【フォトレポート】千葉県船橋市に2024年7月オープン「LaLa arena TOKYO-BAY」お披露目 新たな賑わい創出を目指す

三井不動産とMIXIは2024年4月17日に竣工し、7月にオープンする大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」のプレス説明会・内覧会を5月29日に開催した。

LaLa arena TOKYO-BAY 外観

千葉・船橋市浜町にある「三井ショッピングパーク ららぽーと TOKYO-BAY」付近に誕生する同アリーナは、TOKYO-BAYアリーナマネジメント(三井不動産とMIXIの共同出資会社)が運営する敷地面積約2万㎡、収容人数約1万1000人の施設。プロバスケットボールBリーグ1部所属の千葉ジェッツの本拠地で、JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅から徒歩6分とアクセス性に優れていることから、多くの賑わいを創出することが期待される。

1階は可動席となっており、センターステージとエンドステージの切替が可能。バスケの試合のほかスポーツイベントや音楽コンサート、展示会などさまざまな用途に対応する。7月6日と7日にはこけら落としとしてMr.Childrenの公演が行われるほか、来年4月までに10件以上の大型コンサートも予定。MIXIが得意とするゲーム関連イベントや、トップスケーターによる「THE ICE(ザ・アイス)」など注目度の高いイベントも続々開催される。

アリーナ
観客席から見たアリーナ

施設の特徴として①イベント演者や選手と籍の距離が近く感じられる「すり鉢型のボウルデザイン」の採用、②2階北南に4カ所設置されたフード&ビバレッジではイベントとのコラボメニューを実施、③VIPルーム(11部屋)やVIPラウンジ(1カ所)、VIPボックス(8部屋)など観戦・鑑賞だけでなく会食なども可能な幅広いVIPエリア、④イベント当日の物販やバスケ練習場として使える720㎡のサブアリーナ、⑤常設のセンタービジョンとリボンビジョンに加え、仮設吊物用は75tまで対応可能で幅広い演出を可能に、⑥アリーナ面に直接大型トラックを乗り入れ可能な設計、などが挙げられる。

南北にあるフード&ビバレッジでは様々なイベントとのコラボメニューを予定
広々としたVIP LOUNGE(北側)
上質な設えのVIP ROOM(北側)
メディアへの説明会はこのサブアリーナ内で行われた

また、環境配慮型のアリーナとして施設の設計一次エネルギー消費量を30%削減。BELSに基づく評価で「ZEB Oriented」認証も取得している。

三井不動産で常務執行役員 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部長を務める若林瑞穂氏は「LaLa arena TOKYO-BAYはスポーツ・エンターテインメントを活かした街づくりの中核を担う事業だ。世の中のデジタル化が進めば進むほど、人はデジタルでは得られない感動体験や、五感で感じるリアル体験により高い価値を見出す」と語り、同社が2021年に行った東京ドームの株式公開買付け(TOB)以降蓄積してきたノウハウを活用していく構えを見せる。

MIXIの木村弘毅社長はグループ会社が運営する千葉ジェッツが常にトップレベルの成績を維持していることに言及するとともに、「この専用ホームアリーナを通じてソフトとハードの融合による新しい体験を創出し、より豊かなコミュニケーションを創造することを目指す。具体的にはARなどの最新技術を活用した新たな観戦体験や、アリーナ全体を使ったインタラクティブな演出など、これまでにはないエンターテインメント体験を提供する」と話す。

固い握手を交わす若林瑞穂氏(左)と木村弘毅氏(右)

同日行われた一般向けのお披露目イベントではは三井不動産の植田俊社長やMIXIの木村弘毅社長に加え、松戸徹・船橋市長や三屋裕子・日本バスケットボール協会 会長、島田慎二・ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ チェアマン、田村征也・千葉ジェッツ船橋 代表取締役社長も登壇しテープカットセレモニーを行った。また、千葉ジェッツの富樫勇樹選手、プロフィギュアスケーターの宇野昌磨さん、千葉県船橋市在住の梨の妖精ふなっしーによるトークショーや、千葉ジェッツによるフリースロー対決なども行われ観客を楽しませた。

テープカットセレモニー
トークショー
千葉ジェッツによるフリースロー対決