッセみやぎの支援を担当しており、1995年の開館以来、夢メッセみやぎの二つの大きな危機の時に私が携わったことから、その縁を強く感じています。

―震災を経験してから長い道のりを経て、夢メッセみやぎは現在どのような状況にありますか

東日本大震災を経験した後、施設の改善が行われ、現状としては、災害に強く、使いやすい施設として回復しています。しかし、コロナ禍と原発の処理水問題により、中国と香港への輸出が制限されているため、宮城県はもとより、東北地方全体が大きな影響を受けています。特に、水産加工業の販路拡大は今後の課題と考えています。先日、夢メッセみやぎで水産加工品の新商品展示会が行われた際、全国から多くのバイヤーが集まりました。食や防災など夢メッセみやぎで行われる地元宮城の特性を踏まえた展示会は、東北エリアだけでなく、全国からの参加が見込めると期待しています。

未活用のポテンシャルと次なるステップ

―就任して3ヶ月が経過した今、夢メッセみやぎについてどのように認識していますか

夢メッセみやぎは仙台近郊に位置しており、大規模な駐車場を有するだけでなく、仙台東部道路の2つのインターチェンジも近くにあるという点が強みです。東北は車社会なので、この施設は東北全体でビジネスを展開するにあたり有利であると考えています。

しかし、この施設の利便性はまだ広く知られていないと感じています。東京から仙台までは新幹線で1時間半というアクセスの良さについては、ビジネスパーソンならば一般的に知られていますが、仙台空港からの多様な航空路線については意外と知られていないようです。例えば、仙台空港からは大阪、札幌へ1日に10便以上が運行されています。さらに国際便も、台湾・台北へは週17便、韓国・ソウルへは週3便、加えて北京・大連便も運行されており、今後も上海便の再開やソウル便の増便が予定されています。このような航空路線の充実度も含め、仙台が国内や東アジアの主要都市とダイレクトにつながっているというメリットをもっと積極的にアピールしていく必要性を感じました。

―全国規模や国際的な展示会も夢メッセみやぎで開催することも可能ということですね。逆に課題感を持っていることはありますか

施設の機能と賑わいは回復してきているものの、利用率はまだ理想的なレベルには達していません。この点に関しては、地元の認知度向上や施設の使い勝手を強調するPR活動を積極的に行っています。さらに、仙台観光国際協会主催のMICE誘致キャラバンに参加するなど、多角的なアプローチを用いて施設の魅力を高める取組みを行っています。

―施設運営だけでなく、主催事業も手掛けられています

我々が主催する「全国やきものフェアinみやぎ」は好評を博しており、来場者数も増加しています。海外バイヤーの参加もありました。しかし、来場者が多い日には駐車場の混雑が問題となっています。この課題に対する解決策が必要です。

また、今年11月8日には「ビジネスマッチ東北2023」を開催予定で、「情報・IT」「環境・くらし」「電気・機械」「ニュービジネス」「健康・福祉・スポーツ」「学術機関」「観光」「食と農」「企画・グループ出展」「ソリューションビジネス」という10の異なる業界で会場を構成しています。このイベントでは、地元東北の企業はもちろん、北海道や四国からも出展者が参加しています。

夢メッセみやぎの新たな挑戦と未来戦略

―今後の展望を教えてください

夢メッセみやぎのソフト面をより充実させ、価値のある施設にしていくのは指定管理者である我々の役目であり、さらに改善の余地は実はまだたくさんあると考えています。現在、3つの取組みを進めています。

まず1点目は「広告パッケージの提案」。指定管理の共同事業体にはマスコミも参加しているため、施設を利用する主催者に対してコマーシャルなどの広告手段を効率よく提供できるのではないかと構想しています。

2点目は「公共交通の活用」。大型イベント時に駐車場が満車になる可能性があり、また大規模なイベントを誘致するには公共交通機関の利用が重要です。大規模イベント開催時の現存のバス路線の増発についても、バス事業者と検討を進めています。

3点目は「多機能性の強化」。施設は展示会が基本型ですが、プロレスや音楽イベントなども開催されています。そのため、展示場以外の用途での利用も推進しています。地域の事業者と協力して、多様なイベントを誘致する戦略も構築していきたいと考えています。

これからの時代は、従来の運営手法だけでは施設の存続が難しく、多角的なアプローチとステークホルダーとの強力な連携が必要であると考えています。これらの取組みを通じて、施設の価値を高め、利用率を向上させることが目標です。 抱える課題や危機感を全員で共有し、アイデアを出し合えるような組織を目指しています。夢メッセみやぎが地域、さらには全国、世界での認知度を高められるよう、チーム一丸となって邁進していきます。

