3年ぶり幕張開催となる「CEATEC 2022」の出展規模は562社・団体

電子情報技術産業協会(JEITA)は10月18日から21日までの4日間、千葉・幕張メッセで未来社会Society 5.0の実現を目指す展示会「CEATEC 2022」を開催する。

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会期前日の10月17日には報道陣向けにメディアコンベンションが開催された。エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏が登壇し、開催規模を発表。3年ぶりのリアル開催を含むハイブリッド形式となる今回、国内外から562社・団体が出展する(オンラインのみ21社・団体。2021年は314社、2019年は787社)。そのうち新規出展者は266社・団体と全体の47%。スタートアップ・大学研究機関からは81社・団体が出展し、海外からは27カ国・地域から146社が出展する。

会場は展示場4~8までの5ホールを使用。今回の目玉であるパートナーズパークは5~6ホールに設置され、150を超える出展企業・団体が自社のリソースを持ち寄りSociety 5.0の実現につながる共創を提案する。7~8ホールはトータルソリューションエリアとなっており、日本を代表する家電メーカーなどが出展する。4~5ホールのキーテクノロジーエリアには日本を代表する電子部品メーカーやキーデバイスメーカーが集結。同じく4~5ホールのスマート×インダストリーエリアはモビリティを含めた専門性のある展示が特徴だ。

同日には展示製品・サービス・技術を対象とした「CEATEC AWARD」の総務大臣賞、経済産業大臣賞、デジタル大臣賞、部門賞も決定した。総務大臣賞はNECの「ローカル5G小型一体型基地局」が、経済産業大臣賞はシャープの「屋内光発電デバイス『LC-LH』」が、デジタル大臣賞はアルムの工作機械を動かす加工プログラムを完全自動生成する世界初のAIソフトウェア「ARUMCODE1」がそれぞれ受賞した。表彰式は17日の夜に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催されるオープニングセレモニーにて行われる。

鹿野清エグゼクティブプロデューサーは「2019年は会場に1日あたり4時間以上滞在した来場者は全体の44%だったが、今年はもっと長く滞在してほしい。共創には多くの時間が必要で、来場者と出展者が会話をすることで生まれる。そのために会場内に6カ所のワーキングスペースを設置した。来場者には展示を見ながら仕事をし、1日幕張にいてほしい」と話す。