全面キャッシュレスを目指す大阪・関西万博「EXPO2025デジタルウォレット」最新情報が発表

デジタルウォレットを体験するはるな氏(左)と宮田氏(右)

2025年日本国際博覧会協会は2024年12月4日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるEXPO2025デジタルウォレット(以下、デジタルウォレット)のバージョンアップおよび、「デジタルウォレットパーク」について発表した。

デジタルウォレットは初の全面キャッシュレス万博を目指す大阪・関西万博において、決済の中核を担うアプリ。クレジットカードや銀行口座からチャージして使える二次元コード決済型の電子マネー「ミャクペ!」のほか、会期前から大阪・関西万博関連イベントなどでポイントを貯めて景品との交換などが可能な「ミャクポ!」、さまざまなアクティビティで限定NFT(非代替性トークン)が入手できる「ミャクーン!」といった機能が搭載されている。

今回の発表では、デジタルウォレットの利用状況や大阪・関西万博関連イベントへの参加でステータスが上昇する「ミャクミャクリワードプログラム」の上位3ランクであるプラチナ、ダイアモンド、レジェンドがスタートすることが明らかとなった。ランクに応じて配布される抽選券を使うと、記念品やパビリオン特別入場権、大阪・関西万博シグネチャーパビリオンプロデューサーによるガイドツアー、イベント優先席などが抽選で当たる。

また、大阪・関西万博の会場内にデジタルウォレットの利用者だけが使える「デジタルウォレットパーク」を設置することも発表した。ここでしか体験できない特別なアクティビティを用意するという。

発表会では大阪・関西万博でテーマ事業プロデューサーを務める宮田裕章氏(慶應義塾大学 医学部教授)とスペシャルサポーターを務めるタレントのはるな愛氏がデジタルウォレットを体験。はるな氏はデジタルウォレットについて「大阪・関西万博にまだ関心のない人へのリーチとなる」として、機運醸成につながることを期待した。

2025年日本国際博覧会協会では大阪・関西万博を新しいデジタル世界の実証実験場と位置づけ、大阪・関西万博のレガシーとしてキャッシュレス社会の実現を目指す。