2023年9月21日、千葉・幕張メッセでコンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する「東京ゲームショウ(TGS)2023」が開幕した。共催は日経BPと電通。
コロナ禍の制限がなくなり4年ぶりに幕張メッセ全館を使用する今回、44カ国・地域から787社・団体が出展する。国内出展者は381社・団体(オンライン出展は11社・団体)、海外出展者は406社・団体(オンライン出展は30社・団体)となり、過去最多の出展者数となる。出展小間数は2682小間で、出展タイトル数は2291タイトル。
今回、長らく中止となっていた家族向けの「ファミリーゲームパーク」が復活。12社・団体が出展する。また、近年注目されているゲーミング家具や、ゲーム配信用機器・機材などが出展する「ゲーミングライフスタイルコーナー」にはニトリなど13社が出展。ゲーム産業の枠にとらわれない展示内容となっている。
また、2021年より開催しているTGS VRを今年も同時開催する。昨年はリアル展と同会期だったが、今回は1週間延長し10月1日まで開催。新たにスマホにも対応した。
CESAの辻本春弘会長(カプコン代表取締役社長)は開会式で「4年ぶりに幕張メッセ全館を使用し、過去最大規模での開催となった。2020年には(コロナ禍で)オンライン開催となったこともあったが、出展企業の協力のもと、中止せずに継続開催してきた結果だ」と語った。
また、「デジタルコンテンツは成長産業であり、ゲームはその中核だ」として、世界から注目を集める日本のゲーム産業成長のため、クリエイターの努力やゲームの情報を世界に発信していきたいとした。
TGS 2023は9月24日までの開催。21日と22日はビジネスデーで、23日と24日が一般公開日となる。会期4日間で約20万人の来場が見込まれる。