独立行政法人国際観光振興機構(JNTO)はこのほど、訪日外国人旅行者「2010年1000万人」のビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)目標に向けて順調に増加する訪日外国人旅行がわが国にもたらす経済波及効果を推計した。
調査結果では、
1;2010年1000万人を達成した際の訪日外国人旅行者の消費額は2005年の1・7兆円から2・5兆円へ拡大する。
2;日本国内全体の旅行消費額に占める訪日外国人旅行のシェアも、2005年度の6・7%から1・5ポイント上昇し、2010年度は8・4%に伸張するなどの結果となった。
(7/18)
訪日外国人旅行の経済波及効果を試算
展示会の東京開催の傾向強まる
「見本市展示会総覧2008年版」に収録した展示会数は415件。その415件の各項目についてそれぞれカウントし、分析結果をまとめた。
今回も10項目(1;主催者形態、2;開催頻度、3;入場方法、4;業種別開催件数、5;開催都市、6;小間割決定方法、7;併催行事、8;搬入・設営日数、9;入場者数、10;出展者数)を分析。この結果は、見本市展示会通信では、展示会についての傾向を紹介している。
調査結果の中でも特に開催都市別の結果については、東京開催が前回(「見本市展示会総覧2006年版」より)の382件中205件(53.6%)に比べ、415件中308件と75%にのぼり大きく伸びる結果となった。 現状を見る限り、他地域の開催件数に大きな増減がないことからも、展示会の東京開催集中型の傾向は強まっていきそうだ。(07/18)
国際会議誘致経費を一部負担
パシフィコ横浜ではこのほど、「パシフィコ横浜国際コンベンション誘致支援プログラム」をスタートした。
同プログラムは、パシフィコ横浜で国際会議を計画する主催者の誘致経費の一部をパシフィコ横浜が負担し、主催者の活動を支援することで、国際会議の誘致促進およびパシフィコ横浜での国際会議開催件数を増加させることを目的としている。
こうした、誘致段階での支援プログラムは東京観光財団に次ぐもので、全国のコンベンション施設でははじめての取組みとなる。
同プログラムへの申込みは、随時受け付けている。問合せはパシフィコ横浜の営業部(TEL;045-221-2158)まで。(7/20)
展示会ビジネスにおける現場の実態調査
見本市展示会通信では、社団法人日本ディスプレイ業団体連合会(日デ連。乃村義博会長)に協力いただき、展示会ビジネスを主業務とする会社などに一斉アンケートを実施した。
アンケートのテーマは、価格低下、環境、デザイン、安全対策の4つで、計13問の選択式設問のほか、記述式の設問を各テーマごとに設定した。さらにこの結果について、いくつかの主催者、会場施設、そして出展企業担当者にも取材し、アンケート結果に対する見解を直接取材で聞いた。
調査結果では、下請け業者は時に理不尽な扱いを受け苦しんでいることが明らかになるとともに、発注者側はそうした問題の解決に理解を示しながらも、値段に優先する価値判断を持ち合わせていないことなど。
詳細は見本市展示会通信(7月15日号)まで。 (07/26)
幕張の夜の街を彩る
100万個のLEDで演出する「幕張光の祭典 イルミネーションモール2007」が、幕張新都心内のメッセーモールで開催中だ。期間は7月25日から8月12日までの19日間。
会場は、星座、シンボル、水辺、モニュメント、小径の5ゾーン展開し、それぞれのテーマに合わせてイルミネーションを展開する。特に星座ゾーンでは、12星座を風、土、火、水に4分類して彩る。また、「天の川」は直径16m、高さ約9.5mの巨大なシンボルツリーとして出現し、華やかな照明装飾の下で夏の涼みを満喫できるビールや料理が楽しめる。
なお、同祭典は幕張新都心の活性化を目的として行なうもの。実行委員会事務局の幕張メッセは「当社の経営理念にもあるが、コンベンション施設の役割は会場運営のみならず、街の活性化を促すことも使命の1つ」としている。(07/28)
小池正臣氏が新社長に
株式会社東京ビッグサイトの新社長に、6月26日付けで小池正臣氏(前(財)東京都道路整備保全公社理事長・東京都道路公社理事長)が就任した。なお、東京都庁での最終職は環境局長。( 07/10 )
