「サイン&ディスプレイショウ(SDショウ)2023」がはじまった。会期は10月12日から14日の3日間。東京ビッグサイトで開催される。64回目を迎える今回は開催テーマに「未来へつながるサイン、ディスプレイ」を掲げる。
オープニングセレモニーでは主催の東京屋外広告美術協同組合の松本幹久理事長があいさつし「SDショウはサインやディスプレイの施工製作に必要な資材、素材、照明、加工器具、工作車両など、あらゆる屋外広告業関連商品を一同に集めた業界関係者必見の展示会」と述べ、会期中会場内で行われる広告美術コンクールワークショップ特設会場で、最終日の14日にものづくり企画「オリジナルうちわの作成」や「江戸ガラスサインの特別販売」など企画についてもアピールした。
セレモニーに参列した同組合の顧問を務める朝日健太郎議員は「駅のコンコースにはデジタルサイネージがさまざまな情報発信をしている。見方を変えれば我が国の災害発生時に緊急情報の案内としての利用も期待ができる。そうした観点からもSDショウを広告のさまざまな可能性を探る展示会にしていきたい」と語ったほか、東京都産業労働局商工部経営支援課の奥村雅弘氏は「環境への配慮や街の活気の創出など時代の潮流を捉えた技術力やアイデアにあふれた商品が数多く出展されると聞いた。屋外広告物は単なるメディアにとどまらず成熟した都市空間を演出し東京の魅力を世界に発信するという重要な役割を担っている。サイン・ディスプレイの役割は今後ますます大きくなっていくもの」と期待を示した。