 

今週の展示会スケジュール(10/16~10/22)

10/16~10/22 開催の展示会

▽北海道

10月18日(水)~19日(木)
アクセスサッポロ
NEXT150北海道プロジェクト
・北海道 都市開発・建設総合展2023
・観光・ホテル・外食産業展 HOKKAIDO 2023
・災害リスク対策推進展 2023
・北海道 エネルギー技術革新EXPO 2023

▽千葉

10月17日(火)~20日(金)
幕張メッセ
CEATEC 2023

▽愛知

10月18日(水)~21日(土)
ポートメッセなごや
メカトロテックジャパン2023

▽大阪

10月16日(月)~18日(水)
インテックス大阪
ビューティーワールド ジャパン 大阪

▽徳島

10月19日(木)~21日(土)
アスティとくしま(徳島県立産業観光交流センター)
徳島ビジネスチャレンジメッセ 2023
https://2023.challenge-messe.com/

▽福岡

10月18日(水)~20日(金)
マリンメッセ福岡
モノづくりフェア2023

【CEATEC 2023レポート】AIや脱炭素、メタバースなど未来社会のソリューション一堂に

デジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2023」のプレスデーが10月16日に行われた。

三菱電機はシンプル操作で誰もが手を取り合える未来を拓く「AVATARソリューション」、AR技術を活用したすべての人に優しい「スマートファクトリーコンセプト」、先進モビリティの実現・普及で社会課題を解決する「自動運転レベル4運行サービス」、プラスチック資源循環DXソリューション「RaaS」などを展示した。

三菱電機ブース

東芝はカーボンニュートラル実現に向けた「CO₂見える化ソリューション」「AI活用ソリューション」「資源化ソリューション」などを展示。また、量子コンピューターによるデータ解析に備える手段として「量子鍵配送プラットフォーム」を提案した。

東芝ブース

日立製作所はサーキュラーエコノミー活動の一環として、再生プラスチックを使用した掃除機やストレージを展示。ストレージに含まれる再生プラスチックは高機能素材で高い耐熱性を備えている。また、災害時にEV(電気自動車)を蓄電池として活用できるソリューションや、鉄道の保全・点検等をメタバース空間で行える技術の展示などを行った。

日立製作所ブース

ソニーグループはインクルーシブ社会をテーマに出展。年齢や障害の有無を問わず誰でも使えるPlayStation 5用「Accessコントローラー」や、スマートグラスによる会話支援プロジェクト、XR技術を用いたキャッチボール、鼻歌が音色に変わる「ウルトラライトサックス」などを展示した。

ソニーグループブース

アドバンスト・メディアはAI音声認識「AmiVoice」とChatGPTを活用したAI Avatar AOI(アオイ)をデモ展示。画面越しに悩み相談などをすることができるのに加えて、複数の端末でフレキシブルな運用が行えるため、VR空間に移動してやりとりの続きを行うことも可能。

アドバンスト・メディアブース

CEATEC 2023は10月17日(火)から20日(金)までの期間、幕張メッセで開催される。

【2日目以降】Panasonic、村田製作所など、出展ブースの様子(写真)

「CEATEC 2023」684社・団体規模で10月17日開幕 今回のテーマは“次世代”

記者発表会で説明する鹿野清氏

デジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2023」が10月17日から20日にかけて幕張メッセで開催される。16日には報道関係者向けに一部の出展者による先行公開が行われた。

CEATEC 2023の開催規模は出展者数684社・団体で2022年の562社・団体を大きく上回る。新規出展者数は305社・団体(2022年:266社・団体)、スタートアップ・大学研究機関は153社・団体(同:81社・団体)、海外出展者数は21カ国より195社・団体(同:27カ国より146社・団体)となった。会期4日間で10万人以上の来場を見込む。

今回は会場内に「パートナーズパーク」「アドバンスドテクノロジー」「キーデバイス」「スタートアップ&ユニバーシティ」「グローバル」の5つのエリアを展開。社会課題の解決に資するさまざまなソリューションを展示する。また、4年ぶりにカンファレンスを幕張メッセで展示とあわせて実施し、ピッチイベントなども含め200以上のセッションを行う。

