「CEATEC 2024」808社・団体が出展し10月15日開幕

左:町田氏(自工会 モビリティショー実行委員会 ショー広報部 部会長)、右:鹿野氏(CEATECエグゼクティブプロデューサー)

電子情報技術産業協会(JEITA)は10月15日から18日まで幕張メッセで開催するデジタルイノベーションの展示会「CEATEC 2024」の開催直前情報を発表した。

25回目となる今回、AIに焦点を当てた特別企画と5つの展示エリアを展開し、昨年の684社・団体を大きく上回る808社・団体が出展する。うち新規出展者数は340社・団体で全体の42%。スタートアップと大学研究機関出展者数も188社・団体と前回の153社・団体を上回った。海外からは25カ国・地域から158社・団体が出展する。(関連記事

今回は日本自動車工業会(自工会)が主催するモビリティ産業のB to B展示会「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」と初の併催。モビリティ産業におけるネットワーキング強化を目的とした展示会で、従来のB to Cのショー形式と交互に毎年開催する。今回は200社・団体以上が出展。

CEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は「CEATECはあらゆる産業や業種を対象としている。スタートアップゾーンには大手企業の新規事業も出展するため、大手企業と中小企業が出会うことによる新たなビジネスや技術の誕生にも期待している」と語り、10万人の来場を目標に掲げる。

あわせてCEATEC 2024の出展から優れた製品・サービスを表彰する「CEATEC AWARD」も発表された。総務大臣賞を受賞したViXionの「ViXion01S」は目のピント調整機能を代替・拡張するアイウェアで、近視人口の増大を踏まえたこれからの社会に必要なテクノロジーであることが評価された。経済大臣賞を受賞したシャープの「屋外対応 A0サイズ ePoster」は消費電力0Wで表示保持可能な電子ペーパーディスプレイ。災害時などにおける活用用途の広さや耐用性が評価された。デジタル大臣賞を受賞したCalTaの「デジタルツインソフトウェア TRANCITY」は動画をウェブブラウザ上にアップロードするだけで誰でも簡単に3Dデータを作成できるもの。インフラの維持管理や建設業、製造業などでの活用が見込まれる点が評価された。

ViXion01S
屋外対応 A0サイズ ePoster

そのほか25周年特別賞や、イノベーション部門賞も発表された。授賞式は会期初日の夕方から都内のホテルで開催されるレセプション内で行われる。