「『アジア有数の見本市都市 大阪!』実現のための委員会」が発足

「『アジア有数の見本市都市 大阪!』実現のための委員会」と銘打ち、大阪の展示会産業の再生と発展を実現するのための検討委員会が10月3日、インテックス大阪で開催され、展示会主催者や地元行政関係者、不動産開発事業者らが集まり、意見交換が行なわれた。

会の発起人となったのは、リードエグジビションジャパン代表で、日本展示会協会会長の石積忠夫氏。懇意にしている橋下徹大阪市長が府知事のとき、大阪経済の復活に展示会が重要な役割を果たすとの認識を示したことから、石積氏を招いて県や市の職員らと勉強会を開催するなど検討を重ねてきた。本委員会は、こうした取り組みをさらに発展させて、具体策を練ることを目的に、石積氏が「仮の」発起人となって関係者に呼びかけ、発足したもの。

議事では出席者がそれぞれの立場から「大阪見本市都市構想」への見解を述べたあと、石積氏が独自に作成した計画案が発表された。これには、インテックス西側の北埠頭に計8万4000平米の展示場を新設する案がコスト概算とともに盛り込まれ、建設主体をどこにするかといった選択肢も示された。これを受けて不動産開発事業者が実現性についての見解を述べた。

委員会は出席者らの意見を集約して、来年1月中旬頃の開催を予定している。