東京都と東京観光財団(TCVB)はMICE主催者向けに「TOKYO MICE テクノロジー導入ガイドライン」を策定し、先端テクノロジーを活用するMICE主催者への助成制度を創設した。
両者は都内で開催するMICEにおいて、先端テクノロジーを有効に活用することで、会議運営等の効率化や会場に足を運ぶことが困難な方の障壁を取り除くことなどを促進し、次世代型のMICEを確立すべく向け取り組んできた。「TOKYO MICE テクノロジー導入ガイドライン」では、今後MICEでの導入が期待できる先端テクノロジーを紹介。公募により選定された15のテクノロジーについて、MICE開催前・開催中・開催後における活用フローが掲載されている。
「次世代型MICE開催資金助成」の助成対象は2024年3月29日までに開催されるMICE。都内の施設を会場として使用すること、総参加者数250名以上、参加国3カ国以上かつ海外参加者数100名以上、展示会の場合はUFI(国際見本市連盟)認証もしくはJECC(日本展示会認証協議会)認証を受けている、または主催者が海外参加者数を公開する予定があるといった条件を満たす必要がある。助成対象経費は先端テクノロジーの導入に要する経費で、助成率は10分の10、助成上限額は3000万円となっている。公募期間は2023年1月27日から2月28日まで。
申込はTCVBのホームページでDLできる申請書に必要書類を添えて、TCVBコンベンション事業部に提出する必要がある。