自動車整備工場向けのソフトウェア開発や販売を手掛けるディーアイシージャパンは、2月28日から3月1日に開催された「SMART ENERGY WEEK[春]」(主催:RX Japan)に出展し、「グリーン電力証書」の発行サービスのPRを行った。
同社では事業「GreenBiz」として、環境保全や脱炭素活動、SDGsへの貢献を周知したい事業者にグリーン電力証書の購入やグリーン電力発電システムの提案を行っている。
グリーン電力証書とは、グリーン電力の「CO₂を排出しない」という特別な価値を、見える形にしたもの。
主なターゲットは自動車整備工場や車両販売店だが、自動車業界以外の飲食店やイベント分野での活用も視野に入れ周知を図っていく。すでに大規模マラソン大会や企業イベントでは、グリーン電力証書を購入している主催者もいるという。なお、「SMART ENERGY WEEK[春]」でもグリーン電力証書を使い、会場で使用するエネルギーが環境に優しい電力であることを明示した。
ディーアイシージャパン・執行役員の松縄眞氏は、排ガス、廃油、廃車と自動車業界そのものが環境に悪いイメージがあることに触れ、加えて自動車整備業そのものが他業種と比べて環境への取組みが遅れている点を指摘する。「業界全体の環境に対する活動を推し進めていくためにも開始したサービス。自動車業が環境を汚染してしまうイメージを払拭するためにも、地域で環境に対して取り組み続ける必要がある」と話し、「第一歩目としてまずは自社がグリーン電力証書を使って環境保全に貢献にしつつ、環境を意識したビジネスの流れを確立していきたい」と展望を述べた。