「東京ゲームショウ2024」幕張メッセ全館が展示エリアに 海外プロモーションも強化

辻本春弘氏

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2月29日、9月26日から29日までの4日間にわたって千葉・幕張メッセ全館で開催する「東京ゲームショウ(TGS)2024」の開催概要を発表し、出展者募集を開始した。今回のテーマは “ゲームで世界に先駆けろ” 。

前回は4年ぶりに幕張メッセ全館を使用し24万3238人が来場。出展社数、出展小間数、出展タイトル数は過去最高となった。これを受け、今回は国際会議場やイベントホールを含めた全エリアを展示スペースにする。昨年まで会場に設置していた配信スタジオは設置しない。40小間以上の巨大ブースを分散したり、メインステージを1ホールに移したりすることで混雑の解消をはかる。

 

 

 

 

26日と27日のビジネスデイにはAIテクノロジーパビリオンをビジネスソリューションコーナーに新設。ビジネスミーティングエリアは前回、過去最大規模の48社68小間規模であったことから拡大し、さらなる商談ニーズに対応する。

前回から始めたSNSなどに強い影響力を持つインフルエンサーの誘致は継続し、動画編集などを行えるクリエイターラウンジを今回も設置。新たに出展者とインフルエンサーが相談できる仕組みも考案中。海外15カ国から公式インフルエンサーも招へいする。

前回同様オンライン展示を活用したハイブリッド開催となるが、特設のバーチャル空間で開催されていた「TGSVR」は名称を「TOKYO GAME SHOW  Digital World」に変更。会期はリアルより長い9月20日から10月6日までとなる。

会期4日間で25万人の来場を見込むが、今回から海外での来場プロモーションを本格化。海外の旅行代理店と連携し来場を促進する。

CESAの会長でイベント委員長の辻本春弘氏は「TGSは日本・アジアでの重要イベントとして、世界での認知が広まっている」と語り、さらに情報発信力を強化していく姿勢を見せる。