日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は、「ツーリズム EXPO ジャパン 2024」を9月26日から29日までの4日間、東京ビッグサイトで開催する(一般公開日は28日から)。
世界中の約 80 の国と地域、全国47都道府県から1,200以上の出展者が一堂に会する。各ブースでは、地域の特徴や特産を活かしたパフォーマンスやグルメ、ワークショップなどの体験を通して、旅の魅力を訴求する。
クルーズ、アカデミー、スポーツツーリズム、アドベンチャーツーリズムの特別コーナーや、星空ツーリズム、ドライブツーリズムの特集エリアも設置予定だ。
韓国観光公社のブースでは、「韓国への一歩」をテーマに韓国の地方自治体や航空会社、旅行業界、観光スタートアップ企業などの関係機関が集結。テーマパークのようなブースには、夜の小路をイメージしたネオン装飾や、韓国観光広報大使であるNewJeans の等身大パネルを設置したフォトゾーン、韓服体験やメイクアップ体験ができる K-Beauty ゾーン、ガラポンに参加できるデジタルスタンプラリーを展開する。
タイ国政府観光庁は、人気の「ロイヤル・ブラッサム」号をイメージしたブースで旅気分を盛り上げる。ロイヤル・ブラッサム号は、かつて日本産の鉄道車両をタイ国鉄が改造・整備し、豪華な観光用の列車として活用しているもののうちのひとつ。
航空会社や観光施設と共に最新のタイ観光情報を発信するとともに、ステージにおけるタイ伝統舞踊やタイ観光大使「佐藤三兄弟」によるトークショー、ラッキーアイテム
の製作体験などを行う。
マレーシア政府観光局は大学や語学学校で学びながら、観光や現地の文化を楽しむ滞在プラン「edu+(エジュプラス)」のローンチングを26日11時に発表予定。「edu+」は日本を皮切りにプロモーションをスタートする。近年マレーシアは短期留学、長期留学、教育旅行の訪問先として人気が高まっている。
一般日には、エアアジア(航空会社)のキャビンクルーの有志によるパフォーマンス集団「ファンチーム」によるダンスパフォーマンスや、日本でも今年 1 月に映画が公開されたマレーシアの大人気アニメ「メカアマト」との写真セッションも実施する。
国内では北海道観光機構が、大型ビジョンが映し出す動画コンテンツと“鮭箱”で、アップデートされた北海道を紹介する。ブースではワインや日本酒の試飲コーナーやVRといった体験で地域をPR。また今回のブースでは、環境負荷を低減するため、設営で使用する大型ビジョンとトラス(骨組)、鮭箱は全てリユースし、廃棄物をほとんど出さない設計にしている。サステナブルなブースのモデルとして、持続可能なイベント出展の在り方を来場者・出展者へ発信する。
第 8 回ジャパン・ツーリズム・アワードの国土交通大臣賞を受賞した愛知県は、愛知の忍者「徳川家康と服部半蔵忍者隊®」、岡崎観光PR隊グレート家康公「葵」武将隊、愛知県内各地域のご当地キャラクターなどによるステージイベントやグリーティングでブースを盛り上げる。
奄美群島観光物産協会は、奄美群島の各島から「島コーディネーター」が参加し来場者に魅力を伝える。喜界島出身の田向美晴さんによるシマ唄と喜界島の奇祭「ソーメンガブー」の体験や、海洋漂着物でのキーホルダー作りなど、奄美群島の文化や自然保護への知識を深めることができる5つのワークショップを展開する。