「展示会統計に係る認証制度」はじまる


3団体で構成する日本展示会認証協議会は9月末、「展示会統計に係る認証制度」によって認証された2つの展示会に対して認証登録証を手交したが、これにより、国内における展示会の認証制度がいよいよ本格的に幕を開けたことになる。

この認証制度の目的は、信頼性と透明性の高い展示会統計を整備するため、展示会統計にかかわる定義や統計データの指標を統一することで、展示会統計の標準化を目指すというもの。これまで経済産業省が中心となり、今年4月から制度を導入し、第一号の認証に向けて関係者の調整が続いていた。

制度の運営は日本展示会認証協議会が担うが、その構成は日本貿易振興機構、大規模展示場連絡会、日本展示会協会(日展協)の3者で、事務局は日展協が担当する。

今回、認証された展示会はリード エグジビション ジャパンが主催する展示会「ファインテックジャパン/フィルムテックジャパン/プラスチックジャパン/Photonix」と「BIO Tech2012―第11回国際バイオテクノロジー展/技術会議」の2展。認証協議会は、名称が違う展示会でも、同一会期で同一来場者が同一主催者の展示会を一体的に回遊できる場合は、今回のように1つの展示会として認証されるとしている。

見本市展示会通信」2012年10月15日号にて詳報。