素材・技術力に焦点あてた新ビジネス創出の特別企画など、新たな展開へ~IFFT

 

(社)日本家具産業振興会とメサゴ・メッセフランクフルト(株)は、10月17日から19日までの3日間、東京ビッグサイト東5・6ホールで開催する 「IFFT/インテリア ライフ スタイル リビング」の概要を発表した。9月18日現在で、12か国から305社が出展する。

5回目となる今回は、姉妹見本市「インテリア ライフスタイル(6月開催)」と同様に4人のCreative Direction※により大きくリニューアルし、見本市のコンセプトから特別企画、会場構成までが見直され、製品カテゴリーと一部テイストごとにゾーニングし再構築された内容で展開する。

特に5つの特別企画は、モノ、デザイン、住まいから店舗までの空間構成に関わる業界関係者のニーズに応えるべく設けたもの。

「Creative Resource 素材と造作のちから」は、インテリアマテリアル・造作家具に焦点を当てた、新ビジネス創出を推進する特別企画。コンセプトディレクターを務めた建築家の芦沢啓治氏は、「完成品よりも素材や技術にフォーカスした一風変わった展示になると思う」と話し、今回はアクリル、アンティーク素材、錫財装材、装飾品シート、組子などの出品があると説明した。また、「友達の家に行くと本棚の中身が気になるように、われわれ建築家は、ほかの建築家の造作のバックヤードにどんな素材があるのか気になるモノ」と、6人の建築家にいま気になっているリソースをもってきてもらい説明してもらうコーナーも同時に展示する企画も発表した。リノベーションなど消費者が理想の空間や暮らしを編集する“編集型ライフスタイル”のニーズに対応する。

特別企画ではそのほか、日本のものづくりとデザインの融合に注目する「JAPAN STYLE」、世界が注目するテキスタイルトレンドの貴重なプレビュー「Heimtextil TRENDS 2013/ 2014Preview」、テキスタイルと貴重なヴィンテージ家具による空間演出「Fablication Cafe」、リノベーション・トレンド・ビジネスの3つの切り口で展開する「Lifestyle Salon2012」など、多彩な内容が用意される。

会場構成の新ゾーニングには、NORDIC LIFESTYLEが初登場し、北欧アイテム・製品が並ぶほか、6月のインテリア ライフスタイルでも人気を集めた注目ゾーンPREMIUM ZONE -MOVEMENTがIFFTでも展開され、最新のデザインプロダクトの動向を紹介する。

来場者は、2万2000人を見込んでいる。

その他、詳細については事務局(TEL:03-3262-8443)まで問い合わせること。

 

※クリエイティブディレクター青木昭夫氏、ライフスタイルプロデューサー小柴大樹氏、デザイナー南村弾氏、ジャーナリスト本間美紀氏