【詳細】横浜に大型テーマパークが誕生 31年ごろ

横浜市は9月14日、公募していた旧上瀬谷通信施設地区「観光・賑わい地区」の事業予定者を公表し、事業概要と名称「KAMISEYA PARK(仮称)」を発表した。

開業時期は2031年ごろを予定しており、新駅も開業予定だ。首都圏に新たにテーマパークを核とした複合的な商業施設が誕生することになる。

開業時の総来街者数は、年間で約 1,200万人を見込み、段階的に年間 1,500万人超を目指す。

 

事業予定者:三菱地所株式会社

事業予定地:神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷町 旧上瀬谷通信施設地区

事業コンセプト:
KAMISEYA PARK(仮称)
~世界に誇るジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用したワールドクラスの次世代型テーマパーク~

施設概要:

敷地面積 約 706,500 ㎡
【内訳】
テーマパークゾーン 514,000 ㎡
駅前ゾーン 70,000 ㎡
公園隣接ゾーン 65,500 ㎡
環4西ゾーン 57,000 ㎡

駐車場台数 4,500 台程度
駐輪台数 450 台程度

 

①テーマパークゾーン
ジャパンコンテンツと最先端のジャパンテクノロジーを活用した次世代型テーマパークを観光・賑わい地区の中心に導入し、ワールドクラスのテーマパークに相応しい規模(敷地面積約 51ha)で計画。
ジャパンコンテンツとのリアルな場でのタッチポイントとなるテーマパークが、いつ来ても新しい感動・興奮体験を来場者に提供し、恒常的なにぎわいを創出する。

テーマパークゾーンは、「最先端のエンターテイメントが集まるエリア」、「子供から大人まで楽しめるエリア」、「スリルあふれるエリア」など、特徴のある複数のエリアにゾーニングし、世代を問わず多くの人々が世界観に没入できる空間を創る。

また、テーマパークのエンターテイメント体験を高めるために、最先端のジャパンテクノロジーを活用。
あわせて、DX 技術を活用することで、リアルのテーマパーク体験とバーチャル空間での体験を融合し、更なる体験価値の向上を目指すとともに、テーマパーク来場前や来場後もバーチャル空間を活用した体験機会を創出する。

 

 

 

 

②駅前ゾーン

テーマパークのグッズショップやコンビニ、ドラックストアなど、テーマパーク来場者の利便性向上に寄与するテナントを誘致するとともに、カフェ、レストラン等、市民や地域の方々が、日常的に利用できるバラエティ豊かな店舗を集積させた商業施設を設けることにより、更なる賑わいづくりを行う。

③公園隣接ゾーン

都市公園との結節点であることや、GREEN×EXPO 2027 会場跡地であることに鑑み、「農と食」や「Well-being」など、自然・人・社会が調和する新しいライフスタイルを提案する、自然をコンセプトとした商業施設を導入する。

④ 環 4 西ゾーン
空港や主要ターミナル駅等からのバス路線を受け止めるバスターミナル等を整備し、広域からのアクセスを強化。
将来開発用地を確保し、テーマパーク開業時は地域の賑わい創出に資する暫定利用を検討する。

 

テーマパーク来場者以外も楽しめるまちとして一体的な賑わいを創出するため、観光・賑わい地区と公園・防災地区の間で異なる性質を持つオープンスペース(無料ゾーン)を整備し、「誰もが歩いて楽しめる居心地のよい歩行者空間の創出を目指す。

歩行者にとって安全で快適な空間づくりの実現に向け、交通拠点(新駅や駐車場等)と各ゾーンを歩車分離された歩行者動線でつなぎ、ウォーカブルな空間の創出を目指す。