醤油を中心に調味料や加工食品などの製造販売を行うキッコーマンは、2月23日から3月3日に幕張メッセで開催された「2023モバックショウ(第28回国際製パン製菓関連産業展)」(主催:日本製パン製菓機械工業会)でそのまま食べられる大豆粉「パフミンSM」ほか、食品生産のための素材を出展した。
「パフミンSM」は醤油づくりの際に欠かせない、大豆の油を抜いたり粉末にしたりといった技術を活かし開発。同製品は大豆に高圧高温処理(パフ加工)を施し、それらをさらに微粉砕して粉末にしたものだ。添加物の表示が不要でかつ非加熱で使用可能で、小麦粉より食物繊維やたんぱく質が豊富な点も特徴となっている。大豆でできていることから植物性たんぱくの代替として、ちくわなどの練り物に混ぜて使うことができるほか、ゴマに似た風味があることから担々麺のスープやピーナッツクリーム、揚げ物の衣などもおいしく仕上がるという。
ほかにも、焼き菓子のアーモンドプードルの代わりに使うことができる、やや目の粗い粉末の「パフミンF」も展開している。