ヒビノは、同社が提供するLEDディスプレイ・システム「Immersive LED System」が、YOASOBIの全国ツアー「YOASOBI ZEPP TOUR 2024“POP OUT”」で導入されたことを発表。観客に新しいライブ体験を提供した。
この技術は、アメリカLiminal Space社の三次元LED技術「Ghost Tile」を搭載したもので、専用の3Dメガネを通じて立体感と奥行きのある映像を表現する。従来の3D体験を超え、演者とデジタル演出が一体となった新しい形のエンターテインメントを創出している。
今回のツアーコンセプト「POP OUT(=飛び出す)」には、元々インターネット上で楽曲を公開していたYOASOBIが、そのデジタルの枠を超えてリアルなライブ体験へと飛び出し、ファンとの距離をさらに縮めたいという思いが込められている。これを実現するべく、Immersive LED Systemは、観客がYOASOBIの音楽世界に飛び込むような新しい形の没入型エンターテインメント体験を目指した。
ステージ空間では、幅14.4m、高さ4.8mの3.75mmピッチImmersive LED Systemを観客エリアの視野に合わせて緩やかなラウンド形状で設置。3Dメガネは、大人用(通常タイプ)、子ども用、常用メガネに装着可能なクリップ式の3種類を提供した。
さらに、ヒビノは4月1日からImmersive LED Systemの本格運用を開始することを発表。コンサートから企業イベント、さらにはテーマパークのアトラクションまで、幅広い用途に対応する。