8月1日、東京ビッグサイト西展示棟で楽天グループが主催する最大級の体験イベント「Rakuten Optimism 2024」が幕を開けた。
このイベントはより明るい未来に向けて多くの発見のきっかけとなる場を提供することを目的としており、2019年にパシフィコ横浜でスタートし、今年で5回目を迎える。2023年には10万人を超える来場者を記録した。
2024年に注目ポイントは「AI」だ。ビジネスカンファレンスのオープニングキーノートに登壇した同社の三木谷浩史会長 兼 社長は「AIは有史以来の革命だ」として、今までにないインテリジェンスの出現と位置付ける。そして、AIによる社会変革に対し、楽天グループでは3つのステップで「AIの民主化」を図るとした。
そのステップとは、①楽天グループが保有するデータ資産を活用した「AI技術基盤の拡大」、②「グループ社内でのAI徹底活用」によりマーケティング、オペレーション、クライアント効率をそれぞれ20%引き上げる、③「Rakuten AI」を社外へオープン化する。また、顧客体験を向上させる「ユニバーサルコンシェルジュ機能」を展開する、といった3つだ。
イベントではビジネスカンファレンスのほか、楽天グループが展開するサービスを体験コンテンツとして楽しめたり、さまざまな特典を入手できる「フューチャーフェスティバル」も実施した。AIがもたらす未来を視覚的に再現したエリアや、楽天グループが提供するポイントやグッズが当たる巨大ガチャ、ご当地のグルメが楽しめる屋台などが展開され、会場内では家族連れで夏休みを満喫する姿も多く見られた。
「Rakuten Optimism 2024」は8月4日までの開催(ビジネスカンファレンスは2日まで)。