コングレ直営の科学教育施設「イマジナス」が開業

セレモニーで行われた科学ショーの様子

東京都杉並区にコングレが直営する科学館「IMAGINUS(イマジナス)」がオープンした。

”未来をつくる杉並サイエンスラボ”や”次世代科学教育施設”を謳う「イマジナス」は旧杉並第四小学校跡地を利用した施設で、外観は校舎のまま、館内では日本初上陸となる世界中で人気のサイエンスショー「Nutty Scientists(ナッティサイエンティスト)」を楽しめるほか、本格的な科学実験、気軽に参加できる工作などを体験できる。

岸本聡子杉並区長

10月7日に行われたオープニングイベントは区内のファミリー層を招いて行われ、子どもたちのほか、岸本聡子杉並区長やコングレの武内紀子社長がナッティサイエンティストのショーに参加。 岸本区長は施設について「一日楽しめる施設だと思う。イマジナスというネーミングはイマジネーションとかいろいろな意味があると思うが、杉並(SUGINAMI)も入っている。そういうふうに考えてもらったことが嬉しい」と話し、さらに施設のメインコンテンツである科学について「難しいイメージがあるが、私たちにとって科学は本当に大切なもの」と語り、武内社長も「科学離れとか言われることもあるが、この施設は、科学って面白いんだ、楽しいんだということを伝えたい。そのために様々なプログラムが組んである」と続けた。

武内紀子社長

武内社長は大人も楽しめる施設であるとして「小学校という舞台も懐かしさがあると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい。ラボやカフェ、そしてサイエンスショーもいろんな意味で大人も楽しく過ごせるコンテンツがたくさんある」と自信を見せた。

施設内には展示会やスポーツなどに活用できる集会施設を設け、貸し出すほか、撮影、配信に活用できる映像スタジオも備える。MICEでの利用の可能性について武内社長は、「施設内に集会所やシアターがあるので、ユニークベニューとして利用もできるほか、体験型のツアーをやることもできる。エンゲージメントやモチベーションづくりを目的とした企業イベント、チームビルディングをやるときにも使える面白い施設だと感じている。いろんな形でMICEのプログラムの企画ができたらと期待しているので、アイディアも募集したい」と語った。

館内には企画展エリアもあり、現在は2024年3月7日までものづくり企業TASKOによる「ものづくりの仕事展 TASKOの机から」が開催されている。

イマジナスの入館料は無料で、実験やショーの観覧など体験コンテンツによって料金は異なる。年間来館者数は30万人を目標に掲げる。