南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の呼びかけが15日午後5時で終了した。
今回の呼びかけを受け、第49回焼津海上花火大会は来場者の安全を考慮し開催を延期、2024南紀白浜花火フェスタや小林市すき納涼花火大会は開催を中止するなど、イベントや経済への影響も大きかった。
松村防災担当大臣は15日の会見で
「交通関係の皆様方にも柔軟に対応して頂いたと思ておりますし、これをひとつひとつ検証する必要があると考えておりますし、私どもも初めての発表でありましたので国民の皆様にお伝えする情報の精査、また自治体については津波の到達する時間に誤差がございますので対応をそれぞれ行って頂いたと考えております。
そういったものを1つ1つ検証し、現在行っている内閣のワーキンググループでもこのことを議論し、しっかりとした対応をとっていく必要があると考えています」
と述べ、宿泊などのキャンセルが相次ぎ発生した経済的な被害や補償については
「それぞれの地域によって対応が異なったと考えています。
宿泊ですと和歌山、三重、徳島、高知、愛媛、宮崎はキャンセルが例年よりも多かったと伺っておりますが、その分またキャンセルが出た分再申し込みもあったというような報告も受けており、どのような影響があったか検証していきます。
またイベント等についても自粛をなさったりいろんな対応をなさっておれますが、開催されたものについては避難場所であるとか十分な検討の上に対応なさってる自治体もございました。そういったものを1つ1つ丁寧に検証した上で今後の対応が必要かと考えています。
なお、検証ができていませんので補償についてはコメントをする立場にございません」と述べた。
また「日ごろから経済団体との連携も必要不可欠だと改めて感じたところであります」と述べ、今回の各団体の対応や受けた影響を内閣のワーキンググループなどで検証し、今後に備える方針をみせた。
<南海トラフ地震臨時に関連する外部ページ>
■内閣府 防災情報のページ ←ワーキンググループについてはこちら
南海トラフ地震防災対策
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/index.html
南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/rinji/index.html
■気象庁 南海トラフ地震について
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/nteq/index.html