和歌山県和歌山市で主に絵馬を作る木工所を営むWOOD me(大谷木工)は、7月19日から21日の3日間、東京ビッグサイトで開催された、第19回 ライフスタイル Week [夏]内の「第3回 国際 サステナブル グッズ EXPO[夏]」に出展した。
今回、わかやま産業振興財団によるパビリオンを活用し、「紀州ひのきコースター」を紹介した。伝統を受け継ぐ職人が、紀州ヒノキの1枚板から作り上げるコースターで、本物の木の手触りと、豊かなヒノキ特有の香りが特徴となっている。
材料の板は自然の木をそのまま切り出した、加工をしない「無垢材」を使用。さらに職人が指の感覚を頼りに研いだかんなで、表面を削る。塗装を施さなくてもつやのある鏡面状に仕上がるという。
出展に立ち会った同社代表の大谷氏は「ひのきを含む木材には強度や状態により等級がありますが、当社では用途によって使い分け、無駄なく活用しています。コースターは二等を使っていますが、さらに小さな端材も雑貨などに加工しています」と話す。実際にブースでは小さな端材で作られたチャームを配布。香りが良く自然を感じられるアイテムに、多くの来場者が足を止めていた。