日本展示会協会は3月13日付けて、「展示会感染拡大予防ガイドライン」を改訂した。
今回で七回目の改訂となる。
マスクの着用については個人の判断に委ねることを原則とし、手洗い手指消毒については引き続き奨励をしていく。
具体的な改訂(緩和)は下記のとおり。
- マスクの着用:すべての来館者が個人の判断にてマスク着用の有無を判断する。(但し感染状況等によってマスクの着用を求めることは可能)
- 上記に関連し、飲食を伴うラウンジ、出展者による試飲試食の場合においても上記に準ずる。
- 主催者・支援企業等が自社ブーススタッフのためにマスクを用意することについてもマスクがいつでも入手できる状況を鑑み削除。
- 混雑を防止するためのレイアウト工夫は残しているものの、2階建て構造や4mの高さ制限については削除(但し施工時の安全を考慮しそのままの運用とすることを推奨)
- 検温:有症状者の入場を防止するための対策の一つとし、サイン看板等による有症状者の来場自粛呼びかけなどでも可。
主催者、会場管理・運営者、展示会支援企業に、共通で行うべき対策として定められていた「すべての期間(搬入開始時~搬出完了時まで)においてすべての来館者がマスクを常時正しく着用(不織布マスクを推奨。)」の記載は削除された。
ただし、来場者・出展者に向けた「商談や説明、実演時なども含め大声での会話や呼び込みを控える」の記載や、支援業者に向けた「(食事、喫煙を含む)休憩・休息の際はできるだけ(最低 1m)正面から距離を確保し、対面となることを避ける、椅子を間引くこと等人と人との十分な間隔を空けて座席配置をする、一定数以上が同時にスペース内に入らないよう、収容人数を決めて従業員に混雑時間帯の利用回避を周知する他、スペースの追設や休憩時間をずらす工夫をする」などの記載は既存のままとなっている。
ガイドラインの中で日本展示会協会は「今後しばらくの間新型コロナウイルスとの共生が不可避と見られる状況下において、感染リスクを最小限にとどめながら経済を動かしていく必要がある」と述べている。