インフォーマ マーケッツ ジャパンと横浜市が連携 海洋分野のMICE開催も検討

インフォーマ マーケッツ ジャパン(東京・千代田区)は、10月10日、横浜市と連携協定を締結した。「海洋都市横浜」の実現を目指し、産業振興や人材育成などの活動を通じて相互連携を強化し、地域の活性化や産業界の課題解決に向けた取り組みを推進する。

SeaJapan2024のようす

連携の分野は海洋産業の振興および専門人材の育成、海に関する市民への普及啓発、海洋分野の国際会議および展示会の開催、海洋分野における市内中小企業支援など。

”海洋産業の振興および専門人材の育成”では海洋分野の関係団体や企業とのネットワーク構築を進めるとともに、最新情報を発信する機会を検討し、学生が国内外の企業と直接対話する場、先進技術を体験する場を提供し、専門人材の育成に取り組む。”市民への普及啓発活動”では市民が海洋に関する最新の取り組みや研究成果について学び、体験できる機会を提供するほか、”市内中小企業支援”では中小企業の振興を総合的に推進し、市内経済の発展および市民生活の向上に資する取り組みを検討する。
”海洋分野の国際会議および展示会の開催”については企業、研究機関、大学など様々な関係者が集まる国際会議や大規模海事展の開催に向け、検討を進める。

SeaJapan2024のようす

インフォーマ マーケッツ ジャパンが開催する国際海事展「Sea Japan」は現在東京ビッグサイトで開催され、今年は海外241社を含む620社が出展し、29,983人が来場した。1994年の初開催ではパシフィコ横浜で開催された実績がある。

同社のクリストファーイブ社長は連携について「『Sea Japan』30周年の節目に、本展示会を初開催した横浜市とこのような形で再び連携できることを光栄に思っております。私共もこの30年間で大きく 成長することができ、展示会を通じて様々な産業界の振興や人材育成、地域連携などを推進してきました。今後、横浜市や業界関係者の皆様と共に、海洋産業の発展に寄与したいと考えております」とメッセージを寄せている。

なお12月13日にはインフォーママーケッツジャパンが加盟する海洋都市横浜うみ協議会と横浜市、海と産業革新コンベンション実行委員会による海と産業革新コンベンション「うみコン」を横浜市役所アトリウムで実施する。