【新施設】「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が7月竣工・秋に開業

森ビル株式会社は24日、同社が参加組合員として参画し、虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合が推進する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が、2023年に秋開業すると発表した。

発表のなかで同社は「駅と街の一体的な開発で誕生するステーションタワーにより、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」形成に向けて異次元のスピードで拡大・進化を続けてきた虎ノ門ヒルズは、六本木ヒルズに匹敵するスケールとインパクトを誇る街として完成する」と述べている。

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は地上49階、地下4階、高さ約266m、多用途複合の超高層タワー。

東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と街の一体的な開発によって、賑わいあふれる開放的な地下鉄駅前広場を創出し、桜田通り上には「森タワー」のオーバル広場へと接続する、幅員20mの大規模歩行者デッキを整備。

地上・地下・デッキレベルの重層的な交通ネットワークを強化・拡充することによって、「虎ノ門ヒルズ」の交通結節機能を大幅に強化すると共に、エリア全体の回遊性の向上と賑わいの創出に貢献するという。

また「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」には、国際水準のオフィス、地下鉄駅前広場と一体となった商業施設、東京初進出のホテル等に加え、建物最上部には、ホール、ギャラリー、プール、レストラン等を有する拠点「TOKYO NODE」を開設。

情報発信拠点「TOKYO NODE」(45階~49階、一部8階、約10,000m²)は、ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど、従来型の領域やジャンルにとらわれず、様々なコラボレーションを促進することによって、新たな体験や価値、コンテンツや情報を創出し、東京から広く世界に向けて発信することを目指している。

メインホールや3つのギャラリーなどは、それぞれ単体での利用のみならず、連結した回遊型の会場として一体的な利用も可能。また、フォーマルからカジュアルまで4つの特徴的な飲食施設を用意し、通常の利用に加え、ケータリングやコラボレーションカフェ等としてイベントとの連動も可能だ。

屋上には、スカイガーデンやプールのほかに、世界トップレベルのシェフが手がける2つのレストランがオープン。8階には、多様な才能が集結し、未来の都市体験の共同研究などを行うラボも併設している。

「TOKYO NODE」の各施設・機能を、虎ノ門ヒルズフォーラム、アンダーズ 東京、新虎通りなど、既存のイベントスペースやメディアと掛け合わせることで、街全体が情報発信の舞台となり、「虎ノ門ヒルズ」は「発信する都市」へとさらに進化するという。

「世界と東京都心を繋ぐ新たな玄関口」として交通結節機能をさらに強化する

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の地下2階~地上7階には、オフィスワーカーや居住者をはじめ、世界を舞台に活躍するグローバルプレーヤーの「ワーク」と「ライフ」をサポートする、約80店舗、約14,400m²(約4,300坪)の新たな商業空間。9階、10階、15階~44階(32フロア)、総貸室面積約107,000m²(約32,400坪)はオフィス空間、1階、11階~14階には、客室数205室、標準客室約27~34m²の新たなホテル「ホテル虎ノ門ヒルズ」となっている。

竣工は2023年7月を予定している。