代表取締役専務に山口忠則氏
株式会社幕張メッセはこのほど、代表取締役専務に山口忠則氏(前千葉県健康福祉部長)が就任したことを発表した。 また、常務取締役(事業開発本部長・企画広報本部長)には小峰敏和氏(前千葉市企画調整局長)が就任した。 (07/10)
説得の基礎知識とスキル向上セミナー 受講者募集
財団法人みやぎ産業交流センターは、8月23日(木)に夢メッセみやぎで開催する「説得の基礎知識とスキル向上(入門)セミナー」の受講者を募集している。 展示会における展示や解説、商談などの出展活動は、来場者の視点でチェックする必要がある。そこで、同セミナーでは顧客の視点に立ったマーケティング発想を基本に、来場者を説得するための基礎知識とスキルの向上の習得を目指す。 受講対象は、出展業務担当者および責任者、解説担当者(技術者、営業担当者)、商談担当者(営業担当者)など。 参加費は5000円。グループ演習などの参加型セミナーのため、募集定員は約30人。 その他、詳細は事務局(tel;022-254-7111)まで。 (07/10)
馬場信会長を再任へ
見本市・展示会産業に関わる主催社・サポート企業・展示会場施設など約171社・団体会員から構成される「日本展示会協会」(日展協)は5月29日、東京ビッグサイト101会議室で「第40回通常総会」を開いた。
当日は171会員のうち、115会員(委任状を含む)が出席。馬場会長を議長に選出した後、平成18年度事業報告・収支決算案、19年度事業計画・予算案について審議し、満場一致で承認した。また、役員改選では馬場信氏を平成19・20年度の会長として17年・18年度に引き続き再任した。 (06/15)
日展協AWARDS2007
このほど「日展協AWARDS2007」の受賞展示会・企業・人材が決定し、5月29日に東京ビッグサイトで華々しく表彰式が行なわれた。
日本展示会協会(日展協)では、2002年から展示会業界の活性化をめざし、実務面で仕事をしている人々を顕彰する表彰制度「日展協AWARDS」を実施しているが、6回目となる今回は、展示会部門、展示会サポート部門、人材育成部門の3部門について募集を行ない、表彰委員会(小河信雄委員長)で審査・選定し、5月11日に開催した有識者などで構成する選考委員会で受賞者を正式に決定したもの。
受賞者たちは、やや緊張した面持ちとともに誇らしげな表情で記念の盾を日展協・馬場会長から受け取り、会場に集った人々から惜しみない賞賛の拍手を送られた。 (06/15)【受賞者一覧】◆展示会部門
<新規開発賞>
1.インターナショナルホームファッションフェア
2.ラーメン産業展
3.国際次世代ロボットフェア
4.メッセナゴヤ~環業見本市
<グローバル賞>
1. 神戸国際宝飾展
2.nano tech 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議
<業界貢献賞>
1.MOBAC SHOW(国際製パン製菓関連産業展)
2.東京国際包装展(東京パック)
3.西日本総合機械展
4.セミコン・ジャパン
※展示会部門の表彰については2006年4月1日~2007年3月31日までに開催された展示会を対象に審査(会員以外が主催する展示会も含む)。
◆展示会サポート部門
グループ>(ディスプレイ業)
1.サンケイビルテクノ
2.ビジネス・アート
<Bグループ>(電気・水道・警備・リースなどの運営・サービス業)
1.櫻井工業
<Cグループ>(人材・出版・情報・ホテル・食堂・施設などのサービス業)
1.上野風月堂
2.ニュー・トーキョー
3.晴海ヴォワール
4.日比谷松本楼
5.和光産業
※展示会サポート部門の表彰については会員企業のみ対象に審査◆人材育成部門
<奨励賞>
1.澤田佳子さん(ドゥ・クリエーション)
2.岩井寿夫さん(花とみどり社)
3.永井達也さん((社)日本能率協会)
4.水島文さん(パシフィコ横浜)
※今年2月に開催した「日展協展示会ビジネス・スキルアップセミナー」受講者66名のうち、レポートを提出した23名を対象に審査