東京都の小池知事は9月1日の会見で、築地市場の跡地再開発について、複数のグループから提案を受けたと語った。
8月31日に事業者の公募が締め切られたが、今後は外部有識者による審査委員会の審査を経て、令和6年3月頃に事業予定者が決定される予定。
応募者数、事業予定者およびその提案概要等は、審査終了後に公表される。
知事は会見後の質問で、築地市場の跡地が都内有数の第一等地であることを認め、「まちづくりですけれども、隣が、素晴らしい緑あふれる都立公園があり、そしてまた食のですね、まさに培ってきた築地の市場がですね、今も親しまれていると。そして築地は、伝統を持つ食文化、そして今申し上げた浜離宮(恩賜庭園)、そして隅田川。その地にまつわる様々な魅力を生かしていくことが望まれます。水辺の東京を象徴する景観の創出をしたり、また新しい文化を創造、また発信をするという拠点として訪れる方をですね、惹きつけてやまない東京の魅力を、大いに高めるまちづくりを期待をいたしております」と今後の開発の方針を語った。