内閣府総合科学技術・イノベーション会議のもとに創設された国家プロジェクトであるSIP第3期「海洋安全保障プラットフォームの構築」は、1月31日から2月2日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「Offshore Tech Japan 海洋産業技術展 2024」(主催:JTBコミュニケーションデザイン)に出展し、現在進行中の研究開発について紹介した。
レアアース生産技術をはじめ、海洋環境影響評価システムや海洋ロボティクス調査技術の開発、さらに海洋玄武岩CCS基礎調査研究を目的としたプロジェクトで、本展示会では日本最東端の島である南鳥島周辺の水深5,600m海域で、海底地形データと地層上部の構造データの取得に成功した自律型無人潜水機(AUV)「しんりゅう6000」を展示した。
出展担当者は、「しんりゅう6000はいわゆる水中ドローン。展示した複数の事業はいずれも研究開発途中のもので、プロジェクトの現況を知ってもらうために出展した。イベントをきっかけに新たなパートナーが見つかれば幸い」と話した。