【競技人口に影響も?】神戸市が部活動を2026年に終了 地域移行へ

神戸市では、2026年度に部活動を終了し、生徒が地域の人々とともに活動する「神戸の地域クラブ活動」=「KOBE◆KATSU」(コベカツ)を開始する。

中学校部活動は2026年8月末で終了、それまでに、生徒保護者への情報発信や活動団体の募集を行う。

この動きが全国に広がれば、各スポーツの競技人口や、スポーツに関わるビジネス全体にも大きな影響を与える可能性がある。

なお、神戸市は2025年1月16日(木曜)からHPで活動団体を募集する。

<比較表>

校区に関わらず、新種目(これまでの学校部活動にはなかった種目)を含む活動内容、費用、距離など、各家庭で総合的に選択し、参加する形に変化する。

中学校部活動 「KOBE◆KATSU」
運営主体 学校 地域の様々な団体(登録制)
指導者 教員、部活動指導員 多様な人材、教員(兼職兼業)
参加者 当該校の生徒 生徒等(参加範囲を柔軟に設定)
活動場所 学校施設 学校施設、地域の諸施設
費用負担 部費(実費相当) 月会費等
保険 日本スポーツ振興センター災害共済 スポーツ安全保険

 

<「KOBE◆KATSU」(コベカツ)の特徴>
・地域のスポーツ団体をはじめとした幅広い団体が主体となり、中学校の施設を活用し、スポーツや文化活動など、子どもたちに活動の場を提供。
・活動団体は登録制とし、教育委員会が公募し、審査を行った上で登録。
・各クラブの運営に必要な最低限の費用は、原則として各家庭が負担する予定。(会費制)
・主に学校施設を利用することで費用をおさえ、可能な限り低い会費設定となるよう働きかけていく。