液体ディスペンサの総合メーカーであるナカリキッドコントロールは、2024年5月22日から24日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」(主催:自動車技術会)に1液型ディスペンサ「ジェットディスペンサSTARs JET」を出展した。
圧電素子を使用した同社独自方式のジェットディスペンサで、 高い吐出能力(高粘度吐出・微少量吐出)を実現した。圧電素子のエネルギーを効率的に伝える構造により、高い吐出能力(高粘度吐出・微少量吐出)となっている。
液体の加圧部をPEEKなどではなくジルコニアで製作することにより、嫌気性接着剤においても高い吐出能力を有する。また、吐出部をコンパクト構造にして液体をチューブ供給することで、吐出方向を容易に上下左右に変更可能な仕様にした。
材料供給方法はシリンジ加圧で、最少吐出量は0.3nl。最大使用可能粘度 2,000,000mPa・sで最大吐出周波数は30Hz。吐出部最大加熱温度は60℃となっている。適用材料液は嫌気性接着剤、エポキシ接着剤、導電性ペースト、UV接着剤など。