ELEMUSは、3月13日から15日に愛知スカイエキスポで開催されたSMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(主催:GL events Venues)内の愛知県ゾーンに出展した。
提案したのは木粉と漆の木から採取できる樹液を原料とした新素材「サスティーモ®」だ。東京都立産業技術研究センターが主体となって開発した特許技術で、100%植物資源が原材料となっている。触り心地は滑らかで、木に近い温かみがある点が特徴。丈夫なABS樹脂とほぼ同じ程度の強度を持ち、抗菌性と耐熱性にも優れるほか、製造過程で発生する二酸化炭素排出量がプラスチックと比較すると約80%少ない。
同社では社内で原材料のウルシノキ種を発芽させ、栽培や樹液の採取、伐採、再び植樹するといったサイクルを回し、大気中の二酸化炭素の削減にも取り組んでいる。ブースでは海外からの来場者に向け、サスティーモ®で作られた和柄のぐい呑みも併せて紹介した。