自動車技術会は、5月24日から26日の3日間、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」を、さらに5月17日から6月7日までオンライン上で「ONLINE STAGE1」を開催する。
「人とくるまのテクノロジー展 」は自動車技術の専門展示会で、5月の横浜開催のほかに、7月5日から7日にAichiSkyExpoで名古屋展を行う。
横浜・名古屋共通のテーマは「英知を集結しよう!カーボンニュートラル、その先の循環型社会へ」。5月8日に行われた記者会見では、自動車技術会展示会企画会議幹事の山本一哉氏が「カーボンニュートラルを実現するために、これまでの資源発掘、製造、廃棄というリニア型から循環型社会への転換が必要。カーボンニュートラルも循環型社会も、一つの企業では達成できない。企業、産業の枠を超えて、バリューチェーン一体となって進めなければ実現できない。今回の企画展示では、そのような課題を投げかけて社会全体で考えたいというメッセージを込めているので、参加者には感じ取ってほしい」と語った。
横浜展のテーマは「循環型社会実現に向け、自動車を構成する部品(資源)もサステナブルに!」で、山本氏は「自動車は1万点以上の部品から構成される。それを循環する技術やプラスチックに代用されるバイオマス由来の再生可能資源を併催企画で展示する予定」と述べた。
続いて事務局の湯川正史次長による開催概要の説明が行われた。リアル開催が30回目となる今回の横浜展は、499社が1,115小間の規模で出展し、来場者数は4万人を目標に掲げる。さらに初出展は16社。また13のワールドプレミア、21の日本初公開の製品・サービスが出展予定。実地開催が4年ぶりとなるカンファレンスは83セッションをオンラインも併用するハイブリッド形式で行う。