鵜舞屋の「鮎昆布巻」とSDGsへの取組み(FOODEX JAPAN 2023)

地域の鮎の名店として知られ、甘露煮や昆布巻きの製造を行う鵜舞屋は、3月7日から10日に東京ビッグサイトで開催の「FOODEX JAPAN 2023」(主催:日本能率協会ほか)に出展し、「鮎昆布巻」を紹介した。
鮎昆布巻は釜で下煮した国産鮎を、北海道産の昆布で巻上げたもので、同社独自の垂で丁寧に炊き上げて作るもの。
同社は、明治10年(1877年)に創業し、以来岐阜・長良川鵜飼の土産品として、鮎の加工品や各種惣菜を製造してきた。2019年にはシンガポールWAREES HALAL協会のHALAL認証を取得し、宗教問わず日本食を楽しんでもらえる活動も行っている。さらにSDGsへの取組みとして、年間15万本の鮎昆布巻を製造する過程で廃棄していた出し汁を生かすため、煮豚や煮卵を製品として開発した。鮎と昆布の良質な出汁が旨みを引き出す、同社ならではの製品となっている。