16日には「CEATEC AWARD 2023」も発表。総務大臣賞には東芝の「空間セキュリティマネジメントソリューション」が、経済産業大臣賞にはエレファンテックの「金属インクジェット印刷技術を用いた環境負荷低減PCB」が、デジタル大臣賞にはザクティの「リアルタイム映像DXソリューション“Xacti LIVE(ザクティライブ)”」が選出された。

鹿野清CEATECエグゼクティブプロデューサーは記者発表の場で、今年のキーワードである次世代について「次世代社会を実現するデジタル田園都市、次世代を支えるデジタル技術、デバイス、半導体、次世代を担う学生を中心とした若者たち。そして、次世代のカギを握るのがスタートアップ企業だ」と発言。また、新たなCEATEC体験として、展示を「見て」、コンファレンスを「聴いて」、未来の社会を「感じて」「考えて」、共創に向けて「動き出す」ことを掲げた。

「第908号 見本市展示会通信(秋季特集号)」発行しました


 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙「第908号 見本市展示会通信」(秋季特集号)を発行しました。

特集
注目展2023秋冬
海外の展示会事情を知る
[座談会]
①MICE業界団体座談会
 MICE発展に向けた業界の課題と取組み
②安心して働ける現場が展示会業界の持続・発展の道に

主な記事
・〈特別企画〉2023年度 展示会出展に関するアンケート調査
・〈インタビュー〉「夢を見る、売る、買う」空間を創る 山元
・〈寄稿〉万国博覧会・国際博覧会を知ろう 桜井悌司氏
・〈インタビュー〉オリジナル空間でクライアントのイメージを現実に セキュアロジック

発行について:第908号 2023年(令和5年)10月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら<

コングレ直営の科学教育施設「イマジナス」が開業

セレモニーで行われた科学ショーの様子

東京都杉並区にコングレが直営する科学館「IMAGINUS(イマジナス)」がオープンした。

”未来をつくる杉並サイエンスラボ”や”次世代科学教育施設”を謳う「イマジナス」は旧杉並第四小学校跡地を利用した施設で、外観は校舎のまま、館内では日本初上陸となる世界中で人気のサイエンスショー「Nutty Scientists(ナッティサイエンティスト)」を楽しめるほか、本格的な科学実験、気軽に参加できる工作などを体験できる。

岸本聡子杉並区長

10月7日に行われたオープニングイベントは区内のファミリー層を招いて行われ、子どもたちのほか、岸本聡子杉並区長やコングレの武内紀子社長がナッティサイエンティストのショーに参加。 岸本区長は施設について「一日楽しめる施設だと思う。イマジナスというネーミングはイマジネーションとかいろいろな意味があると思うが、杉並(SUGINAMI)も入っている。そういうふうに考えてもらったことが嬉しい」と話し、さらに施設のメインコンテンツである科学について「難しいイメージがあるが、私たちにとって科学は本当に大切なもの」と語り、武内社長も「科学離れとか言われることもあるが、この施設は、科学って面白いんだ、楽しいんだということを伝えたい。そのために様々なプログラムが組んである」と続けた。

武内紀子社長

武内社長は大人も楽しめる施設であるとして「小学校という舞台も懐かしさがあると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい。ラボやカフェ、そしてサイエンスショーもいろんな意味で大人も楽しく過ごせるコンテンツがたくさんある」と自信を見せた。

施設内には展示会やスポーツなどに活用できる集会施設を設け、貸し出すほか、撮影、配信に活用できる映像スタジオも備える。MICEでの利用の可能性について武内社長は、「施設内に集会所やシアターがあるので、ユニークベニューとして利用もできるほか、体験型のツアーをやることもできる。エンゲージメントやモチベーションづくりを目的とした企業イベント、チームビルディングをやるときにも使える面白い施設だと感じている。いろんな形でMICEのプログラムの企画ができたらと期待しているので、アイディアも募集したい」と語った。

館内には企画展エリアもあり、現在は2024年3月7日までものづくり企業TASKOによる「ものづくりの仕事展 TASKOの机から」が開催されている。

イマジナスの入館料は無料で、実験やショーの観覧など体験コンテンツによって料金は異なる。年間来館者数は30万人を目標に掲げる。

「イベントデザイナーの仕事」体験がキッザニアコーナーに ジャパンモビリティショー

10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催される「JapanMobilityShow(ジャパンモビリティショー)2023」で「キッザニア」とのコラボレーション企画内に「イベントデザイナーの仕事」の体験プログラムが組み込まれる。

こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」とジャパンモビリティショーのコレボレーション企画はジャパンモビリティショーの前身である「東京モーターショー」の2019年開催から始まった。今年は「Out of KidZania in JAPAN MOBILITY SHOW 」と題し、自動車関連企業を中心にモビリティに関連する職業体験が提供されるが、そのなかにサステナブルイベント協議会による「イベントデザイナーの仕事」が組み込まれることが明らかになった。内容はクルマを展示するイベントブースをデザインするというもので、体験者はサステナブルな素材を使って模型を作り、環境に配慮したイベントデザインの手法を学ぶ。

サステナブルイベント協議会はイベント業界におけるサステナビリティ促進と、業界全体のリテラシー向上を目指し発足したもので、丹青社、電通ライブ、乃村工藝社、博報堂プロダクツ、ムラヤマで構成されている。

サイン&ディスプレイショウが東京ビッグサイトでスタート

「サイン&ディスプレイショウ(SDショウ)2023」がはじまった。会期は10月12日から14日の3日間。東京ビッグサイトで開催される。64回目を迎える今回は開催テーマに「未来へつながるサイン、ディスプレイ」を掲げる。

オープニングセレモニーでは主催の東京屋外広告美術協同組合の松本幹久理事長があいさつし「SDショウはサインやディスプレイの施工製作に必要な資材、素材、照明、加工器具、工作車両など、あらゆる屋外広告業関連商品を一同に集めた業界関係者必見の展示会」と述べ、会期中会場内で行われる広告美術コンクールワークショップ特設会場で、最終日の14日にものづくり企画「オリジナルうちわの作成」や「江戸ガラスサインの特別販売」など企画についてもアピールした。

セレモニーに参列した同組合の顧問を務める朝日健太郎議員は「駅のコンコースにはデジタルサイネージがさまざまな情報発信をしている。見方を変えれば我が国の災害発生時に緊急情報の案内としての利用も期待ができる。そうした観点からもSDショウを広告のさまざまな可能性を探る展示会にしていきたい」と語ったほか、東京都産業労働局商工部経営支援課の奥村雅弘氏は「環境への配慮や街の活気の創出など時代の潮流を捉えた技術力やアイデアにあふれた商品が数多く出展されると聞いた。屋外広告物は単なるメディアにとどまらず成熟した都市空間を演出し東京の魅力を世界に発信するという重要な役割を担っている。サイン・ディスプレイの役割は今後ますます大きくなっていくもの」と期待を示した。

 

【新施設】お台場にテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が2024年春に開業

株式会社刀は10月5日、完全没入体験(イマーシブ体験)のみで構成されるテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」を2024年春に開業すると発表した。

全天候型の完全屋内型テーマパーク(約3万平米)で、パーク内には一日じゅう完全没入できる12種類のアトラクション、および6つの物販・飲食店舗を備えている。

本テーマパークは、商業施設をテーマパークとして再活用する事業モデルでもある。

2022年3月に営業を終了した商業施設「ヴィーナスフォート」の建物を活用し、旧ヴィーナスフォートが備えていた、細部まで精緻に作り込まれたヨーロピアンな街並みを最大限活かしながら、物語に没入するための空間として再定義し、音響・照明・細部にわたる装飾までライブ・エンターテイメントとして作り込み、体験に没入できる場所へと再生するという。

なお、パレットタウン跡地には「EVカートサーキット施設」もオープンする予定だ。

【2,000席級のホールも】東京駅前に日本一の高さ「Torch Tower」

三菱地所株式会社は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)街区」において「Torch Tower」の新築工事に関し、9月27日に起工式を執り行い、着工した。

完成すれば日本一の高さとなる。

「TOKYO TORCH街区」は、東京駅周辺の敷地面積約3.1haに及ぶ大規模複合再開発。

10年超の事業期間をかけて4棟のビル開発を進めている。2021年6月末に「常盤橋タワー」、2022年3月末には「銭瓶町ビルディング」が竣工。「Torch Tower」「変電所棟」及び街区中央に広がる約7,000㎡の大規模広場「TOKYO TORCH Park」の竣工は2028年3月末を予定しており、長期にわたる開発の集大成となる。

Torch Towerは、基準階約2,000坪の超高層オフィス、大規模商業機能に加えて、展望施設、住宅、ウルトララグジュアリーホテル、2,000席級のホール機能を備える。

多種多様な機能と、街区中央に大規模広場、そして低層部に張り巡らされた空中散歩道とそこに連なる屋上庭園からなる緑豊かな屋外空間とをシームレスに繋ぐという。