恵和興業の「造粒固化技術」(2023NEW環境展)

主に産業廃棄物中間処理施設の運営や. 産業廃棄物の収集運搬、リサイクル技術開発を手掛ける恵和興業は、5月24日から26日に東京ビッグサイトで開催の「2023NEW環境展」(主催:日報ビジネス)に出展し「造粒固化技術」を紹介した。この技術は、処理後に残った選別残渣から土木資材「造粒石」を製造し、再び活用できるようにする技術だ。
廃棄物のリサイクルと埋め立てるものの量を減らすためには、重さや素材によって選別を行うことが必要不可欠だ。しかし徹底して選別を行っても、リサイクルに適さない「選別残渣」が残ってしまうことが大きな問題となっていた。そこで解決法として「造粒固化技術」を東北大学大学院工学研究科との共同研究によって開発。選別後に残るリサイクルが困難な細かな砂状の廃棄物を、他素材と混ぜ合わせることによって再資源化。道路の路盤材として利用可能なほか、単体でも盛土在や埋戻し材、防草材としても活用できる素材にする。